天空の土木作業

鉄道模型レイアウトの制作記録

ループセクション1 鉱石積み込み工場

2014-05-24 | レイアウト
各所で開催されてきたホビーショーの写真をあれこれネットで見ていた時、気になる建物がありました。
石炭を貨車に積み込む工場の様だったのですが、ループセクションの空いている個所にこのような建造物があれば楽しいと思い、そのストラクチャーが市販のものか探すことにしました。
日本のメーカーではないのは確かですので、外国製のストラクチャーを多数扱っているお店を何軒か探して見ましたが、見つかりませんでした。

そのうち、カタログみたいなのを見つけ、これが「ウォルサーズ Nスケール」シリーズの「New River Mining Company」という商品であることがわかりました。
あとはネットで販売しているお店を見つけるだけなのですが、既に売り切れているお店ばかりで、再入荷の目途も全く立たないとのこと。
諦めかけていたとき、京急平和島駅近くになる「さかつう鉄道模型店」さんに1つだけ在庫があることがわかり、送ってもらうことができました。
さかつう鉄道模型店さんは、外国製ストラクチャーの販売を熱心に手掛けておられるのだそうです。
また、このキットの建物は、アリゾナ州ニューリバーに実在したものをモデルにしているとのとこです。



建物のキットを買うのはとても久しぶりです。
箱を開けると、ぎっしりとパーツが詰め込まれていてワクワクします。ガラスパーツも付いています。
日本製では、建物のキットといえばグリーンマックスが老舗ですが、最近では印刷されたプラ板が付属しているものの、サッシまで造形されたガラスパーツというのは無いのではないでしょうか。



台所洗剤で念入りに洗って油分を落とし、乾燥させて塗装に移ります。
工場の建物ですので、少々荒っぽい仕上がりにしたいと思い、下地として「ジェイズ」の「スエード調グレー」を吹き付けました。
これで表面がザラザラした感じになり、グッと落ち着きます。

このスエード調スプレーですが、10年以上前には「アサヒペン」から発売されており、列車の屋根やプラットホームを実感的にするために多用された方々も多かったと思います。
しかし、いつしか生産休止となり、代わりに「ストーン調スプレー」が発売されたのですが、これはNゲージ向きではありませんでした。
数年前にジェイズからスエード調スプレーが発売されたのですが、これは製造元はアサヒペンで、モノは一緒です。ただ、お値段が随分上がってしまったように思えますが、需要が少ないのですから致し方ないでしょう。
スエード調スプレーを吹いた後は、グレー系のスプレーを3種類ほど使用し、全体に吹き付け、単色にならないようにしました。屋根は濃いめのグレーにしています。



一通りキットは出来上がったのですが、いざレイアウトに置いてみるとかなり大きいです。トミックスの5階建て「マンション」よりも背が高いくらいです。
この工場には4線分の積み込み口があるのですが、上手に納まってくれるでしょうか。また、鉱石を運ぶコンベアが内蔵されているであろう通路の部分が、非電化線の高さと被ってしまっているので、ここもどうにか工夫しなくてな貼りません。

まだまだ完成ではありませんが、久しぶりに建物キットを組み上げ、また、スエード調スプレーも手に入れることができたので、なかなか満足感のある一連の作業でした。