天空の土木作業

鉄道模型レイアウトの制作記録

ループセクション2

2015-05-21 | レイアウト
線路が枕木のみで宙ぶらりんのループセクションを、せめて安定した状態にまで持っていくことにしました。



この部分はオーバークロスの箇所を鉄橋にしようと思っていましたが、工期を短縮するため、トンネルに変更しました。
しかし、開口部を設けることができませんので、もしトンネル内で脱線すると車両を取り出すのが非常に面倒なことになります。
今までこの箇所で脱線したことはありませんので大丈夫だとは思いますが、万が一のことを考えて極力短いトンネルにするよう地形を考えます。



上から順に非電化線、本線、そして高度を下げた非電化線、本線の順にレールが並びます。
なるべく自然な感じになるように地形を慣らしていきます。
木工用ボンドを薄く塗った新聞紙を多用し、何層か張り合わせて強度をつけます。
その上からはカラーパウダーを水と木工用ボンドで溶いたペーストを塗ります。



トンネルは短めにということですので、上を走るレールギリギリのところにポータルを仮置きし、地形のイメージを固めていきました。
非電化線はもっとゆったりとした円を描きたかったのですが、これも工期の短縮を優先し、後から作成する鉱石場を作業しやすいようにコンパクトにまとめることとしました。
R280のS字カーブが発生してしまい、このレイアウトでは一番の急カーブということになります。
勾配も4%を超える坂となりました。



山セクションから伸びてくる非電化線との接続を、何とかR280以内に収めるべくレイアウトを思案しました。
このループセクション自体、本来構想になかった箇所ですから、何かと無理が出てきてしまうのですが、それでも何とか収まって形になったかと思います。

山セクション24

2015-05-12 | レイアウト


川の対面をまとめていきます。
先に作業をしたのが川の外側ですので、岸まで水が来ている感じにしましたが、今回は内側ですので、河原が広がるようにスペースを大きくとることにしました。
河原を大きくとりますと機関区が小さくなってしましますが、大鉄橋の近くまで機関区が来ているのも不自然ですから、ここは河原を優先しました。



発砲スチロールを大まかに敷き、ナイフで形を整えていきます。
カラーパウダーのライトグリーンを水と木工用ボンドで解いてペースト状にし、一面に塗りたくって上からカラーパウダーのライトブランとターフをまきました。
河原の石は大きめのものを手前に、小さめのものを水に近いところに撒き、水に近いところは色が濃い目のものを撒きましたが、不自然なツートンカラーになってしまったので、一色で良かったかもしれません。



本線も一気に作業します。
発砲スチロールを斜めにカットして斜面にし、木工用ボンドを塗った新聞紙を張り付けていきます。その上からは上記同様、カラーパウダーペーストを塗ってターフを撒いています。
本線はKATOの「側溝」を線路に沿って敷き、その内側は何色かブレンドしたバラストを敷いています。



非電化線の橋台は、トミーテックの「情景小物 橋D」に入っていたものを使用しました。鉄橋はKATOの製品をそのまま使用しています。



本線のバラストが乾いた後、エアブラシで「ウッドブラウン」を吹き付けて汚しました。