ポリがどうして剣の頂上にいるんだ？

２８日午後１時２０分ごろ、富山県上市（かみいち）町伊折の北アルプス・剱岳の池ノ谷（たん）ガリー（標高２７５０メートル）付近で、救助訓練中の富山県警山岳警備隊員３人が雪崩に巻き込まれ、２人が重体、１人が軽傷となった。３人は標高１９００メートル付近で救助を待っているが、２８日は視界不良でヘリコプターが飛べず、救助は１日朝以降に持ち越された。

　
　奇妙なニュースで文句は百万言もあるけど、およそヘリを使って入山しているんだと思うね。ポリや自衛隊は、平日にこういうよからぬこと、それは税金の無駄遣いともいうし、意味ないヘリやジェット機の遊びだともう思うし。
　数年前の１１月末だと思うが、私の山記録のどこかにあるけど、上越の朝日岳へ初冠雪のその日、午前１１時頃に頂上に着いたのかな。積雪５０センチくらいで、トレースはないよ。ところが朝日岳の頂上に３人がいて、雪洞で寝ていたのが起きてきたのかなあ。「お前ら、どうやってそこに来たんだ」と聞こうと思ったが、しかしどうにも素人臭くて、その辺のゲーセンのチンピラがそこにいた。気持ち悪いよ。
　いやむしろ、相手が私を怖がっている。にらみ合いしたけど、ヘリでここに運ばれてきた自衛隊っぽくて、雪が降ったけど重装備で一晩過ごして、また迎えのヘリが来るんだよ。これが「耐寒訓練」とかいうものだろうけど、まあ、なんだか、大げさな遊びっぽい。こんななら、エベレストの頂上までヘリで運んで、「登頂だ」と言えばそれが世界記録。
　
　さて富山の話は、池ノ谷ガリーとは、剣岳の頂上と同義語だよ。そんなとこで、いまどき雪訓などするわけないよ。どうしようもない局地ですぜ。無理すれば当然雪崩れて、しかしどうやって１９００ｍまで下れるんだ。谷降りてきたのかなあ、よく生きていると感心する。その１９００ｍとは、ヘリポートでもあるんかい。いまどき、標高４００ｍの伊折までしか、除雪はないぜ。ポリなら歩いて行ける範囲で雪訓しろよ。剣の頂上までいって、どうするんだよ。無理、死にそこない。なんだ、この話は一体？