sptakaのブツブツDiary

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4月10日(木)三浦雄一郎の下品なエベレスト

2008-04-10 16:17:02 | ブツブツ日記
ロジックのないトンチンカンな求刑20年

外資系会社社員三橋祐輔さん=当時(30)=殺害事件で、殺人と死体損壊などの罪に問われた妻歌織被告(33)の公判が10日、東京地裁(河本雅也裁判長)で開かれ、検察側は同被告について「完全責任能力があった」として、懲役20年を求刑した。

 こんな愚かな法廷開いていて、間もなく裁判員制度が始まるとは笑い出してしまう。この裁判、阿呆な医者が、弁護も検察もともに「心神喪失の可能性がある」と鑑定したのは有名な話だ。あのバラバラ殺人に、誰も心神喪失とは思っていないが、しかし何故か医者はこんなことを言い出した。そして検察は、検察庁の中にも精神科医を用意すると、その翌日に発表したものだ。
 さて検察は、そんなのんきな精神科医の鑑定などは信用していないというわけで、20年の求刑になったのだが、問題は、ならば、その精神科医のいい加減な鑑定を論破できたのかが、問題になっている。そうではないのだ。ただ検察の常識を当てはめて、根拠不明に20年と言っているだけで、こんな幼稚な裁判で裁判員が同意するとは思えない。私なら求刑は無罪になる。理由は法廷がそう進んでしまったからである。
 日本の役所、特に自分は優秀だと思っている役人連中というのは、いつもこういう風にことを運んで行くわけだ。数年前に税金の延滞、期限切れで五万円支払えというのが私にきた。一定金額超えた消費税の支払なのだが、これが複雑だったのは、2年前の申告額に応じて、今年支払えというわけだ。つまり今年一定以下であっても、2年前に超えたら今年支払え。そんなもの税務署からのいくつかの通知などはさっさとゴミ箱に行くわけで読んでいない。そこにクレーム付けたら、税務署員の一部の裁判所みたいのが家にきた。まあ同じ組織の中に裁判所があっても、公平な判決などは出ない。私の言い分をフムフムと、30分に渡って聞いてメモを取っている。それでなんだ?と聞けば、「一ヶ月後くらいに結果を通知します」。バカ野郎、違うだろう。私のどこに不合理があって、もしくは道理があるのか、おまえはどう判断するのか?と聞いたのに、答えは後日に紙一枚で通知するから、それ以外の日本語は喋らないという、こういう明治か江戸時代の代官のようなことをいうわけだ。そしてひと月後には、何も覆らなくて、5万円支払え。
 いつもそうなのだ。黒船がきて、開国をせまったときに、阿呆な侍はペコペコしてニコニコして、これなら開国だと黒船が思ったのだが、のちにダメです。日本の悪い癖は、その場ではまるで文盲のように、じゃなくて文盲という事実のように何も言葉を発さなくて、後日紙にダメと一言。こんなことが日本の標準ではあるのだが、世界の非常識といわれる理由である。よくぞ革命やテロが起きない。
 法廷で、阿呆なる医者の鑑定があるというのに、それを論破できずに、勝手に20年とやったところで、しかも阿呆な裁判官もきっと同意して無罪にはしないのだろうが、しかしあのままの法廷ならば、三橋は無罪である。
 精神科医のランクをしっかり出させて、無能な医者であり、医師免許のはく奪もあると、法廷で医者裁判に切り替われば面白いと思ったのだが、アメリカの法廷じゃあるまいし、そんなことは日本では起きない。いまだに代官の胸舌三寸の裁判が起こるだけ。こんなんで、二十歳のキャバクラが、日当1万円の殺人裁判の判決出せるわけがない。
 と同じようにね、お台場のフィリピン殺人は、数年前に同じ殺人死体損壊やったのに、なんでその時は3年半の実刑だけだったんだろう?法廷とは実に愚かなり。



4月10日(木)三浦雄一郎の下品なエベレスト
 冒険家が冒険じゃなくなったり、無理して死ぬときは、およそスポンサーとの関係でバランスを欠いたときである。植村がマッキンレーで死んだ時も、あんなものはすでに冒険じゃなくて、文芸春秋に踊らされた冒険猿芝居となっていた。
 いま読売グループが後援している三浦のエベレストはまさにそうである。そもそもこいつは売名行為で生きてきたおかしなスキーヤーでもある。最初はやはり石原慎太郎あたりが隊長になっていたエベレストで、なんとパラシュートつけた直滑降をやったわけで、転んだのに死ななかったのは運がいい。その後その売名でスキースクールをやり、百歳の父親をだしにしてモンブランを滑った。高田馬場にある横文字の通信高校の顧問をやって、ここの生徒にスキーをやらせて、都の大会から全国へ派遣している。そしてこのエベレスト。冒険という名の、テレビタレントなのだ。
 ならば、藤原紀香をおだてて水着でエベレストに登らせても同じことになる。世界最高齢者といい、登る山はエベレスト以外はどこも知らないし、しかも酸素吸ってゴミに捨ててきて、野口登山家いうところの、ヒマラヤゴミのまき散らしをやってくる。しかも兵隊にすべての準備をさせて(ツアーエベレストはみんなそうなのだが)、登ったという売名だけを残したい。ならば冒険タレントですよと言えばいいのだが、下品にも「私は世界最高齢の冒険家」だと、恥ずかしげもなく言い出す。そういうデリカシーのなさは、ヨットの堀江と全くいい勝負なのだが、この手のグロテスクなエセ冒険が、世間を通ってしまうから、またこの脂ぎったオヤジはいつまでも商売ができる。
 いい影響は全くないわけだ。勘違いするゆとりの若い連中は、つまり冒険であっても、売名で有名スポンサーでも付けなければ、満足なものは行えないと勘違いする。自費で冒険するのは、貧乏人の愚かなつまらない冒険であって、頭を利かせれば、三浦や堀江の冒険こそが、本当の姿だと勘違いする。兵隊を連れた大名行列にテレビカメラや新聞屋を従えて、厚顔無礼にトレッキングするのが、冒険だとは全く笑わせる。だいたいスキー場の騒音公害で育った愚かな国体選手レベルに、冒険の意味が本当に分かっているのだろうか。過去には岩崎というインチキ登山屋の批判も私は相当行ったが、三浦もまあ同じ人種である。岩崎は朝日だったが、三浦は読売である。
 団塊オヤジが増えれば、散歩番組もやっていて、自宅の裏町の歩いたこともない商店街を歩くのも冒険だとテレビはやっているが、まさにこちらのほうが冒険である。自分の気持ちと意欲で何か行動するのが冒険であって、こんな山登りなど好きでもないスキーオヤジが、売名でエベレスト行くことに、驚がくする素人も阿呆だが、報じる読売も偽善者である。真似しようとする若い連中は、被害者であり、愚かの上乗せ。こうしてだんだんみんなが馬鹿になっていく。



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