秋葉原通り魔給付金

　犯罪被害者に加害者裁判のときの優先傍聴席があるらしいのだが、裁判では検察側に座って法廷に参加できると、ＮＨＫで放送していた。そんなものか。だったら、思い出したけど被害者給付金の話もしてみよう。
　秋葉原通り魔の加藤は、７人を殺害して、１０人くらいに重軽傷を与えたが、ああ重傷者の中に車いすになってしまった人もいるのだが、先日死刑が求刑されて、判決来月にはたぶんその死刑判決がでる。
　ところで少なくとも、殺害遺族の７人には、被害者給付金がすでに支払われているようだ。１件およそ、１５００万円。
　亡くなった７人の中に働き盛りのお父さんもいるのだが、遺族は妻と中学生。事件当時は親の代から住んでいた戸建のようだったが、今ではそこが改築されたか、立派な戸建てに変わっていた。それが、あるいは亡くなった人の保険金もあったのかもしれないが、しかしなにがしかのお金で、一家の働き手を失って、妻も働いてはいるが、残った中学生がさらに数１０年は安心して住める戸建てに改築されたのは、まあせめてものことなのだろう。
　学生を亡くしたお父さんも、給付を受け取ったと話してた。被害者給付という制度は存在していても、それがどう実行されたのかはまったく報じられないのだが、私が聞いているのは以上のことだと、ＮＨＫの番組見たときに思い出した。
　で、この制度を悪用しようとしたのが、秋田の無期懲役になった鈴香というバカな女で、結局こいつの裁判が終わってもなんら明らかになったことはなくて、実の娘は子育ての邪魔になって、隣の息子はそれがうらやましくて殺したとなったが、こんな殺害理由はどこにもない。娘を殺害して被害者給付金欲しかったが、事故扱いになったために、隣も殺して本当の事件らしく装ったが、浅はかにもばれたという、当たり前のお粗末な事件だった、今更言うほどのこともないが。