goo blog サービス終了のお知らせ 

sptakaのブツブツDiary

sptakaさんは、毎日ブツブツ発言しています。

7月30日(日)隅田川花火に乗じる東京都のアホ

2006-07-30 01:34:09 | 政治・経済・事件・公務
 昭和20年代には、警察組織と暴力団というのが仲良しだった。警察は人数不足していて繁華街すべての法令違反の摘発まで人が足りない。そのために暴力団にある程度町中の管理をさせた。水商売経営しているものが「みかじめ料」を取られるというのは、今でこそ問題になるが、実は警察組織はそれを野放しにしていた。そんなことよりも繁華街の違法営業、事件その他を含めて、町の元締めに管理頼む方が都合がよろしかったわけである。
 昭和40年代頃になって、警察も充実すると、非合法組織の摘発に入った。その頃は「警察なんて、都合のいいときには頼んでおいて、いまさら組織の摘発とはどういうことだ」と彼らも怒っていた。そういう組織の末端連中は、しのぎという行為で日銭を稼ぐ。テキヤといわれる祭りのビール売り、焼ソバ屋はそれに該当する。
 正月三が日に浅草寺付近には千軒の出店がでる。あれはテキヤと神社という民間が契約して、焼ソバを売っている。私が来年から同じことやりたいといっても、多分できない。テキヤの長年の慣習に、おいそれと素人が参入できるわけがない。しかも、あの祭りの出店というのは、風物詩にもなっている。
 そのテキヤの出店は、道路ではできないことになっている。道交法は屋台出店を禁止している。警察はテキヤを嫌いだ。都、区の所有地も出店に提供しない。というのも、「どの理由で誰に出店を提供しているのか」と話を詰めていけば、やるなら抽選でやりましょうということになり、それもおかしいなら屋台はやらないということにもなる。本来祭りは、地元の商店街を潤すという方が理屈はあっている。所詮隅田川の花火は、わずか1時間半のイベントなのだが、都や区が主催していて、名目は地元の活性化だろうし、90万人の人出は、それを楽しみにしているというのが、祭りでもある。
 ところが、昨日のその隅田川の花火イベントに、今年になってからわが団地の前にできた都立の公園に、テキヤの屋台が6軒並んで驚いた。アホみたいに小僧がカネをずーと鳴らし続けて、大騒音のスピーカーじゃなかっただけましで、窓を開けていればとんでもなくうるさい。
 で聞けば、従来都の職員でございますといっていた管理事務所の連中は実は立場がウソで、財団法人の都立公園管理協会という組織が、この公園を管理しているらしい。都の職員の天下り先であり、おかしな財団法人に管理を丸投げしていたというわけだ。しかも、その財団には、売店部なるものがあって、「今日はその売店部が出店している」と、こういうウソをまたいう。丸投げ財団に、あの出店屋台とか、赤白の垂れ幕なんてあるわけがない。どこぞのテキヤに公園敷地を提供していただけである。
 ふ~む、地元の商店を潤わすための花火に、ビール売っているというのは、近所の酒屋への嫌がらせなのか。焼ソバ売っているというのも、近所の焼きソバ屋への嫌がらせを、本当に東京都が率先してやっているのかね。どこかに明らかにウソがある。しかも、都、区の土地は出店業者には提供しないと花火の実行委員会が言っているのに、この公園の管理事務所は、逸脱行為じゃないんかね。こういうのを不法な癒着というわけだ。
 そもそも、良かれと思って東京都はこの空き地の公園整備をしたのだが、所詮事務所で管理しているのは、めくら管理人が昼間の8時間そこにいるだけで、残り16時間は無法地帯となっている。住宅、工場があった頃は、暴走族はたまらないし、深夜に花火をする連中はいなかったし、抜け道にトラックなどは入り込んでいなかったし、早朝5時からアホな少年野球はやらなかった。どれもこれも、意味ない公園作ったからそうなったわけで、本来東京都は作った以上は24時間しっかり管理してくれよと思う。子供産んだのはいいが、昼間だけ面倒見て、夜中に死のうが関係ないというのは、ネグレクトなのだが、都がやっていることも、まあ同じようなもんだ。のん気だよ君たちは。夜間に公園全部に鎖つないで入り込まないようにしてくれよ。都立の日比谷公園で深夜に爆竹やっていれば簡単に注意されるのに、都立汐入公園では無法だとは一体どういうことだ。慎太郎答えろ。
 すべて同じなのだ。JRの馬鹿が改札口の中でスピーカー大音響でアメ横みたいな商店街作っているのも、癒着である。鉄道商売はそれだけやっていろ。そこに客が集まるからと、駅構内でビラ配りしていれば注意されるのに、自分たちの出店は合法だと、どこにその理由がある。駅構内が狭くなって歩きづらいだけなのだ。
 この花火に乗じて、最近のセブンイレブンもサンクスも程度は低くて、歩道まで店員が占拠して弁当売るのは、池袋のキャバクラ客引きと何が違うんだ。慎太郎一派はどこに目をつけているのかと、怒り爆発である。



7月28日(金)烏合の公務員

2006-07-28 00:39:07 | 政治・経済・事件・公務
 何度でも言う。烏合の公務員。それでいて集団暴力。行政執行官として、自分たちが大いに勘違いして、強要すれば、無能の横暴権力。横浜の福祉ばら撒き民主党が政治パーティやるときに、連中がこぞって人集めすれば、それが如何わしい集団になる。知ってて連中はわざとやる。上も見逃してきた。
 連中の存在意義などは、動物園の檻に囲われた人畜無害の山羊みたいなものだと思っているけど、自分たちは檻に保護されたライオンだと勘違いしている。
 でもねえ、思うんですけどね。自分が仕事として真面目に関わっている職業に、どういう怪しいことが近づいてきて、どういうふうに対処、処理しなければいけないのかなんて、バカじゃなくとも、気をつけているもんだと思うけどねえ。
 医者が、王貞治のガンだったと世間に公表したけれど、本来医者の守秘義務というものがあって、しかし本人が公開をOKしたからああいうことになったんだけど、さてそこで、それでも医者はどこまで喋っていいものかなどは、その医者の見識によるものだ。ガンで内視鏡で手術したものの、あれだって王は半年ごとにがん検査受けていたのに、どうして5センチものガンが胃にあったんだ? ガンは半年であんなに大きくなるのかね? いや、それは見逃されていたということなんだよ。たしか血液から全身のガンを見つけるという最新医学の検査方法だったようだけど、それは頼りすぎの話半分で、やはりバリウムのんで、内視鏡の再検査しないと、血液だけじゃ、胃がんは分からなかったということなんだね。私、むしろ王の胃がんよりも、見逃されていた経過の方が重要に思うけどね。そのバリウムでも腸閉塞で死んでいる患者もいるわけでね。いったい何が正しいのか。
 公務員なんて、政治家とおちゃらけて打ち合わせすることが人生のようなもんで、じゃ、資金パーティはどうやるべきで、自分たちの身分はそのときどうするべきなのかなんて、青で信号渡って、赤は止りましょう見たいに、誰でもしってることじゃないのかね。民間営業が、請求多くしてキックバックするにしても、程度ってものがあって、大幅に逸脱すれば、やはり相手は駆け込んでばれるよ。賭け麻雀するときでも、3万円負けても持っている連中とするわけで、持ってもいないのに、30万負けるような麻雀やれば、そいつが警察に駆け込んで皆パクられるよ。何をするにしても、そうだよな。公務員だけが、それ知らないで人生渡ってきたとすれば、まあ指導が徹底していないというか、横浜の中田にしても、3ヶ月くらいは謹慎生活してくれよ、厳しく当たらないとダメだよな。
 田中角栄が5億円もらって、それを2500万円ずつ、25人にばら撒いていたことがいまさら明らかになったけどさ、死んだ橋竜始め田中派なんてのは、その程度の存在価値だったんだよ。連中は真面目に仕事やる気などさらさらなくて、汚職隠し通したものがいいという、何だそれは。その程度なら、靖国行こうが行くまいが、どっちでもいいんじゃないの。中国と国交断絶されて、北朝鮮応援しますよといわれたら「はい、そうですか」。こういうの無能というんです。
自慢じゃないが私たちも、名誉毀損、プライバシーの侵害、表現の自由、取材源の保持、取材と恐喝、強要、取材と住居侵入、取材とやらせ、謝礼と賄賂、取材源の保護と内縁関係その他、程度のことは、各自理解した中で仕事やってるよ。たまに個人的に逸脱する馬鹿者もいるけど。
 烏合の公務員が、誰一人気が付かずに、全員で大政翼賛会みたいに政治資金集めに逸脱すれば、組織犯罪だと思うけどな。組織犯罪には厳しくあたってくれよな。
 


7月26日(水)学生援護会の消滅

2006-07-26 00:41:13 | 政治・経済・事件・公務
「日刊アルバイトニュース」というのは、懐かしい。これが買収された。大宮に住んでいた高校生の頃に喫茶店のアルバイトは時給340円くらいで、この雑誌に少しは埼玉情報も載っていたが、多くは都内だった。見るだけでそれをやったことはない。でもこの雑誌でアルバイトしたことは何度かある。その後リクルートが、同じ求人誌を始めて、今もそれは継続され、派遣社員の求人が多いらしい。
 70年安保は懐かしい昭和45年で、新しい方の昭和史をやると、必ずこれに出会う。しかし大きな間違いは、当時は学生に「安保反対という社会参加の強力な考えがあった」と考えるのは間違いで、当時「ゲバ学生はバカだ」と世間では言われた。そのアルバイトニュースという雑誌が大きく伸びたのはその昭和45年で、なぜなら大学が閉鎖されて授業も行われずに、東大でさえ学内が混乱して入試が行われなかった年もあったために、普通学生は暇になってアルバイト探すときに、「この雑誌を頼ったために売れ行きが増大した」という話を聞くにつれ、歴史解釈は一方的ではいけないと、思ったことがある。確かに東大医学部精神科から、日本中の学生運動には火がついたのだが、あれは一体なんだったかというと、「無目的な学生の大騒ぎ」というと、「大間違いだ馬鹿者」と今の団塊世代の元ゲバ学生は言うのだが、しかし世の中の大半は、もてあました時間にアルバイトニュースを見ていたとすれば、「高度成長の時代は暇で給料安い学生をあの頃から求めていた」と解釈する方が、多分正しい。だから私は懐かしい。
 でこの学生援護会という株式会社は、この7月に400億円でユーセンに売却されたというのだ。表面「インテリジェンス」という会社になったが、中味は大違いになった。余りニュースにならずに昨日辺り知った。もちろんユーセンにそのカネはあるわけがなくて、ファンドからの借り入れであり、ホリエモンのときと同じ仕組みだ。
 そして援護会の創立者の井上はさっさと引退してマンション経営の優雅な老いらく人生を歩み出した。5人目の奥さんと、大勢の子供がいて遺産相続の時にはもちろんもめる。この40年前の起業家は、やはり女好きであった。もちろんその会社の定年役員は退職金でクビになったのだろうが、社員はこれは歓迎する。やる気のない創業者から、若いオーナーに買収されて、給料は上がるかも知れない。世の中はそういうものだ。企業の価格というのはどういうことか。年間売り上げくらいなものか。株式の時価総額というのは、同額ないと、簡単に買収される。嫌なら上場しないということだ。買収されるなら「ようこそ、有難う」ということになる。
 そこでもめている王子製紙と三菱商事の買収ママゴトを聞くにつれ、連中はビジネス社会の基本ルールさえ知らないのかと呆れるばかり。


7月21日(金)再び秋田のヘンな女

2006-07-22 02:37:41 | 政治・経済・事件・公務
 犯罪の影に女ありとはよく言った。男社会から見て、犯罪には女が結構絡んでいるということかも知れない。
 前にも散々書いた。福祉行政がおかしいということも。鈴香は健康で働ける身分にあるのに、何故か生活保護を受けていて、毎月15万円くらいもらっていた。あの家族には他にも生活保護の恩恵を受けている者がいる。年金徴収する社会保険庁でも、無意味に免除させている対象者が相当数いて、充分に払えるのに免除対象となっているらしい。行政に全くやる気がないと、クレームいうくらいなら、おとなしくさせようとどんどん恩恵を与える。世の中そういうものらしい。
 鈴香が家賃1万6千円で、あの3DKの一戸建て団地に住んでいられたのも有名な話だ。あの田舎は、団地を格安提供して、若い子持ち夫婦に入ってもらって、高齢化の過疎を少しでもなくして、人口増やして、税金落としてもらおうという政策だったのだが、悪用されて、片親子持ちが数軒入っている。しかも生活保護じゃ、やらない方が良かったという結論にもなる。偽造結婚で入って、まもなく離婚されたり、しかし離婚したからといっても、既得権を行使して強制退去にはできない。福祉は悪者に逆用されるし、行政側もまあ、しょうがないといって、甘く福祉を利用させる。その積み重ねが鈴香にはあった。
 2ヶ月前に、一人の安部というレポーターだけは、この殺人女に入り込んで、たくさんレポートした。すべて彼女の都合がいいように、彼女を擁護したのだが、今となっては、ただのアホといわれる。殺人鬼を、無罪だとこの馬鹿はテレビで百回も言っていたからだ。逆に被害者の豪憲君のパパも、1誌の週刊誌にだけ連載でコメントしていて、他はだんまり。事情はあるだろうが、一般的に「ここだけ」と付き合う相手というのには、どこか後ろめたいところがあると思っていい。
 うわさはどんどん一人歩きする。もちろんうわさには根拠もある。豪憲のパパと鈴香は仲が良かったその他。
 鈴香のママは、水商売の経験がある。はたして鈴香は不明だが、その噂はたくさんある。ヘンな女というのは、首から「1泊2万円で売春します」と札下げて歩いた時に、「俺も」と手を上げる男が相当数いるということだ。町外れのどこの女かも分からない相手とならば、腐れ縁になることはないといわれる。しかし、隣に住んでいる女とか、自宅を知っている女、まさか自分の自宅や家族構成まで知られている女と、そういう関係になるということは、通常男にとって相当辛い物がある。なぜなら、こういう女はすでに世間に怖いものがない。失う物がない。しかしその男にとっては、いくらでも失ってしまう物がある。脅かされると男がひよってしまう。開き直った女というのは、怖い。女は売春という商売を、2千年前の昔からやっているし、できるものなのだが、男にはそれができない。逆に男は、やらせてくれるならば、誰とでも金を払ったとしても、できるという動物でもある。過去にどうしてだろうと小説を書いた人も大勢いるが、正しい答えが導き出されたという話は聞いたことがない。多分、女は下品でデリカシーがないから、人生の最低ラインまで追い込まれると、そういうことができる。褒めれば「生活力がある」ということでもある。世間の自殺者というのは、男が女の三倍くらいいる。男は褒めれば潔い人生だともいえるが、ひ弱で生活力がないということでもある。男は売春してまで生きろといわれたら「死んだ方がいい」とそちらを選ぶ。違いはそんなところか。
 そういう女に関わってしまうと、こういう事件に巻き込まれる場合がある。豪憲の親戚は「どうして家の子供が殺されたのか?」と嘆いている。何も家の子供でなくてもよかったのに。多分その通りだ。ただ彼女と、顔見知りというだけの面識でそういうことに追い込まれた。関わりを持ちたくない女というのは、こういう女のことだ。逆に男の立場からいえば、彼女と関わってしまったところに、隙があったということになる。最初は小さなお願いことでもあろう。ゴミをついでに捨ててきてとか。それが変な男に頼まれれば「自分で行け」と言うのに、こういう女に頼まれると「ああ、いいよ」と安請負をする。とっかかりはそれだけのことだ。
 全く見知らぬ他人を狙ってくる通り魔も怖い物があるが、意味不明のウソ撒き散らして関わってくるこういう女にも怖いところがある。
 さてたった二人を殺害したというだけなのに、三ヶ月もニュースが続くというのも、異例である。展開が「面白い」と関係ないものには映るからだ。およそ事件は終盤を迎えたのだが、その、どういう関わり? だけでも興味がある。ゴミ捨てならいいが、その次、その次は、どこまで何があったのだろうか。直近では、「彩香の犯人をしりませんか?」という手製のポスターを彼女が町中に張り巡らしたのは、ほんの2ヶ月前のことである。娘彩香が「事故死」だといわれたのに、それは困ると彼女は思った。けっきょく自分で殺したのに、これは「完全犯罪だったのよ」と素人でも言うのに、それでは鈴香にとって都合が悪かった。自分で殺したが、他に犯人がいてくれなくては困るのだ。どうせ理由は犯罪被害者給付金という1500万円なのだが。パソコン音痴の彼女のそのポスター作りを手伝ったのが、PCプロの豪憲のパパであることは、かなり濃厚となっている。関わりを知りたいというのは、そういうことだ。何故断らないのかということを含めても。
 そのパパは、3週間にわたって特定の週刊誌だけの連載に答えたが、肝心な事はしゃべっていない。2ヶ月前に、鈴香に抱き込まれた安部というアホも百回も鈴香の自宅に上がって、彼女のインタビューを流したが、それが全部無意味だったのと同じ事だ。特定だけと付き合う人というのは、いつもそういうものだ、自分の都合で特定マスコミを操ったつもりになるだけ。かつて、本当の百%の被害者が、犯人が捕まったときに、特定マスコミだけとコンタクトをとった例というのは、私は長年の記者生活のなかでも知らない。そんな小細工をする必要がどこにもないからだ。例えば塵肺訴訟でも公害でも、国を訴えている訴訟団でも、どんなへっぽこ雑誌とでも取材には応じる。世間には大ばか者がいて「取材はNHKだけしか受けない」とのさばっている者がいたとしても、こういう馬鹿は言わない。横田めぐみさんの両親は、どのマスコミとでも気軽に話をする。少しでも手助けが欲しいと思っているから。同じように、被害者は、犯人を許せないと、それだけは子供を失ったとしても、声高に叫びたいであろうと、思う。しかし彼の場合には、そうしなかったのも、どうして? とやはり思う。
 この事件は、もうこれ以上の展開は多分ない。あったとしても、少しの広がりがあるだけ。ただ、何故? と言う気持ちだけは、一つとして解決していない事件だというのは、本当に一つも分かっていない。
 さて、さらに別の週刊誌もこのテーマで3回連載を始めている。その彼、結論として本件殺人の理由に「鈴香の社会への復讐」と言い出した。なんだか松本清張でもあり、森村誠一のようでもあるが、無理なくそこへ行き着ければいいが、不安の方が大きい。
 やはり簡単明瞭がいいのか。国からの保険金のダブルヒットで、パパとハネムーンの人生再出発と。まるで小学生が描く夢のような話に過ぎないが、「それじゃ子供だよ」と思うと同時に、犯人実は頭の程度は相当子供だったと思えてもいる。


欽ちゃん球団の消滅
 欽ちゃんという人は変人で、二郎さんが元気だというのに、そりゃいまさらコント55号は結成しないだろうけど、才能に溢れているから、相方と仕事するよりも自分でどんどんやる。しかし珍しいことにこのコンビは二郎さんも相当な人で、むしろ二郎さんを好きだという人も多い。先日美空ひばりの特番だったか、意味なく二郎さんがゲストに出ていて、同時代の人というわけで「二郎さん、美空さんはどうですか?」と質問されていたが「私その時代はオペラに凝っていたもので、美空さんのこと知らないのです」と答えた時にはぶったまげたというよりも、天晴れで拍手してしまった。本来各自の個性というものは、そういうものだ。私だって知らないし、興味はほとんどない。
 さて欽ちゃんは、アマチュアの欽ちゃん球団を創設していた。片岡という女子も選手の一人で、片岡が凄いのは、「高校時代に甲子園を目指して野球していた」というのが、漫画野球狂の詩を地でいっていたということだった。熊本の共学校の野球部に入って、歴代初めての女子といわれた。いまどきソフトボールじゃない。女子高に軟式の野球部があるが、それでもない。女子だけの公式野球もあるようだが、そういう軟派でもない。甲子園目指した男子の公式野球部に彼女はいた。部員だから、練習試合には選手として出場していた。けれど、甲子園の県予選は、男子に限るというわけで、補欠でベンチにいたと思う。結局その学校は、県予選の決勝で負けてしまって、彼女念願の甲子園出場はならなかったが、あれ実現してテレビで女子が選手としてベンチに入っていたら、あと百倍有名になっていただろうと思うと、不運は気の毒でならない。その片岡が選手でもいた。
 チームは茨城県のどこかにホームグランド持っていて、皆自分で何かの仕事についてはいたが、それで毎日練習して、四国の石毛のチームとか、演歌歌手のチームとかと対戦して、都市対抗にも出ていたと思うのだが。
 アマチュアは、何も日石だとか、大日本製紙だとか、プリンスホテルとかの野球部が強いというわけでもないらしい。9時~2時くらいの短縮勤務で、その後3時~6時くらいの練習真面目にやれば、対等だというのは、選手のやる気か。草津のサッカーチームも、その後紆余曲折で活躍は下火になったが、あれも放課後のサッカー練習で、それでもプロチームとして登録していた。
 で、欽ちゃんは、都知事になった青島幸男と体型は似ているのだが、それほど不真面目な人ではないとは思っていたのだ。直接の理由は、所属選手、吉本興業の馬鹿お笑いの淫行条例違反で、罪滅ぼしにチーム解散と報じられていたのだが、本当にそれだけなのかと疑問ではある。実は辞めたいときに、この事件が発覚して渡りに船で解散したように思えて仕方がないのは、欽ちゃんという人は、そういう自分の都合と、飽きっぽい性格で、この数年野球やったのはいいが、もう辞めたくなった時に、所属選手の不都合考えずに、鶴の一声で辞めてしまうのが、「やっぱり所詮芸能人の自分勝手か」と思われて残念と、失望でもある。タレントというのは、自己中心につき、たまにそういうことをやる。
 野球、サッカーは、アマでもプロでもいいのだが、経営で黒字ザクザクというわけには、なかなか行かないのは知っている。それでもオーナーは多少の赤字は覚悟してやってみるのだが、あまり赤字が続くと、いい加減に辞めたくなる。サッカーJリーグは、16チームくらいと、J2にもたくさんチームはあるが、黒字はどこにもないとも聞く。しかしすでにいまから、どこかを消滅させることはなかなかできない。いや消滅するくらいなら、いくらでもブームにつき肩代わりしますよという企業があるのだろうが、この欽ちゃんはそれがなかったか、あったとしても、本人が飽きて断ったと思われる。彼はそういう人だ。
 結婚よりも離婚が難しい、創業よりも倒産が難しいというのは、処理するべき事が多すぎるからで、すでに生活のリズムをそこで作っている関係者が大勢いて、それを事無く処理するのは相当難しいからで、彼のように、創業よりも解散が簡単だとすれば、関わった人が明日から路頭に迷うといっても「ああ、そうですか」で済ませる人にとっては、解散は簡単なのかもしれないが、こういう奴は、本当に信用できないと、失望繰り返してしまう。そもそも創業に無理があって、だって、得点入れたときに観客に「ありがとうございますと、言おうよ」と2年前だかこの欽野郎は言っていたのだが、そんな間抜けな野球ってあるのか? と思ったことがあった。コント55号は、王貞治の55号ホームランから名づけた名前であるくらいに、欽は野球好きだったのだが、タレントのお金ザクザクの余興でこういうものを始めて、参加したのはいいものの、本人が飽きたら「はい、さよなら」じゃ、迷惑千万、馬鹿にすんじゃねえよと、怒り出すのがいても仕方がない。だったら野茂は大阪でチームを持っているが、見習うべきはこちらだ。
 さもなければ、この程度のアマ球団でも、選手は天狗になるほどのアホ連中の集合体で、放っておけば、全員淫行するくらいに、頭がおかしい連中ばっかりで、本人はとうとう嫌気がさしたのかの、どちらかなのであろうが。まあわずかに数年間ではあったが、好きな欽と野球できたのは、それだけで満足、明日から転職とかで、済まされる話題じゃないと私は思うが。


7月18日(火)ロシアサミットの如何わしさ

2006-07-17 22:33:34 | 政治・経済・事件・公務
 サンクト・ペテルブルグなんてよく言うよ。レニングラードのことだろ。地名や都市名かえる奴なんて、信じたくないよ、もう。浦和、大宮は浦和区、大宮区として残ったから、どうにか許せるとしても、山梨などは北斗氏、ミナミアルプスシ、ワードで打ったって出てきやしないよ。そういう馬鹿げたもん信用に値するか? レニングラードの前は、スターリングラードと言っていたはずだ。出戻り女だよ。数年たつと、どんどん苗字が変わる。どれを信用したらいいんだ? 始めからどれも信用しない。
 北朝鮮の制裁など、世界の主流ではほとんど相手にしていません。せめて百人死んでからものを言って下さいというのが通り相場なんですね。この数日だけでも、イスラエルはレバノンのベイルートに攻撃して、百人は死にました。そのくらいの攻撃して、それでも拉致が開かないというわけで、サミットに救援頼むのが筋です。日本はイラクでも自衛隊死亡者ゼロ、北朝鮮でも今のところゼロ。そんなものが、敵のミサイル配備にビビッて、サミットに救助求めても、ゼニだしている日本だから少々譲ろうかで、どうにか採択されたけど、普通はありえない話だね。まずは自分で北のミサイル攻撃してから、それから発言しましょうと、およそ世界の趨勢はそういうもんだ。平和ボケだとはっきりいえます。やっぱり北のへっぽこミサイルが、日本の山にまず当たってから、さあ尻に火が付いたと騒ぎ出すのが、とりあえずの順序ですねえ、情けないけど。

 んなことよりも、とある田舎の女子高に、愛知の安城市の繊維会社から求人が来た。働きながら資格が取れます。その繊維会社はこの時代に何故か好景気で、ユニクロの下請けやっているとかで、3交代で夜中でも工場動かしているらしい。求人が先か、需要が先か?
 資格というのは、その会社が出資している保母の資格が取れる短大らしい。それは隣町の岡崎にある。田舎の女子高生の親はここで考える。普通に就職させてもいいものか、資格が取れるというなら、そこにしようか。
 工場ではしっかり8時間働かせるが、短大というのは、90分の2時限で、3年通う。学費は工場給料から差っ引かれるだけで、小遣い程度のお釣は来る。しかも工場から学校まで送迎バスが出る。母親は、こちらがいいと思った。
 そうしてその子は3年間その工場に働いて、保母の資格は取ったのだが、この資格はさほど有効には働かない。なぜなら、学生全員授業中は居眠りしているし、そもそも子供なんて好きじゃない。仕方なく取った。同級生にどういうのが多いのかというと、何故か親がいないで育った子供が多いという。施設の子供というやつだ。保母として「信用が足りる者に育ったのか?」と聞くと、彼女たちはそれ以前に性格が捻じ曲がっていると答えた。複雑だ。
 実際に保母として就職したものはどれくらいいるのだろう。多分少ない。その子はいまキャバクラにいる。
 悪の中枢にいるのは、文部科学省である。この10年、こうやって文部省が全国に短大、大学を200も増やした。同級生を生き埋めにした東大阪大学という聞いたこともない学校もその一つ。ダイエーがやっている流通大学も似たようなもの。マックも大学もっていかた? 何でもいいから適度に出資すれば大学にしますよ。ただし、私たちの天下り先として受け入れてください。不景気に付け込んで、プチブルの財界人をたらしこんで、こうやって公務員は自分の身の保全だけに努める。一つの例題。


7月17日(月)秋田県警のでっち上げ

2006-07-17 09:46:12 | 政治・経済・事件・公務
 団地の管理人程度の保安官警察の秋田県警は、およそ事件をでっち上げ始めたと思える。
1、大沢橋で鈴香・彩香を目撃した人がいる。
 いい加減なことはよしてくれ。4月に彩香が死んで、5月に豪憲が行方不明になる一ヶ月間は、彩香の死亡原因は水死だった。事故死である。つまりその一ヶ月の間には、こうした目撃証言があったにも関わらず、秋田県警は捜査を放棄して、事故処理していたわけだ。あるいは豪憲が死んでから、あたふたとまた聞き込み捜査を初めて、「橋に母娘がいた」という証言でも取ったというのだろうか。多分そうだ。しかし事故から1ヶ月もたった後の証言などは、もはや信用に足りない。証言者の記憶違いがある。田舎者にワイドショーがカメラを向けると、東京の16歳くらいのアホと同じように、いい田舎の大人が、ウソ喋り出すことがある。見てもいないのに「見た」。後で追及されると「勘違いかもしれない」。どうせ相手はうそつき鈴香の事件である。証言者が多少勘違いしてもいいから、テレビに一度くらいは映ってみたい。程度はそんなものだ。
 例えば目撃証言が当初からあったとしても「ああ、その後に、彩香は行方不明になったんですよ」と警察はどうせうそぶいて相手にしていない。豪憲が死んで、昔の証言を蒸し返して、母娘がそこにいたことを聞き出したのはいいが、当時証言した人を二度と探し出せないというヘマもあるだろう。裁判で鈴香は、彩香殺しを急に否認したら、公判維持はできなくて、警察は負ける。証拠が一切ない。
2、彩香の足跡はどうしてくれる。
 自宅近くに土手に、彩香の靴の足跡があって、そこから川に滑った泥跡があって、それが当初の彩香の事故原因だった。その足跡、泥跡も本当のものだったのか? 今となっては、死ぬ前に彩香が一人で土手に行ったことになるが、それは当初から疑わしいが、今となっては本当のウソ、警察でっちあげだったことになる。見間違いか、でっち上げか。その程度のことで人一人が死んだ事件を処理したわけだ。それでも県警はのんきなものだ。「だから事故でよかったんじゃないのか、今となってはあなたには娘の殺人容疑がかかっている」。殺人、水死でもどちらでもいいのだ、県警にとっては。余計な事件を起こしやがってと。勤務とはいえ毎日昼寝して暮らしたい。
3、昨日になって、彩香の頭部(頚部)が骨折していたと発表した。おい、4月に死んで、とっくの昔に焼いた娘の、頭部の陥没骨折がどうして昨日分かるんだ、なめるな。当時彩香の司法(行政)解剖は行われて、さてどのような発表があったかはしらないが、結果は水死だった。「流されているときに骨折でもしたんでしょう」どうせその程度のことだ。しかし昨日橋から突き落とされたとなると、その骨折が急に息を吹き返して、そのときの骨折が死亡原因だと急に言い張る。子供の喧嘩程度の話である。そもそも水死と断定された段階でも、彩香の肺のなかにはほとんど水が入っていなかった。水死にしてはおかしいと言い出したのはマスコミで、どうせ県警も「多少はおかしいが水死の事故死でいい」と、その程度の不真面目。いまになって、突き落とされた頭部骨折が死亡原因であれば、彩香は川を流されていても水を飲むことはない。「私たちの当初の見識は正しかった」。バカヤロー。生まれたこともをその場で殺して、「どうせその子は80年後には死ぬから同じ」というような話で、だったら秋田県警という組織さえいらない。「テラノザウルスの時代の地球には、警察組織などなかったでしょ」と言い張ったら、てめえ、なんて答える。問題は頭部骨折を事故段階では隠していたということだ。
4、昨日も書いたように、その程度なのだ。管理人の捜査能力というのは。相手が鈴香という低能者だったから、しかも目的は金だったから、一人殺して、二人目も殺した。昨日パチンコで大負けして、辞めればいいのに今日もまたやって大負けしたわけだ。県警は、一人の殺人が確定すれば、15年は務所に入るから、二人目彩香は実はどうでもいい。裁判で否認されて負けても、大した損害はないと思う。
 そういうシロウト犯人だったから、結果オーライである。しかしこれが暴力団の抗争で、怨念の一人の殺人が目的であれば、県警は間違いなく摘発できない。「行方不明の神隠しですね」とこういう処理をする、間違いなく。それでも連中はうそぶく。どうせ暴力団の抗争は、殺されるのも当事者だから、構成員の総数は自然減でいいことだ。こうして管理人保安官の程度は底なしに低下していくというわけなのだ。


7月14日(金)少子化と官僚主義

2006-07-14 00:10:50 | 政治・経済・事件・公務
 少子化は一応はいい傾向だと前に書いた。国土面積から換算すれば、人口半減して7千万人くらいになれば、欧米程度になる。日本は過密アジアの一国で、もう少し少なくてもいい。
 同じ少子化に悩まされているヨーロッパのフランスが、出産傾向人口増加で、少子化脱却傾向にあるという本が、エッセイスト賞を取ったという。日本との大きな違いは、アルバイトという雇用システムがない。保育園の月額5万円相当が補助される。出産費用の20万円くらいが無料である。独身出産も同じ扱いにした。やはり大金な違いではある。
 そうなのだ。時給700円で雇用されたファミレス店員は、多分10年たっても時給は変わらない。700円は一日で5600円。月に二十日間で10万円、年収120万円。それじゃ子育てできない。よくぞ、そんな事がまかり通っているかと思うと、「違法」といってもいいか。
 ホリエモンの会社が、株の儲けを利益として計上せずに、資本に繰り入れたことが(その反対だったか)、商法違反だといわれる。そんな事よりも、他人を雇用するのに、10年アルバイト雇用で通っている方が、10倍罪は重いと思うのだが、日本はそういう判断をしない。日本は自由主義ではなくて、官僚主義という、北朝鮮に近い制度であるからだ。
 正社員とアルバイトの違いは、学歴社会であって、それは過去の履歴主義であって、能力主義ではない。自由主義というのは、基本的に個人の能力に応じて評価されるのだが、前からおかしいとは思っていたが、18歳の小僧の時に、数学と物理、英語がどれだけ出来たかで、体育と芸術と女の場合には妊娠健康評価がなく、それが80歳までの評価の対象になる。
 人間の評価は、最低時給700円に始まって、時給7千円だと年収1千万円。時給7万円だと年収1億円。そういう能力評価が本来だと私は思う。
 時給700円は、雇用されれば保険に入り、子供保育園を負担すれば、会社はその倍1400円で雇うことになる。有給休暇も出産休暇もある。それが簡単にいえばフランスのこの20年の政策であり、成功の秘訣なのだという。よくぞ、時給700円に、人権無視という声が上がらず、差別だという裁判が日本で起こったためしがない。
 一人の女が一人のまま子供を生んで、育てられないことは、北朝鮮のミサイルを撃つのか撃たないのか、いや横田めぐみが生きているのか死んでいるのかよりも、千倍も重要な事だと思うのだが、本来は。
 フランスなどは、「ごとき」と評価していいくらいの、中程度の国にしか過ぎない。サッカーフランス代表を見て、パリで生まれた者はゼロである。イタリアが「お前らは猿だ」というのは、ジダンでさえアフリカに生まれているというおちょくりだ。それは国籍を平等に扱って、フランスに3年住めば、それが国籍となる。けっして上品な政策ではないのだが、でもそれくらいしないと国は崩壊すると判断してのことだ。そこまで努力して、パリジャンヌにとっては不愉快でも、どうにか少子化の歯止めがかかった。
 日本は例によって無策である。700兆円の借金は、20年後には踏み倒す政策である。官僚が満足できれば、国家は崩壊してもそれで構わないと思っている。実に愚かしいことがそこにはある。

7月11日(火)また暑苦しい8月がくる

2006-07-11 07:15:00 | 政治・経済・事件・公務
 8月が夏休みで楽しいと思っていたのは小学生の頃までで、大人になると、憂鬱な高校野球が少しの暇つぶしと、それ以上に東京は熱波でどうしようもなく憂鬱で、そして長崎も広島も懺悔が始まって、敗戦のち~んという合図で黙祷する風景が、また憂鬱でしかない。
 北朝鮮がミサイルを配備して、核弾頭が搭載されていないのが幸いだけど、これをどうするかについて「配備されたら攻撃するのも防衛だ」と安倍が以前に発言したとかしないとか、一体日本は60年間、防衛のために何を決めてきたんだと呆れるのだが、その辺のキャバクラ嬢に、「一発くらい山に当たった方が、真剣に協議するんじゃないの?」と茶化される始末で、所詮日本の主体性など、その程度なんだと、これも憂鬱の種。せめてケネディのキューバ危機の処理でも見習えよと思うけどね。
 だからというわけで、この暑い8月の憂鬱話も、いつまでたっても「戦争の犠牲者」という死んだ兵隊の話ばっかりで、肝心の「戦争責任」は、怖くて誰も話ができないというのを、60年繰り返しているだけなのである。愚かである。
 その愚かしい手先の一人に梯(かけはし)というシロウト作家が登場してきた。硫黄島の栗林は、1万6千人を玉砕させたいわばA級戦犯なのであるが、この遺族を抱きこんで死ぬ前の手紙を入手して「栗林はとてもいいお父さんでした」という間抜けな本を書いてノンフィクション賞を取ったのだが(そのアホさ加減は前にも書いたが)、この人小泉門下生の佐藤ゆかりにそっくりのショートヘアで、ときどき髪を書き上げながら、ドレスの上にストール着ていて、上半身ガサガサと激しく動いて、遠くから見るとこたつの掛け布団来ているようで、実にお笑い。そういうのが、好きなんだよなあ、文春も、朝日もね。女流文化人というわけでさ。
というのも、そんないでたちしていて、どこに取材抜群のノンフィクション書けるという風体があるんだろうと、如何わしく思うのは私だけでしょうか。この人美智子がサイパンだかに戦争慰問にこの間いったときのこと、また最近書いているわけで、南の島の戦争被害は、この人のテリトリーになってしまった感があるのです。
 戦争が起きれば召集兵隊はいくらでも死ぬのはあたりまで、イラクでも米軍は千人だか、5千人はすでに死んでいるわけですよ。連中は国家補償の殉職で、兵隊というのはそういうもんです。戦争起こした国家がどう責任を取ったのかという話に、必然なります。ところが、60年前の戦争でも、未だに「悲しい」だけしか思考回路がないというのは、文部省の指導力のせいか、宮内庁が怖いからなのか。あの戦争は、国家が責任取りきらなくて、皆犬死したわけです、結果的に。そして犬死から立ち上がって、二度とそういうことがないようにするのがまともな遺族大人の対応で、のためには、ヒロヒトとその子供たちの立場はどうするのかと検証するのが当然なのであって、それなし崩しにされて、栗林がいいパパだったとか、広島の子供は皆平和主義ですなんて、枝葉末節もいい加減にしてくれと、8月になるたびに思いますよ。この8月、どうせ慎太郎の推薦映画の、特攻隊に御弁当作ってあげた九州のオバサンの映画ができるそうですが、それを通じて特攻隊の青年群像描くんだと、あらすじ聞いただけで気持ちが悪くなりますよ。そんなら、同年代の高校野球のアホ高校生の青年群像描いた方が、まだ平和主義だと思うけどね、ほんとに。どうせ慎太郎なんて、ポリシーに反戦はないんだから、あいつは。未だに尊攘攘夷の時代錯誤。
 一番不思議に思うのは以下のことなんだね。ニート、フリーター、アホ学生を律していくには、日本は天皇制の君が代斉唱という、そういう指導体制にならないと、ニートが減らないと思われているし、事実その通りであるということ。アラーでもキリストでもいいけど、そういう精神根底がないから、代わりにヒロヒト一族が神になるという、こういう理屈なんだね。しかしそれは大いなるすり替え理論で、私は気持ちが悪いってわけです。
 もう一つ、軍備増強で防衛戦争も可能とする軍事力強化には、必ず天皇制というものが、やはり付いて回るんだね。どうしてなんだろうね。天皇制を否定する者は、必ず非武装中立なんてのどかなこと言ってるし、天皇制支持という者は、必ず軍備増強を言い出すわけだ。何も酒が好きでも甘いものも大好きというのがいてもいいのだが、まあほとんど皆無。それはつまり日本人の思考回路の欠如だと私はずっと前から思っているわけだ。ま、そのように慎太郎みたいのが、大衆煽動して国家歌わせたり、特攻隊の青年を思い起こさせたり、憂鬱の真夏はさっさと終わって紅葉シーズンになってくれと思うばかり。


7月7日(金)ゆとり教育の現場

2006-07-08 02:00:35 | 政治・経済・事件・公務
 母校県立高校山岳部の最近の部報から山行記録をまとめているのだが、この10年ほど、まあ部活動というのはのんきなものになったというか、体たらくにもなったというか。
 高校生でも、毎年冬休みになったクリスマスの頃に、冬山合宿なんてものをやって、雪山登山は恒例的だったのだが、どうもこの10年、それをやらなくなった。代わりに2月くらいに、県の高体連が主催して、冬山講習会というものを、3泊くらいでやっている。もちろん授業は休んでこの合宿に参加。どこぞのスキー場の下の方で、一日はワカンでラッセル訓練して雪洞宿泊。翌日もまた雪山途中まで登って、今度は温泉宿泊。三日目に下山なんて、冬山というか、役所の研修みたいな感じ。
 異様に思うのは、夜行バスで他校も含めて100人以上が一緒に出かけたり、あるいは交通費も学校が負担するのだろうけど、学校の顧問は個人で生徒の登山責任は持たずに、県が主催するというわけだから、責任分担にはいいのかも。
 登山なんてもんは、自分の自由時間と小遣いでどこかに出かけるのであって、わずかに高校生が、おいらく爺ババアの百名山ツアーのように、こんな団体バス旅行でスキー場に出かけて、これが「冬山登山でございます」とはどうにも愚かで仕方がない。しかも自分のアイデアで登山することもなく、カネが学校もち、時間も学校から支給されて、そうじゃないと部活にも励めないという、このどこに高校生らしい若さがあるのだろうかと、これがゆとり教育の実態である。せめて、一人で低山のハイキングする方が、まだ自主性が発揮できると思うのだが、そんな者は皆無だし、気が付きもしない。
 昔私が若い頃は、軍隊帰りのオヤジが、いつも親戚のうちに集まって、兵隊に行ったどこぞじゃ、どれだけ辛かったと、酒飲んでくだまいて、大人ってのはろくなもんじゃないと思っていたが、今は高校生からして、携帯メールでいちゃいちゃして、やっぱりジュース飲んで集団でくだまいているだけなのだ。それが大人になるコミュニケーションだと思っているわけで、指導者がその程度だから、本人たちもその程度。そういえば、我が息子も、中学、高校時代にちょっと大会でスキーに行くといえば、荷物は事前に宅急便で現地に送って出かけ、本人は手ぶらで行き帰りしていたが、こういう不真面目も学校がそういう方法を率先しているわけで、もうどうしようもない。大荷物で山にいっても、帰りは宅急便で送って手ぶら。ゆとりというのは、本当の馬鹿者を創造するだけだと思うが、間違いか。こんな小僧どもが大人になって何かできるのかと思えば、ほとんど期待薄。


7月5日(水)命中しない北朝鮮ミサイル

2006-07-05 17:55:56 | 政治・経済・事件・公務
 また飛ばしましたねえ、北朝鮮のミサイル。どこかに当たってみないとダメなんですか?日本の対応は。
 東京に命中すると俗に言われるけれど、それだけ精度がないから左右にぶれて、山の中に墜落するとはマスコミが冗談でよく言っていることです。のん気だと思いますよ、今でも。巡航ミサイルは、配備されて燃料が注入されたときに、それを攻撃しないと、発射された後では迎撃するのはいまのところ難しい。サッカーのミドルシュートと同じことであって、シュートそのものにプレッシャーをかけないと、撃たれた後では、もうマウスに入るしかないわけでね、そういう対応しない日本は、いずれ撃ち込まれ損ということになると思うんだけど。まあそんなことすれば、米軍が北朝鮮を壊滅させるのだろうけれど、子供のように指くわえているだけの日本も、国家としては情けないものがありますよ。


 Wカップの片方の山は、ドイツではなくてイタリアでした。どちらが勝ってもいいような試合だったけど、開催国が負けたというのは意味があることですね。イタリアサッカーは八百長事件で崩壊寸前といってもよく、ユベントスなどは、セリエCに格下げになると報じられていますが、本当でしょうか。選手は皆イングランドへ流出してしまうんでしょうかね。八百長でもめているイタリアが、ここまで快進撃したのは信じられないことです。にしてもいつも思うのは、日本もイタリアのあのディフェンス少しは学びましょうということです。10年前ならバレージで、いまならカンナバロでしょ。でっかいのがファウル寸前で体ぶつけるんじゃなくて、ワカメのように絡みついてボールを取るという姿勢や、2人でしっかり囲んでプレッシャーかけるという方法です。いつまでたってもザルみたいなディフェンスしてるんじゃ、目の肥えているファンをもう騙せません。

 普段は去るものは追わずなんて、格好いいこといっている連中に限って、中田という人がサッカーやめたら、追って追って、君らは中田のストーカーですか?
 中学時代からサッカー漬けで学生時代のヒッピー旅行も経験したことないといえば、それは残念だと思います。でもその分財産築いたんだから、相殺するとは思うけど。いまさら世界を旅してみたいなど、これまで世界中でサッカー旅行してたんじゃないかと思うけど、そうでもなかったんかね? まさか、アフリカの貧困がどうこう言い出して、黒柳徹子やアグネスみたいにならないでくださいよ。いい年して世界を旅行したいというと、そういうくだらないこと言い出すのが鼻に付く。アフリカの貧困などは政治で解決するもんであって、サッカー小僧やタレント小僧の女学生のナルシズムに付き合っている暇は、大人にはないんですけど。ダイアナが地雷処理の武装してアンゴラ歩いたときは絵になったけど、憎まれっ子サッカー小僧じゃ、どこにも絵にはならない。
 一般的に、特定の女マスコミとだけ付き合っている有名男というのは、ろくなものがいないんです、私の印象としては。小松だとか増田なんて女は、キミの愛人でしたか? 取材相手の懐深く入るというのは、メディアの一つの方法だけど、やはりそんなものは相手に懐柔された三流記者がやることだと私は今でも思っている。もともと中田は「飛んでいったボールを追いかけない」とスポーツ新聞にかかれたことがきっかけで、日本のメディアと喧嘩を始めたわけですね。トップ下としては守備の範囲も上に決まっていて、意味なく戻されたボールは「追いかけません」と彼は話した。それが「中田の守備怠慢」と書かれたもんで、以降彼はスポーツ紙とは絶縁状態になったわけですね。んのために、特定個人の記者とだけ親しくする。今になって、ブラジル戦の3日前に小松が中田と電話で話したといわれても、てめーは中田の愛人だったのかと思うくらいで、中田小僧ってのは、好き嫌い発揮した、都合のいい女記者とだけ話するというそれだけの者に過ぎなかったわけですよ。キムタクにおべんちゃらで記事垂れ流しているアイドル雑誌と同じで、まあ本来は評価の対象にもならん奴ですがね。
 そして最も気に入らないのは、こいつが日本のサッカーに貢献したんだと。どういうふうに貢献したんでしょうかね。せめて貢献というならJリーグ立ち上げた川渕がまだ貢献しているし、たった個人の一選手など、いてもいなくても関係ありませんね。松阪や清原がいなくても日本のプロ野球の存続に関係ないのと同じことです。むしろ害悪があったんじゃないかと思うけど。まあテレビ局を引っ張って、日本のサッカーしか知らない人に、ユベントスだとかマンチェスターとか、そういう強いチームが外国にはあると紹介したことくらいは評価しますけど。
 ローマの時代にトッティとMF争ったことがありましたね。少しトッティが上だったけど、中田もなかなかの存在だった。二人とも同級生ですよ。それでいま、トッティはイタリア代表のMFになっていました。君は落ちぶれて引退。その違いはどこにあったんでしょう。私そういう本当のことが知りたいですよ。確かトッティとポジションがぶつかって君はスタメンに入れないからとパルマに出たわけだけど、そこから大崩したわけです。あの頃マスコミは中田はトッティ以上だとウソ記事書いてましたよ、今になって分かることだけど。あの25歳のときから、早々と、どうしてダメになったのか、ちゃんと自分で告白してください。それが一番知りたいところだ。当時ぼろくそに言われていたトッティでさえ、昨日だって大活躍してましたよ。あんたはなんで、そこまで活躍できる選手じゃなくなったのかね。
 人は死んだときには、この野郎と思うような人でも一応きれいごと言いますが、中田のきれいごとにもそろそろ飽きが来ましたよ。