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sptakaのブツブツDiary

sptakaさんは、毎日ブツブツ発言しています。

6月29日(木)セレブ美容外科の誘拐

2006-06-29 18:32:26 | 政治・経済・事件・公務
 犯罪を生きがいにしている連中にとっては、どんな法整備ができたとしても、すべてはザルである。ウイルスバスターがあっても、ウイルスが減らないのと同じだ。人は、ちゃんと生きられるという軸を持っていないと、法整備だけでまともな国家になった例はない。
 常識だけで生きていける人は、10人中に2人くらいしかいない。少数派である。大半は、軸を求める。キリストでもアラーでもいい。日本にはその軸がない。
 神様といわれたのは天皇ヒロヒトのことで、あんなものが神かと思えば、今は誰も賛成していない。30歳代の主婦は、子供が神様である。だから過保護なバカ子供がどんどん育つ。50歳代になれば、亭主は要らなくて子供も自立して、自己中心になる。もしくは親の介護をどう上手にすり抜けるのかしか、頭が回らない。
 20歳代で人工中絶するのは、私は日本が世界一だと思っている。20歳代で神様はボーイフレンドであって、そのために2人生き埋めにした大阪のバカ大学生がいた。彼女は神様である。妊娠は不要なもの。
 生き方を律していく基準が皆無なのは、世界で日本だけだと思う。それは明治から天皇主権にした政治体制に問題があって、知れば知るほど、あんなものが主権であり、神様だったら、従いたくないと思うのが今の現状だと言い切れる。天照大身神を、天皇だとすり替えた天皇制が今の日本をダメにした。
 基準が皆無であれば、自己が神になる。何をしても、戦争をしても、自分が格上げされればそれは正当化される。犯罪も不正も、ばれなくて自分がよくなれば、それは正しいことだ。
 その基準を求めて、ふとベストセラーを見てみたら、細木数子に騙された痴呆老人だった安岡せいとくがNO1だとは驚く。新田次郎の息子の右翼本も未だに人気がある。こんなもので世の中知ったふうになれると思ったら大間違いである。しかしほかによりどころがなければ、こういうぞっき本に憧れても仕方がないのかと、情けなくなる。池田大作程度を神様だと思っているのは、それ以下。むしろ学閥を徹底した方がまだいい。日本は落ちるところまで落ちる。


アメリカの批判はいくらでもある。英語教育にしても、私の世代はアメリカだったが、息子の世代になってイギリスになった。研修夏休みが必須になって、そのために50万円をぼったくる大学もひどいものだが、何故かイギリスである。息子は「イギリスにはピストルがない」という。大学はその程度で学生を指導している、呆れる。
 しかしアメリカは、マイクロソフトの友人が4兆円寄付して、財団に投資した。4兆円といえば、東京都の年間予算になる。国家でもある。寄付金で自由に国家が作れるというのは、羨ましい。崩壊したインチキ行政やっている日本にいるよりも、財団国家で生活した方がずっといい。
 自由主義は、何をどういわれてもアメリカが西側体制を守っていると言い切れる。民間の財力を基盤に、公務員の身分は下級、国民の下僕を実践しているのはアメリカを置いて他にない。



 また生活保護かよと思う。3人組犯人の伊藤は岩手で生活保護を受けている生活をしていた。どこに保護の理由があるのか。犯行時に彼はピストルを発射して警官を威嚇した。秋田の豪憲君の犯人も生活保護を受けていた。北から順番に生活保護を受ける。
 生活保護というのは、地元政治家が票が欲しいために、行政にそれをやらせる。たいして調査もしなくて、生活保護をどんどん乱発する。毎月10万円。タダでカネくれれば、人間は元気でも仕事をしなくなる。しかしそんな保護野郎にも選挙権はあるから、乞食政治家はその一票が欲しくてそういう乱発をする。その結果、夕張市のように、600億円で倒産する。自治体の倒産などは、職員の給料と、福祉のばら撒き以外の何ものでもない。こうして役人は率先して自分の自治体を潰してでも、自分の給料と票が欲しい。歩む道の先にあるのは北朝鮮でしかない。
 何も共産党や民主党が悪いとは言わないが、連中は国家を崩壊させても、自分の取り分(税金)はしっかりと獲得するという、およそ建設的じゃない生活態度を肯定する。少なくとも真面目に育った私には信じられない。世の中に、10人中に1人は悪がいる。かつては1万人に1人だったのが急に増えた。人間食えなくなれば、身近の悪に手を出す。「闇米を食うな」といわれたときに、1億人でそれを実行したのは1人だけで、その裁判官は餓死したというのは、戦後の有名な話だ。
 行政を食い物にするのは、それ相応の人間しかいないためで、それが理由で国家が崩壊しても、是々非々なのだろうかとも思う。
 北からどんどん貧しさが押し寄せてきて、大転換するのは行政改革程度ではダメなのだが、にしても生活保護受けて外車乗り回して、娘が慶応大学に入ったという(私の近所の例)のでは、めくら行政と言われても仕方がない。


6月28日(水)時給100万円の美容整形

2006-06-28 01:52:53 | 政治・経済・事件・公務
 誘拐された女子大生の母親は、時給100万円の美容整形らしい。豊胸手術だけだといっている。どうせ乳房の下を切って、そこからシリコンもどきいれて、1人1時間、手術料100万円という話だろう。月給に換算すると1億5千万円か。みのもんたが、月給3億円程度と言われているから、二人とも相当なもの。10年前に杏林大医学部に入って、4年前に卒業して、2年前に独立して、開業。フェラーリ、ロールスもっているらしい。
 しかし、この程度のものが本当に医学か? 皮下注射して、だんだん溶けて行くビタミン剤を入れるようなもので、こうした豊胸注射は、2年くらいの間にだんだんしぼんでいく。まあ氷が解けるみたいなものだ。そうするとまた2年後に100万円支払って注射を受ける。多分、毒にも薬にもならない注射だ。丁寧にぬいぐるみ作る職人の方がずっと技術を持っている。
 韓国が世界一の美容整形の国で、男でも白髪は誰もいないそうで、40歳過ぎたら男女白髪染めは絶対で、そうしないと社会でもまともに扱われないらしいから。日本も見習うように、どんどん美容整形医者が増えて、こんな豊胸注射は千円くらいでできるようにならないと、こういうおかしなオバサン医者が増えてくるね。しかもこのニュースはやらせとは言わないが、ほとんど宣伝だったようなもんでさ。

 トーナメントというのは、どちらが勝とうが、90分過ぎれば必ずどちらかが負けて、片方が残る。主催者にとってはどちらがどのように勝とうと、どうでもいいわけだ。インチキなPKでイタリアが勝っても、イエローが16枚飛んで、大乱戦になろうとも。気にしているのは、負けたその国だけで、残りの199カ国にとっては、もうどっちでもいい。そうして残り199カ国の人も、勝った国だけのことが記憶に残る。トーナメントというのはそういうものだ。ただ負けた当事国にとっては、どうしてレッドを2枚もくらったのか。どうしてPKを取られるプレーをしたのかと問われる。だからブラジルは、ファウルさえも取られないような、一見お嬢さんディフェンスに終始する。その上で勝つという試合をしている。それでもガーナはよかった。攻撃的というのはこういう試合のことだ。日本はその全く逆のディフェンシブな消極的サッカーだけしかしなかったのに、攻撃的にいくと、大うそを付いていた。ジーコはうそつきオヤジだった。ガーナはバルカンの監督、セルビア人だが、オシムも本当に日本にこういうサッカーをさせるのだろうか、できるのだろうか。


6月27日(火)ツーカー倒産間近

2006-06-27 16:43:36 | 政治・経済・事件・公務
 どうしてか私はツーカーという携帯を使っていた。かれこれ10年位前に、電話など全く興味がなかった頃に、電話0円というニュースを聞いて関心持っていた頃に、駅前の電話やにふらふら入って契約したのがそれだった。使い始めてみて、ドコモより性能が悪いとは知っていたがお構いなし。問題は、団地など少し高いところに住んでいると、自宅からだと電波状況が悪い。「都内で電話状況が悪いところなんてあるの」とバカにされて10年。
 そのツーカーがAUと業務提携したとかで、この数ヶ月頻繁に「AUに変えろ」と案内が来ていた。感じからすれば、ツーカーは吸収合併で潰れる。というわけで、ついに先週当たり、変えることにした。先方が変えろというくらいだから安い。番号は同じ。
 するとどうか、自宅にいても前より格段に電波状況がいい。何だか携帯の数社は、全部独自に回線をもっているのか、能率の悪いことをやっている。
 ツーカーは、昨年あたり老人用に簡単携帯を発売して、これはヒット商品となった。どこかのヒット商品ランキングに入るくらいの傑作で、藤岡琢也がCMしていた。
 ところが1年後、その簡単携帯もこの変えたことによって、一緒にAUの簡単携帯に変えざるを得なくなった。ヒット商品を出した会社もわずかに翌年には倒産の危機に瀕するという、時代はそういうことらしい。ために、ホームの母親に持たせている携帯も、その簡単に変えさせたわけで、面倒といえばそうなる。
 企業など3年先のことなど、全く分からない。ソフトバンクも、トヨタであっても、3年先は倒産してもおかしくない。いいときにその会社のものを使うのは賛成できるのだが、高額で購入してしまうということには相当抵抗がある。まして不動産の購入など、リスクが多すぎてできない。

ウクライナ
 番狂わせがあまりない大会だったが、番狂わせといえばウクライナが8に勝ち上がったことか。スイスが勝ったとしてもそうなる。つまり組み合わせに恵まれていたということかも知れない。そのウクライナは4へでは、イタリアと対戦する。ぜっ不調のイタリアなどは負けてしまえば面白いのだが、ウクライナも相当弱くて、可能かどうか。

 日本は出場32か国中で、ワースト4にランキングされた。ワースト3かと思っていたから予想よりはよかった。

 仮にブラジルが負けるとすれば、決勝でドイツに負けるか、明日ガーナに負けるかだと思われる。アフリカもけっきょく出場5チーム中で、リーグ突破したのはガーナ一カ国だけで、何だか心もとない。

6月22日(木)夕張の倒産

2006-06-22 01:05:56 | 政治・経済・事件・公務
 夕張メロンが倒産した。じゃなくて、夕張市が倒産状態で国に救いを求めた。全国2例目だそうで、ちゃんと処理すれば面白い。
 会社の倒産と一緒にやりましょう。市長、市議会議員全員クビです。市役所職員も給料は7割支払いで残りは繰り入れ。弁護士が管財人になるのでしょうか。しかし自治体ですから、消滅させることはできなくて、いや、消滅させてもいいんです。人口半減でも、アメリカにはそうして無人島じゃない、無人シティとなったところが過去にありました。核の実験場だったか、ゴールドラッシュの跡地だったか。
 しかしどうにも怪しい。夕張メロンでザクザク儲けているのは、わずかに100戸の農家だけで、あとは野垂れ死にしたんでしょうか。私これまで散々北海道の悪口いってきましたが、だからこうなったとは言いませんが、自主努力できなかったのでしょう。
 でもどうでしょうね。公務員だけはぬくぬくしているように思えてしまうんですよ。日本の江戸から近代史はテロの連続だったわけで、住民が立ち上がらないと、コレステロールで脳梗塞起こす役人だけ残って、住民餓死するという、北朝鮮になります。

グループA,B,D最終戦。
 リーグ通過確定させたエクアドルはなんでしょう。最終ドイツ戦に主力5人温存して0-3で負けた。平気でそういうことするんです。決勝トーナメントに向けて、意識が下がるとか、イメージ悪いとか、そういうこと一切無視。しかも負けた結果でベスト8へは、イングランドと対戦するわけですよ。まあ、勝ったドイツも相手スウェーデンですから、どこと対戦してももう似たようなもんですが。Wカップとはそういうもんです。
 グループDなど無風地帯で、消化試合でしたね。しかし1-2でメキシコ負けて、アンゴラが3点以上でイランに勝てば・・・、なんて日本がブラジルに5点差で勝てみたいなものは存在するのだが、まあ無理。途中アンゴラ1点入れて初ゴール。どうせリーグ敗退でも1点はほしいというわけ。ところがイランも1点入れて同点に。アンゴラDFと、キーパーが試合中に言い争って喧嘩しているんですよ。せめて消化試合でもこのくらいの迫力あると面白い。
 どうせ日本は「ナイーブなチーム」と言われているんでしょう。よく解釈すれば「純情」ですが、得てして「文盲、無知、人畜無害」とも訳されますね。んなことで、どうやってサッカー勝つんでしょう。Jリーグの持ち物検査があれだけ厳しくても、発炎筒焚くやつが出てくるくらいにならないと、勝てませんねえ。


6月11日(日)パチンコ、サラ金、デリヘル

2006-06-10 23:58:55 | 政治・経済・事件・公務
 公共秩序を守ろうとする役所にとっても、このパチンコ、サラ金、デリヘルは三悪になっている。ということは、何故か人気の三商売ということでもある。
 秋田の能代という田舎でも、この三悪はしっかり根付いている。本当に世間はパチンコが大好きだ。ど田舎の何もない田んぼの真中にも駐車場のパチンコがあって、これが朝9時から大繁盛している。儲かるのか?といえば、儲からない。だからその隣にサラ金の無人機があって、いくらでも無防備に金を貸してくれる。しかし借りてもなお返せない。それだけ貧乏してしまうと、それが女の場合には風俗商売やって返済する。男はパチンコの負けのうっぷん晴らしに風俗かよって、さらに貧しくなる。そして本当に貧しい中国人は、その無人機をユンボで襲って大金を巻き上げる。さほど難しいことじゃないらしい。犯人は見つからない。中国人にしてみれば、田んぼの真中に札束が置いてあって、盗まれないわけがないと言う。聞いていて笑い話にしか聞こえない。
 豪憲君を殺した鈴香は、それでもそういう大きなパチンコ屋の店員として3年間はしっかり従業員していた。1日に10時間労働、月に23日働いて、手取りが16万円だったそうだ。時給800円くらいだから、田舎は賃金も安い。
 その彼女が、間もなく破産して、生活保護を受ける。破産の原因といえば、サラ金と相場は決まる。そしてその後は未確認なのだが、デリヘル営業もしていたという噂がある。三悪全部見事に揃って、そういう人は人生落伍する。絵に描いたようなやはり笑い話としか思えない。
 仲間の記者が、沖縄の徳之島という田舎に行ったときにも、何もないその島に、どうしてかパチンコ屋だけは繁盛していた。そしてやはり隣にサラ金ビルが入っていて、大手4社の無人機が置いてある。田舎の小島というブロイラーみたいなところなのに、ここにも絵に描いたようにパチンコ、サラ金。デリヘルはないのだが、南の島は適齢期男女が、自然に仲いいとなれば、自然にそういうことになっている。
 やっぱりこういうのは、「おかしい」と思う。
 これに、暴力、携帯と続けば、これは世の中の縮図でもある。夫婦離婚の原因は、先の三悪にプラスして、必ず暴力。決して浮気じゃない。そして携帯は、いまどき月の携帯使用量が大きいほど、馬鹿の証明だといわれている。鈴香は月に7万円だといわれている。世の中便利になった、進化したといわれるのは、貧乏が益々貧乏になっていくだけのこと。それを進化という人もいる。それを高見にあざけり笑っている人は、もう少しまともでもある。

Wカップサッカー
 ほんの10年前のことだけど、「ワールドカップ」だというと「なんだそれ」。オリンピックよりも有名だよといっても、そんなもん「あるわけねえよ」。予選に2年間もかかっているよというと「ふざけたこというな」。そう言っていた馬鹿者が、今になって、サッカーサッカーと言い出す。いいけどさあ、でももうちょっと知的になれよなと思うよ。
 あの頃は、サッカーWカップなんていっても、テレビじゃ全然やってくれないよ。それに釜本の五輪サッカーばかりが有名で、「職業サッカーなんて、くだらない」といわれて、職業野球はプロ野球だけで十分だと。五輪チームがハンガリーに負けたときに、共産圏のステートアマに、勝っても意味ないといい、日本は職業サッカーに賛成していなくて、アマチュアサッカーにこそ意味があるといっていたのは、ウソだったんだよね。日本は10年たつと、すべてのウソがばれますよ。
 クライフのサッカーが今でもサッカーの基本にあるのだが、クライフ知っている人は評論家だけだね。西ドイツ大会のことだよ。そのドイツでいま試合が始まって、オベラートだとか、ベッケンバウワーなんて当時の優勝メンバーが皆偉くなっているけど、あの時たまたま優勝したけど、西ドイツのサッカーはイモだったね、はっきりと。むしろ東ドイツのサッカーのほうがよかった。さらにオランダは世界一だったね。その年代が、オーストラリアの監督だったり、日本の前のオフトだったり、バルセロナの今の監督はクライフの子供世代だし、指導者はオランダ天下が続くよ。それもすべてクライフの遺産なんだよね。
 クライフは一度だけしかWカップに出なかった。二度目は拒否した。「キチガイ沙汰の国家間争いだから」と。その通り。サッカーの質そのものは、ユーファーカップその他欧州のカップ戦がずっとレベルが高い。先日バルセロナが優勝したが、あの決勝戦のような面白い試合がこのWカップにあるのかどうか、実は疑問でもある。
 残念ながら日本は予選も多分勝ちあがれない。日本のような不真面目なチームが、少なくともこういう世界大会で予選を通過したら他の国に失礼でもある。原因は誰もが言うようにジーコだ。名選手、名監督にあらずの典型になる。あらずどころじゃなくて、害悪害虫といってもいい。釜本にしてもそうだ。あの人10年前にガンバを最下位にして、首になった。教えることができない。それはサッカーを知らない。知らなくても自分は活躍できた。ボールは止める、蹴る、持つだけだといい、釜本はパスを知らないというとんでも監督だった。今でもそう。ジーコは、どういうサッカーをやりたいのか自分で分からない。パスはどうやれば上手で、どうやれば下手なのか、その区別がつかない。自分は無意識にできたことでも、他人に理解教えることができない。
 サッカーはさほど難しくもない。相手にボールをもたれたら、二人で囲んでボールを取りに行く。取れなかったら、次の二人が囲んでまた取りにいく。そうして4回くらいやっても取れなかったら、得点与えても仕方がないというスポーツだ。
 逆に攻撃では、ボールを持ったら、相手がそのボールに触る前に、仲間にパスする。その仲間にまた相手が来ても、ボールに触らせる前にまた仲間にパスする。それが6回くらい連続できれば、得点が入る。それだけのことだ。これはクライフの受け売りだ。
 それを可能にするために、ポジション配置する。重要なことはポジションと、自分の持分が機能しないときに、次にまたどうするのかのポジション。技術はその次でいいと彼は言う。そうして彼は世界一になった。自分でも、バルセロナの監督としても。
 そのポジションは、「これがいい」と自分の意見を持っているのが、素晴らしい監督で、意見がない釜本、ジーコは監督の器じゃないというそれだけのこと。そんな監督のチームが、こういう大会で勝ちあがっては世界に失礼だと思われる。じゃなくても、出場32チーム中、日本は29位くらいで、残念ながら予選を勝ちあがれない。ジーコが大会中に辞めて、中田がプレーイングマネジャーになれれば、神風が吹くかもしれないが、1%以下のことでしかない。

6月10日(土)習慣が法律を作る

2006-06-10 16:25:05 | 政治・経済・事件・公務
 村上ファンドのインサイダーをいいことにして、急に金融商品取引法が成立した。手早いねえ。一部では世界一の厳しい法律で、ほとんど嫌がらせだと言われている。
 日本人は他社の株式を買収して、株主の権利を主張するなどは、愚かな行為だと思っている。企業というのはおよそ国営企業に等しくて、三井、三菱、住友すべてが、国策企業だった。民間とは名ばかりで、国家公務員になれなかったものが、三菱重工に勤めると思っている。重要なのは、そうした企業で汗水流して働くことで、経営に物を言えるのは、社長だけであって、実は株式会社じゃなくてもよかった。ただ日本が共産国家にはなれないために、欧米見習って株式会社にはしたものの、株への投資は、銀行預金みたいなもので、年に3%の配当があればそれでよしとして、それ以外の高望みは禁じられた。というよりも、その頃は毎年給料が10%も値上げされていたし、働くということは、肉体労働とイコールだと思われて、事務職は虐げられた。その頃は今の中国と同程度の国だった。
 国が飽食になって、年に10%も金利がつくのは、後進国だけに限られた。貯金は、有価証券で保持していて、その信用は国が保証するという制度に変えたのはクリントンのアメリカで、あの時代にアメリカは繁栄した。日本は未だに我慢といい、たんす預金で金利はゼロがいい。金利がゼロというのは、お金に値段がないことなのだが、それが理解できない。今でも株式ファンドに対する悪意は、「汗水流さない」と誰もが言う。農家などさっぱり儲からない赤字作業なのに、しかし農家がいいといっているようなものに聞こえる。
 日本にはフロンティアの精神はゼロである。他人と違って「自分はこうしたい」という意見を言うことは、愚かなことだと今でも思われている。過去よりも今こそ一層そう思われている。今どき会社を興すものは、どうせ隙間産業以外の何ものでもなくて、せめて成功したのは戦後の本田だけであって、後は吉野家の牛丼レベル。その牛問屋が、ニッポン放送や阪神などの株を買い占めるなどは、法律で処罰するしかないと本気で思っている。
 殺人事件を起こしても、15年間犯人が挙げられなければ、それは時効とされる。殺人事件というのは、親の敵を子供が討つことを意味して、それでも民主国家ではそれは認めていないのだが、15年逃げればそれは認めてしまうというのが、殺人15年時効の根拠になっている。少なくともピストル社会のアメリカでさえ、殺人に時効はない。殺人に対する嫌悪感は、残念ながらアメリカの方がずっと正しい。
 むしろ本気で取り締まりたいのは、銀行融資の担保は「土地だけにする」という法律だったのかもしれない。日本の銀行は、明治以来今でもそういう金貸しだけをしている。そしてすべてが事実上倒産した。ところが外資は、ライブドアが持っている株式の値段を担保に400億円融資した。同じように、村上の持っている株式時価を担保にいくらでも融資した。日本が本当に取り締まりたいと思っているのは、ライブドアと村上に融資した、リーマンブラザーズやゴールドマンなのだが、占領されているから外資には一切手を出せない。米軍にも手を出せない。だから私は日本は占領されていて、本当によかったと思っている。こんな国に「愛国心を持て」という方が愚かだ。理解すればするほど、飼い主にも噛み付くお馬鹿なスピッツに見える。
 昔は金塊のみが貨幣であったが、今どきそんな国は世界中どこにもない。1万円札は原価が6円なのだが、この紙くずに、1万円という信用裏づけをしているのが政府である。ところがこの紙くずは100年間たんすにしまっておいても、いつまでもそのまま。だからこの紙くずを市場の相場に乗せるために有価証券があるのだが、それも各国政府が裏付けしているという意味で、札束と同じ意味なのだが、それが理解できない。
 フロンティア社会は、その有価証券を裏づけにして、会社を興した。マイクロソフトがそうであり、ヤフーもグーグルも、すべてアメリカから来た。日本は汗水流せといわれて、稲作以降何も世界に普及させていない。


6月9日(金)秋田の畠山鈴香さん

2006-06-09 22:14:17 | 政治・経済・事件・公務
 やっぱり鈴香さんが豪憲君を殺していました。ふむ。
「どうせ保険金殺人でしょ?」と世間は言う。その通り。被害者給付金というのがある。通り魔に小学生が殺された時に、小学生は生保に加入していない。国が1500万円を支給してくれる。資料によれば、サリン事件の被害者給付でこの制度は広まったと言われている。
 彩香を殺して、この金額を手に入れようというのは実に浅はかなのだが、それを実行してしまった。一家はお金に困っていた。しかし、指図したのは、彼女の母親だと思われている。33歳のヤンキー鈴香にはそうした知恵がないし、わが子をという大胆さもなかった。
 それでじゃ、豪憲君はどうして?という話になる。彩香は水遊びの事故で処理されそうだった。それでは困る。だから別に犯人がいるというポスターを彼女は作っていた。自分の犯行を棚上げして、ほかに犯人がいるというのは、22年前の平塚事件と同じで、あの時警察は完璧にだまされたことになった。同じ筋書き。
 再び彩香に注目させるには、似たような事件をもう一度と、豪憲君になった。ほかにも子どもが大勢いるのに、どうして豪憲君なのか?といえば、彼のパパとは親しかった。親しければ、仮に成功した時に、知り合いにその給付金の恩恵がでる。やってはいけない殺人なのだが、彩香を犬死させないためには、誰かもう一人犠牲者が必要だったというのは、33歳のさらなる浅知恵でもある。しかしこれもママと協力した可能性もある。
 まもなく、彼女は「実の母親と相談しました」と発言するに決まっている。問題は、その後母親共犯をどこまで検察が追い込めるのかということだが、通常は難しい。他人にそそのかされたとしても、実行は成人33歳の女だったから。母親は娘を出しにして、孫を殺めた。鈴香は、母親の言うことを実行するために、自分の人生を棒に振った。主犯は54歳の母親である。女系家族、母と娘は一卵性親子と言われるほど仲がいいが、共に金銭的に困った時に、このように見事に仲間割れする。小ざかしいのは得てして年長の母親になる。この女系家族の場合には、父親、弟は何の役にも立たない。

6月3日(土)人殺しをいとわない地方

2006-06-02 21:46:17 | 政治・経済・事件・公務
「命を粗末にしてはいけない」のは当たり前なのだが、逆説的に言えば、「健康に生きることが基本」でもある。その健康体を選別するために、ほんの昭和の始め頃でさえ、出産に「おぎゃ~」と元気に泣かなかった赤ん坊は、産婆がその場で首を絞め殺して「死産でした」と言っていたのは本当のことらしい。
 分かりやすい証拠は、本来出生率は男が5%ほど多い。それは男の子が健康に出生する確率が低いことと、幼児の頃に病死し易い。それが女子よりも5%多い。20人に一人は成人できなくて亡くなるということだ。ところが今では男が余っている。公立小学校などではクラス男20人、女10人なんてところもある。かつては亡くなっていた男の子が、今は医療発達で生きているということだ。「五体満足で生まれればそれだけでいい」とはいうが、満足でない子は、昭和にはその場で殺されたが、今では生きている。
 それを「よし」とする、ものの言い方もある。「生まれながらに親が苦労することはないよ」。「もう一回元気な子を産んでみなよ」と。今でも昭和の始め生まれの兄弟は、4人くらいいれば、一人は病死して成人できなかった子が、どの家庭にもいた。
 さて、今年も自殺は3万人を越えたというが、どうせ秋田、北海道、青森の3県がトップ3になっている。「産婆の子殺し」というのは、誉められたことじゃないけど黙認されていて、遅くまで残っていたのが、国内でもこの辺り。そういえば、平塚5人殺しの千鶴子も青森の女で、彩香、豪憲の児童2死亡も秋田の事件。北に行けばいくほど、真っ暗なのはいつものとおり。
「だったら、自殺するしかないでしょう」なんていう会話は、子供の頃に大人がたまにしていたような気がするが、今では東京じゃこんな言葉は聞いたことがない。冗談にも言わない。ところが、その秋田周辺では、冗談では言う。冗談とはいえ物騒である。そんなに自殺が身近にあるのなら、自殺できない子供を「自殺させてあげる」と親が殺すという、こういうトンチンカンな言いがかりもまた、東京よりも身近にある。
 北海道の不景気は違う理由で日本一なのだが、道の財政赤字は今年が初めてだなんて、なんと役所は豊かなのかと呆れる。15年前にバブル期にできた日本全国県庁市役所は、町が崩壊して閑散としているときに、宇宙基地かと思うほど、奇妙な化け物屋敷で議会運営している。あれがすべて売りにでるようにならないと、財政再建も小泉改革も進行しないと思うけど。
 それにしても、3万人の自殺が今年200人増えたとはいえ、1%程度の増減なんて、統計というのも毎年正確に繰り返されるものだと不思議だ。


老人ホームのお小遣い帳
 ホームに入る母親の小遣いの件が、全く改善できない結論になった。
 ホームに入っていても、散髪、コーヒー、ティッシュ箱とか、小遣いが月に1万円くらいかかる。注文に応じてヘルパーが買出ししてくる。その小遣いが、私からホーム会計へ未だに現金引渡しのみに限られていて「振込みにしろ」というのが、できないというのは、都道府県の福祉行政でそれを認めていないというのは本当か。
 そこは毎月丁寧に、最初は3万円ほど預けて、「今月は8千円の支出(レシート付き)でしたから、小遣いの残金は2万2千円です」と知らせてくる。それから数ヶ月して、「残金不足1万3千円です」となって「近いうちにご来場いただいて補充してください」と案内がきた。わたし「来場しません」「親の生活は信頼できる御社に全面的に任せているために、行く必要はありません」と答える。「たまには顔を見せてくださいよ」。こうして膠着状態になった。
 小遣いの振り込み認めない理由として、
1、 入金があると、それは営業利益となって、税務申告が必要だから、できない。
2、 本来小遣い預かりさえ、黙認状態なのに、せめて現金引渡しということで、県の行政と理解しあえている。
 そのために、「現金封筒の送金」「本人が口座持っていて、それはホームの中で隠し金庫に入れておき、はんこも揃えて(暗証番号は忘れる)、私がそこに振り込んだ後に、当人と時給2千円の別会計のヘルパーでATMに行って引き落とす(相当に面倒らしい)」の方法しかないと言われた。
 いまどき、3万5万の金渡すだけなのに、延々と遠方までいきますか? 徒歩5分の銀行でさえ、今はほとんど行かなくて、自宅PCからの24時間対応の振込みにしているんですよ。時代の要請とはそういうものです。
 間抜けは県の行政かホームか。どうせ自治体は自分ができる仕事を民間に格安丸投げしているのが現状で、福祉などはその最たるものである。有料ホームおよそ月に20万円かかる。要介護2は、厚生省から同額20万円でる。ホームは一人当たり、40万円の売り上げで、これでヘルパー雇って、3食だして、24時間ケアに当たっている。そして母には、父からの厚生年金遺族保険と自分の国保から月に24万円出ていて、それの管理は保護者の私だが、出ている金額がすべてホームに行くから、これでチャラとなる。
 福祉行政はこうして、けっして儲からないが一応経営できるホームに、高齢者のケアを任せているってわけだ。「いい」といえばいい。自分で受け取るべき金をすべて自分のために使っている。
 話変わって、有料ホーム反対人というのもけっこういて、世間ではこの反対人が半数を占めるが、痴呆でも自宅療養というのだが、ある意味これは本人受け取るべき福祉保険を、保護者が掠め取っているとも思われる。どの道、ケアを親族か、有料でするかの違いなのだけれど。
 さて、この小遣いの受け渡し程度のことがこれほど非能率であるのは、福祉行政の執行行政役人というのは、何事もこの程度の非能率で仕事をしていると言う一面でもある。役所が国を滅ぼしているというのは、この能率の悪さに尽きる。


 村上ファンドの捜査
 やはりそうなのだ。「出る釘が打たれる」というだけのこと。ライブドアのときもそうだった。
 あのライブドアでさえ、起訴されたのはホリエはもちろんなのであるが、公認会計士6人が起訴されている。公認会計士や弁護士というのは、ただの国の執行官の代理に過ぎない。その代理といっても、難関試験に合格したとされて、会計士は財務省、弁護士は法務省の代理人であって、間違いはほとんどないとされてきた。その間違いのなさも、役所と癒着しているのかと思われるほど忠実で、連中の逮捕や起訴はありえないとも思われていた。
 その証拠に、アメリカの弁護士のように、「着手金は一切要りません」「裁判で勝てますから、成功報酬でいいですよ」という、ディスカウント弁護士は日本にはいない。裁判で負けても敗戦報酬をぼったくるほどだ。それはつまり庶民の味方などでは絶対になくて、役所癒着の出先機関といってもいい。
 その会計士が6人逮捕起訴されているのは、法務省の言いがかりだと思っていい。証券法、商法の解釈の違いだけなのであって、未熟な証券法はどうとでも解釈できるというわけだ。株売買利益を、「資本に入れるべきを売り上げに入れた」というのが、ホリエの罪の概要であって、まあどっちもいいものだ。だから会計士はそうした。そんなものは、犯罪と言えばでっち上げになるし、ならないと言えば見逃しである。立小便で逮捕されたようなものだ。
 法務を動かしているのは、昭和初期もしくは大正に生まれた老人シーラカンスである。出る釘を打てと言うだけのこと。国家の因縁であり、検察ヤクザといえる。企業買収のどこが悪いんかね。野球のマリナーズなどは任天堂が買収したし、マクドナルドもどっかの球団もってるし。阪神阪急など、もう少しまともな人に買収された方が、社員の給料もあがるってのに、わからんのだよ、そういう理屈が田舎者にはね。


イギリスの好景気
 Wカップに出場する選手の所属先を見ると、国の好景気不景気が分かる。イングランドから100人でイタリアからは50人、日本からは10人だった。シェフチェンコというウクライナでミランの選手がイングランドのチェルシーに行く。年収12億円くらいだとか。日本と対戦するドイツのバラックもすでにイングランドにいる。つまりイギリス好景気、イタリア不景気であって、いまどき「イタリア旅行」したいというのは、10年遅れた言いだしっぺだとなる。
 20年前のイギリスサッチャー政権の時には「グレイトブリテンは競売にかかっている」と言われたほどに、欧州の御荷物でスラム国家だった。それがどうして20年で、欧州の優等生になったのかは、「政財政改革」だとは言われているが、よく伝わってこない。わずかに4年前に日本にイングランドのキチガイフーリガンが来日して、六本木は火付け騒ぎになるといわれたが、出国規制が厳しくなったのかそんなフール(キチガイ)は来日しなくて、火付け暴動は起こらなかった。今度はその話題がゼロだが、あれはまさかいなくなったとは思わないが、イギリス治安維持に成功して、在住村から一歩も外出させなくしたのか。刑務所組織の強化と同じことだ。
 10年前は英語留学と言えばアメリカと相場が決まっていたが、今はイギリス留学が日本でもブームである。安全がその一番の理由らしいのだが。しかし学ぶのはイギリス訛りの英語に過ぎない。
 日本からイギリスにいって、結婚離婚した55歳のオバサンは、家賃12万円のアパートの8万円まで福祉で金が出ていて、住みやすいと言っている。住みやすくて経済に活気があるならそれは歓迎。日本がこうなる可能性は、それはゼロ。
 マックのテイクアウトコーヒーが紙コップになり、ついに吸い口つきでストローでコーヒーを飲ませる時代になってきた。スターバックスもそうである。車を運転しながらだとこれは都合がいい。同じようにモスバーガーはレジ袋をやめて紙袋にした。コストは高いがけっきょくこれが合理的だといわれる。何れも合理化はアメリカ文化が5年遅れて日本に上陸してくるだけ。日本発のオリジナルはどこにもない。所詮は物まね文化だから、絵画の物まね盗作も横行する。


6月2日(金)たかが駐車違反に重装備

2006-06-02 01:40:10 | 政治・経済・事件・公務
 確か本田宗一郎は言っていた。スピードが出せない、車が止められない、こんな国でまともな車が作れるはずがない。それでも作った。ほとんどが外国向けの車であったのだが。
 本気でつまらない駐車違反摘発するのか。あんなもの千円の反則金と拳骨で済むような違反なのに、携帯末端機と、デジカメと、何だか携帯パソコンぶら下げて、一つ捕まええれば2万円ぼったくるとあって、馬鹿げている重装備。公務員というのは、たまにそういうアホらしいことやってくる。パチンコごときのIC回路がパソコン並みというのも、同じようなもの。もちろんどちらも警察の天下りとは1年も前から分かっていたこと。
 どうせやるならタクシーの客待ち、政治家が乗り回す居眠り運転手エンジン掛けっぱなしが、迷惑駐車なのだが、それは見逃す。運転手がいるのといないのと、どこに違いがあるんだろうね。運転席に人形でも置いていくか。アルバイト見張り運転手なんていう商売はないのか?
 こうして新宿は本当に都会のスラムになっていく。そして郊外にも日本中100m四方以上のスーパーはもう開店させないらしくて、日本経済は間違いなく死んでいく。時代の逆行はここに極めりという感じ。

5月28日(日)JR亀有・地下鉄相互乗り入れのぼったくり

2006-05-28 09:43:50 | 政治・経済・事件・公務
 葛飾区亀有なんてところは、駅前交番にこち亀の両さんがいるような田舎下町で、自宅と3つしか離れていないのに、これまでいったことがなかった。しかも鉄道が複雑で嫌気もしていた。ところが車修理の関係で、その電車に初めて乗る。
 亀有駅は本来常磐線の駅である。ところが、実際にその駅に止る電車は「乗り入れている地下鉄千代田線であって、JRは止らない」という。知らないで都心からそのまま地下鉄に乗って亀有にいくと、前の駅綾瀬まで地下鉄料金であり、次の一駅亀有までを、JR料金として知らずにぼったくられる。よくぞこんな商売が今でもまかり通っていると他人は不思議に思う。
 それを嫌だと拒否した場合には、都心からJRでそのまま行けばいいのだが、しかしその場合乗換えを強いられる。北千住までJRで進んでそこで「乗り入れている地下鉄」に乗り換えるのだが、そこは地下鉄に乗ったはずなのに何故かJR料金のままで、亀有に着く。複雑怪奇である。
 さらに、一つ手前の綾瀬は事実上地下鉄の終点であり、推理作家宮部みゆきのデビュー作「火車」の舞台ともなった、綾瀬ヒルズというおしゃれ地下鉄の終点駅として発展した。従って、その先の亀有、金町の二つだけは、依然としてJRの「私生児」といわれて、地下鉄との縄張り争いのまま、主要駅の谷間に落とされたまま発展がない。私のいる明日のジョーが生まれた南千住や三河島は、実に都心に近いのに、かつては同じような運命にあったのだが、JRが2年前にそれまでの悪習慣を改めて、すべてのJR線を停車させるようになって、急速に発展した。今じゃ南千住ヒルズといわれて、環境のよさでは北千住をしのぐ。往年の明日のジョーを知っている人には「あのスラムが・・・」と思われるようだが、すべて無くなった。
 相互乗り入れのボッタクリは、前から疑問に思っていたのだが、家畜ヤギ住民のおとなしさに付け込んで、依然として悪習慣が運びっている。上野から品川まではJRで200円だったとしても、その間に御徒町、秋葉原、神田、東京、有楽町、新橋、浜松町、田町、品川の9駅が全部別の鉄道で、200円の9倍の料金取られたら、こういうの独占禁止法であり、ヤミカルテルになる。同じ線路を乗っているのに、地下鉄乗るとJRと両方料金ぼったくるという、所詮東京でも公共鉄道はその程度のずる賢い商売しているというわけだ。
 少し前にも書いたが、立山黒部アルペンルートには、10個の乗り物があって、いちいち乗り換える。その度に10個料金取られて、合計1万円にもなる。あんなもの全ルート2千円が相場で、10個はそれを200円づつ適当に分けろというのが相当で、政治は強健発動して、10個別会社をすべて合併させるか、そのままでも料金見直させる必要がある。これこそカルテル料金の独占禁止法違反というやつだ。地方分権を進めるのはいいとされているが、中央官庁はそれでも監視を緩めると、田舎者はひでえ商売を思いつくということになる。田舎がさらに衰退する原因ともなる。
 都バスに乗換券がないというのも、同じこと。「どこそこが乗り換えです」とはいうが、別料金ぼった繰ることを「乗り換え」とは言わない。口の利き方に注意しろ。
 時代は益々不景気であります。既得権でずる賢い商売しているもんは、なるべくなら秘密にそれを維持したいというのは、乞食根性で仕方のないことだとしても、それを戒めるようにしなければ、健全な発展はありえませんね。