SPROUT-BLOG

outdoor espresso

東京出張

2019-04-27 | coffee
いつも生豆でお世話になっている丸山珈琲さんにてカッピング会。

本当に美味しくてキレイなコーヒーが並びます。

SPROUTのコーヒーはありがたいことに全て丸山珈琲さんで買い付けられたコーヒー豆を使用させていただいてます。



ウソのない本当にキレイなコーヒーです。


丸山珈琲さんを通して知り合った皆さんと懇親会。
みなさんの情熱が本当にすごく、もっともっと見習わないとと刺激になりました。



ありがとうございました。

NISEKO HAUTE ROUTE 2019 day3

2019-04-25 | Field
五色の朝も気持ちよかった!


朝一、イワオへ。




技術的にはまだまだだけど頑張ってメインシュートを滑った。

細革で行くメインシュート。
勇気が必要だった。
滑りはダメダメだったけど、勇気を出した自分に拍手。

一度キャンプ地に戻って再出発。

アンヌプリ。

やっぱり裏から登る冬のアンヌプリはシビれる。

スキー場も営業時間に入っていて山頂は大賑わい。


藤原沢を降りて花園方面へ。


花3ゲレンデの滑りやすいこと!
もっともっと山を滑らないと。


作業道を通ってワイスへ。


ニセコ連峰の全てが横から見えるワイス山頂。
ここが最後のピーク。11座目。

感動〜。

ワイスを滑った後はそのまま花園牧場へ。
昨年の教訓を活かしリバーレフト側へ。


もうウィニングロード。


オートルートのエンディングテーマが流れ始める。


みんな気のせいか涙目。
終わりが見えてきたことがすごく寂しい。


最後はみんなの始まりの場所。
旭ヶ丘。


そして倶知安の街中を通り、
ゴールのSPROUT。
ちょっとした有名行事になって、すれ違う人が「おかえりっ!」と言ってくれたり。
SPROUTでは「NISEKO HAUTE ROUTE」という名のブレンドのアイスコーヒーで迎えてくれたり。


終わったんだ。
終わってしまったんだ…。
寂しすぎる…。

最高のメンバーと最高の山旅。

NISEKO HAUTE ROUTE 2019 day2

2019-04-24 | Field
4月13日の朝。
最高の朝。


自分の中の最高がどんどん更新されていく。


天気がいいとはいえ気温は低いので昨日のシャバシャバ雪の斜面は一面氷の斜面に。
溶けて歩きやすくなるまでのんびりとそれぞれの時間を過ごす。


ブーツが雪に刺さるようになって行動開始。

2年前強風で撤退した白樺山。
あの時の教訓を活かしみんなしっかりとアイゼンもつける。


白樺山を越えるとパラダイス。
シャクナゲ、長沼、チセ、ニト…。
ニセコの素晴らしい斜面がずっとずっと続く。


自分たちのシュプールを見ながら、次に滑る斜面を探す。


冬季通行止の道路もオープン準備でアスファルトが出ている。

乾いたアスファルトの上で濡れたギアを乾かす。
ずっと雪の上だったので久しぶりあったかい地面。


遊びすぎて夕暮れが近ずいてくるが、
その時の景色もまた素晴らしくて足が止まってしまう。


2日目のキャンプ地、五色温泉に到着。
デポしておいた雪の中の冷えたビールで乾杯!


最高すぎる!


しかも今日は温泉付き!


そして恒例の鍋をみんなで囲み楽しい2日目が終わった…

NISEKO HAUTE ROUTE 2019

2019-04-22 | Field
毎年恒例の細革ウロコのニセコオートルート。
今年もこの時期がやってきた!

出発前夜、慌ただしく準備と留守中の焙煎をしていると突然の来客。

山本由紀男さんと古市さん、僕らのオートルートチャレンジを初期からずっと見守ってくれている。
知ってか知らずか、出発前に会えたことは幸先の良いスタート。

4月12日。快晴。
昨年来れなかったカノマーも今年は参加でき、そして新しく強力メンバーのマナミさんも加わり、
ヒデキチ、ゴンちゃん、カノマー、マナミさん、ヨシの5名でスタート。


足取りも軽くワイワイ歩き始めて数分後、
巨大で新鮮なクマの足跡。


ついさっきここを通ったと思われる。
どこかで見てるに違いない。

急に緊張感が増す。

標高を上げていくにつれ強い日差し、汗もダクダク。


雷電山山頂を踏み、


さあ天空のオートルートがスタート!


全面フィルムクラストというミラクルコンディション。


ざくざく雪には手こずったけれど、天気も良く何しても楽しく笑い飛ばせた。


転んだ時はサーフィンで水の中にダイブするような感覚。


水の上を水上スキーで滑っているような南国のような開放感ある気分だった。


初日の最後の急登、目国内岳を踏み、あとは下り基調。


目国内岳からの下りは傾く太陽の光とフィルムクラストが本当に見事で言葉を失った。


新見峠でキャンプ。


これまでいろいろ経験してきたおかげでスムーズな設営。


ゴンちゃんは絵画セットまで持ってくる余裕っぷり。


最高です。
最高すぎる。
怖くなるくらいの最高。

HAPPY HIKERS BAR NISEKO

2019-04-18 | EVENT
3月13日に開催された熱いHAPPY HIKERS BAR NISEKOのレポートをHAPPY HIKERSのページにアップしていただきました。

レポートそのまま掲載させていただきます。

3月13日、ニセコでも恒例になった4回目となるHAPPY HIKERS BARの開催です。
夜7時。 BARオープンの時間。
いつになくバタバタと慌ただしい雰囲気でスタッフもみんな大忙しです。 カウンターに立つのSPROUTのスタッフは次々に集まるお客様のドリンクとニセコ山麓パーラー のスペシャルサンドの提供にあたふたし、音楽担当のmfpとjealousguyの夫婦DJは、その慌ただ しい空間を音楽で整えることに専念する。そして、発起人の豊嶋さんといえば、自身が出店する ことになった、今夜限りのポップアップショップ『The Vintage Telemark Skier Shop』の準備 と接客で大忙しだ。そして、この日のために九州から送ってもらった、HAPPY HIKERS SHOP のTシャツも並んでいる。
そう、4回目のHappy Hikers Bar NISEKOは食に音楽にトーク、そしてこの場限りのショップ も加わるとっても盛りだくさんな夜なのです。 会場のみなさんにひととおりフードとドリングがわたったころ、
「さぁ、Happy Hikers Bar NISEKOはじまりです!」



3月ということでパウダーシーズンは終わったものの、まだまだ雪山シーズンまっだたなかのニセコ。普段は山でしか会わないような人たち同士が今シーズンを振り返ったり、春の山をどう楽しもうかという話題で盛り上がる中、一人目のゲストスピーカー『if you have』の山口さんのお話です。



昨年の夏に四国の高知県から北海道へ移住して来た山口さんは、雪山を滑る人が集まる独特の雰 囲気をもつニセコの会場でゆっくりと静かに話し始めました。その様子はまるで転校生がクラス のみんなの前で自己紹介するようでした。

『インディペンデントなものづくりの仕事』というタイトルで、自身が立ち上げたブランドである 『if you have』について、いままでの経緯や影響を受けたできごと、そこから生まれた作品の 数々についての話です。 雪山文化が強いニセコでは、『U.L』という言葉や『ウルトラライト』という概念は新鮮な響きを 持っています。それは、『if you have』を立ち上げてからの山口さんのライフスタイルの話を聞 いてさらに興味深いものになっていきます。生活のために何かを犠牲するのではなく、より良く快 適で楽しい生活を送るために、住む場所も持ち物も自由に決めていくというスタイルだと山口さん は話します。ウルトラライトは山の装備のことだけではないんだと、そこにいた多くの人がうなづ きながら真剣に耳を傾けていました。 シンプルだからこそ、ひとつひとつのことに丁寧に真剣に取り組むことができるという『if you have』のものづくりは場所が変わってもぶれることはありません。そんなものづくりとライフス タイルを気負いなく貫く山口さん家族の笑顔は、初めて過ごした北国の冬の生活もとっても満喫し ているような素敵な笑顔でした。
プレゼンテーションの後は、『if you have』の商品に質問殺到です。雪山道具メインに使用して いるニセコのみなさんにとってはULのザックは目新しく、今後ULと雪山との組み合わせがニセコ でも実現されていく予感がします。



ギアの話が盛り上がって来たことと並行して、SPROUTの焙煎所で開催中の「The Vintage Telemark Skier Shop」も大盛り上がり。店内には、細くて長いスキー板がずらりと並んでいます。何十年も前から使用されてきた道具は単なるレトロな道具ではなく、考えられた末にできた道具はウルトラライトの原型でもあり、まさに温故知新です。

スキーをする人もしない人もその道具の楽しさに触れ、場の雰囲気も盛り上がって来たところで2つ目のゲストトークが『細革ウロコのニセコオートルート』です。 『細革ウロコ』とは、昔使われていたような『細くて長いスキー板』、軽くしなやかで歩くのにも向いた「革製のスキー靴」、そして、ウロコと呼ばれる登りも可能な刻みがスキーのソールに入ったスキー板を合わせて使うテレマークスキーのスタイルのことです。その『細革ウロコ』と、『U.L(ウルトラライト)』が融合したスタイルで、日本海からアンヌプリまで続く『ニセコオートルート』と呼ばれる約30kmの山並みでのテント泊縦走を試みているテレマークスキーヤー4人組によるツアーレポートです。4人組というのは、ヒデキチこと豊嶋さんに、NACというゲレンデサイドの職場で毎日細革を履いているカノマーとHANAZONOスキー場のパトロールゴンちゃん、今日の会場SPROUTのオーナーでもある僕、ヨッシーのこと。手前味噌で失礼しましたが、思入れのあるニセコオートルートについて語らせていただきました。



トイレに貼ってあったニセコ連峰が描かれているポスターから思い立ち、夏山でのリサーチや雪山テント泊、毎週月曜日の夜明け前の朝活などを経て、2016年縦走に挑戦。ギアの選択ミス、重い荷物、技術不足など、失敗と学びを何度も繰り返して回を重ねる度に経験値も増し、昨年2018年に3年目にしてようやく日本海側の雷電山から、アンヌプリをこえ、さらに雪をつないでここSPROUTまでをコンプリートしました。

「細く・長く・美しく!」細革ウロコでの山遊び。4人が共通して感じているその魅力は、身軽で自由なその道具自体の楽しさとそれを共有できる仲間たち。楽しくも難しく、やればやるほど終わりのないその遊びは、仲間がいてこそお互いを高め合い、楽しみを共有できるのかもしれません。そんな僕たちの活動を最初から見守ってくれ、たくさんのアドバイスと力をくれたテレマークスキー界のレジェンド山本由紀男さんがこの日のイベントに遊びに来てくれていて、トークの最後に一言という無理なお願いに応えていただきました。
その言葉は僕たち4人だけでなく、会場にいたみんなの心に響いたことだと思います。



「ニセコでテレマークスキーという道具は、もともとは山ヤさんが山から降りてくるために使用していたもの。それを楽しく遊び始めて、こうやって次の世代の人たちが引き継いで自分たちで工夫しながら楽しくニセコの山で遊んでくれているのはとっても嬉しいことです。きっとニセコの山も喜んでくれていると思います。」

それはテレマークスキーや山遊びに限らず、ものづくりや音楽、フード、ドリンク、お店といったこの日のHappy Hikers Bar NISEKOの内容全てのことに共通することで、何事も純粋に真剣に取り組むことが何よりも大切なことなんだ、自分たちが楽しいと思うことを真剣に取り組むことは自分たちの大好きなフィールドに喜んでもらえることでもあるんだ、と気づかせてくれました。
この言葉はこれからもずっと支えてくれる大切な言葉になることと思います。



インディペンデントなものづくりから温故知新の山道具、ウルトラライトな雪山遊び、その場の空気を創り出す音楽とおいしい食事。そしてその場を思いっきり楽しむ人たち。その全てが一つの線で繋がった北国の熱い夜。
会場の熱気はおさまることを知らず、気がつくと『The Vintage Telemark Skier Shop』にたくさん並んでいた細板も、お店のお酒やフードも完売状態。それでも会話は途切れることなく続き、終わることない夢のようなHappy Hikers Bar NISEKOの夜でした。



テキスト・写真/峠ヶ孝高