まだ関東で生活をしていた頃、大好きな大好きなお店がありました。
店内には店主がアメリカで買い付けてきたものなど、こだわりのものがありました。
Tシャツも角がきれいに立ってYシャツのようにたたんであり、商品の一つ一つに情熱が込められていました。
一枚のTシャツからアメリカの旅の話や生地のこと、デザインのことなど何時間も話をしてくれて、
その話が楽しくて、情熱が込められた商品がカッコよくて通いました。
こういう店をやりたいなーと思う店はどの店も情熱がある。
服にしても道具にしても珈琲にしても。
先日帰省した際に大好きなお店を再び訪れる機会があった。
そこには10年たった今でも変わらず、一枚のTシャツで何時間も話せる情熱があった。
SPROUTができてもうすぐ3年。
今一度、自分達を見直すいい機会だった。
流行や周囲の動向ばかり気にしていないだろうか?
店をよく見せようと背伸びをしたり、自分達らしくないことをやろうとしていないだろうか?
一枚のTシャツに情熱を注ぎ込むお店がある。
一杯のコーヒーに情熱を注ぎ込む店がある。
一つの道具に情熱を注ぎ込む店がある。
自分達のスタイルを崩すことなく、自分達のスタイルにもっともっと情熱を注ぎ込むようにしよう。