東証大引け 日経平均、続伸 日銀総裁の発言支え
国内株概況
2024年8月23日 15:46
23日の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、終値は前日比153円26銭(0.40%)高の3万8364円27銭だった。上げ幅は一時200円を超えた。午後に参院財政金融委員会に出席した日銀の植田和男総裁の発言を受け、金融政策を巡る株式市場関係者の警戒がいったん和らいだ。午前は円相場の動きをみながらの展開となり、日経平均は一進一退と方向感を欠いた。
日銀の植田総裁は23日午後、内田真一副総裁との間に金融政策運営の考え方について「違いはない」と説明した。内田副総裁は7日に「金融資本市場が不安定な状況で利上げをすることはない」と述べており、正副総裁の考え方が同じことが再認識された。市場では「8月初旬の急落局面で、ロング(買い持ち)ポジションを大幅に縮小していたヘッジファンドなどの先物買いも入り、相場を押し上げた」(りそなアセットマネジメントの戸田浩司シニア・ファンド・マネージャー)との見方もあった。
もっとも、積極的に上値を追う動きは乏しく、日経平均の上昇幅は限られた。前日の米株式市場でハイテク株の下落が目立ち、値がさの東エレクやアドテストなど半導体関連株のパフォーマンスに響いた。
日本時間今晩にパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の講演を控え、米国の金融政策の動向を見極めたいとの雰囲気も広がった。東証プライムの売買代金は概算で3兆4008億円と4日連続で4兆円を下回り、7月22日以来の低水準となった。
東証株価指数(TOPIX)は続伸した。終値は13.32ポイント(0.50%)高の2684.72だった。JPXプライム150指数は4日続伸し、4.11ポイント(0.34%)高の1205.91で終えた。
東証プライムの売買高は13億1720万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は949。値下がりは641、横ばいは56だった。
テルモやダイキン、ファストリが上げた。一方、ディーエヌエやエムスリー、OLCは下げた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
国内株概況
2024年8月23日 15:46
23日の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、終値は前日比153円26銭(0.40%)高の3万8364円27銭だった。上げ幅は一時200円を超えた。午後に参院財政金融委員会に出席した日銀の植田和男総裁の発言を受け、金融政策を巡る株式市場関係者の警戒がいったん和らいだ。午前は円相場の動きをみながらの展開となり、日経平均は一進一退と方向感を欠いた。
日銀の植田総裁は23日午後、内田真一副総裁との間に金融政策運営の考え方について「違いはない」と説明した。内田副総裁は7日に「金融資本市場が不安定な状況で利上げをすることはない」と述べており、正副総裁の考え方が同じことが再認識された。市場では「8月初旬の急落局面で、ロング(買い持ち)ポジションを大幅に縮小していたヘッジファンドなどの先物買いも入り、相場を押し上げた」(りそなアセットマネジメントの戸田浩司シニア・ファンド・マネージャー)との見方もあった。
もっとも、積極的に上値を追う動きは乏しく、日経平均の上昇幅は限られた。前日の米株式市場でハイテク株の下落が目立ち、値がさの東エレクやアドテストなど半導体関連株のパフォーマンスに響いた。
日本時間今晩にパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の講演を控え、米国の金融政策の動向を見極めたいとの雰囲気も広がった。東証プライムの売買代金は概算で3兆4008億円と4日連続で4兆円を下回り、7月22日以来の低水準となった。
東証株価指数(TOPIX)は続伸した。終値は13.32ポイント(0.50%)高の2684.72だった。JPXプライム150指数は4日続伸し、4.11ポイント(0.34%)高の1205.91で終えた。
東証プライムの売買高は13億1720万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は949。値下がりは641、横ばいは56だった。
テルモやダイキン、ファストリが上げた。一方、ディーエヌエやエムスリー、OLCは下げた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕