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東証大引け 小幅反発、値がさ株の上昇支え 方向感乏しく 国内株概況 2022年12月5日 15:28

2022-12-05 16:06:29 | 日記
東証大引け 小幅反発、値がさ株の上昇支え 方向感乏しく
国内株概況
2022年12月5日 15:28

5日の東京株式市場で日経平均株価は小幅に反発し、前週末比42円50銭(0.15%)高の2万7820円40銭で終えた。前週末の相場下落を受け値がさ株などに自律反発狙いの買いが入った。ただ、足元の円高・ドル安進行から輸出企業の業績改善期待が縮小したことで自動車関連株などに売りが出て上値を抑えた。

日経平均は前週末に大幅安となったことから割安感が強まり、ファストリなどの値がさ株を中心に押し目買いが入った。中国本土の新型コロナウイルスの新規感染者数が減少傾向にあることで、中国・香港株や上海株が上昇したことも指数を支えた。

朝方には下げ幅が一時70円を超える場面があった。外国為替市場で前週末に円相場が一時1ドル=133円台後半まで円高・ドル安が進んだことを嫌気しトヨタなど輸出株は軟調だった。もっとも、一巡後は新規の材料に乏しく前週末の終値を挟み方向感の乏しい展開が続いた。

大和証券の壁谷洋和チーフグローバルストラテジストは「2日発表の11月の米雇用統計は米国の景気や物価の先行きを見極めるには決め手に欠け、来週の11月の米消費者物価指数(CPI)や米連邦公開市場委員会(FOMC)まで動きたくないと考える投資家が多かった」と話した。

東証株価指数(TOPIX)は続落し、前週末比6.08ポイント(0.31%)安の1947.90で終えた。

東証プライムの売買代金は概算で2兆6402億円。売買高は10億6925万株だった。東証プライム市場の値上がり銘柄数は616と、全体の約3割だった。値下がりは1136、変わらずは84だった。

資生堂やエーザイが買われた。ファナック、安川電、オムロン、日本製鉄、INPEXも高い。半面、東エレクやオリンパス、商船三井は売られた。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕