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東証大引け 反落、FRBのタカ派姿勢継続 グロース株安く重工株高値 国内株概況 2022年12月15日 15:27

2022-12-15 15:41:28 | 日記
東証大引け 反落、FRBのタカ派姿勢継続 グロース株安く重工株高値
国内株概況
2022年12月15日 15:27

15日の東京株式市場で日経平均株価は3日ぶりに反落し、前日比104円51銭(0.37%)安の2万8051円70銭で終えた。14日の米連邦公開市場委員会(FOMC)では大方の予想どおり0.5%の利上げが決定され、米連邦準備理事会(FRB)は金融引き締めに積極的な「タカ派」的姿勢を維持した。前日の米国株が下落するなか日本株も売りに押された。日本と中国の経済再開期待が下支えとなり下値は限定的だった。

足元では米消費者物価指数(CPI)の伸びが鈍化しており、FRBの引き締め姿勢が軟化するとの期待も一部で浮上していた。前日までに日米の株式相場は上昇していたため、きょうは売りが優勢となった面もある。キーエンスやZHD、エムスリーなどのグロース(成長)株の下げが相対的に大きかった。

指数は朝方下げた後、午後にかけては膠着感の強い展開となった。最大の注目イベントだったFOMCは政策金利の見通しなども含め市場で大きなサプライズなく通過し、「欧米のクリスマスシーズンの到来を控え、持ち高を傾けづらい」(国内運用会社)との声も聞かれた。

相場全体が方向感を欠くなか、防衛費の増額方針を手掛かりに重工株に買いが集まった。三菱重や川重は年初来高値を更新した。経済再開への期待は根強く三越伊勢丹などの百貨店株やJR西日本などの鉄道株が上昇したほか、中国の景気が上向くとの期待からINPEXや総合商社などの資源関連株も買われた。

東証株価指数(TOPIX)も3日ぶりに反落し、前日比3.52ポイント(0.18%)安の1973.90で終えた。東証プライムの売買代金は概算で2兆2437億円。売買高は9億1376万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は825銘柄だった。値上がりは908、変わらずは105銘柄だった。

中外薬、リクルート、オムロンが下落。アドテスト、キッコマン、オリンパスも下げた。半面、フジクラ、りそなHD、三菱商は上昇した。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

米国株、ダウ反落し142ドル安 一段の利上げを警戒 ナスダック反落 米国・欧州株概況 2022年12月15日 6:29

2022-12-15 07:44:36 | 日記
米国株、ダウ反落し142ドル安 一段の利上げを警戒 ナスダック反落
米国・欧州株概況
2022年12月15日 6:29

【NQNニューヨーク=川上純平】14日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに反落し、前日比142ドル29セント(0.4%)安の3万3966ドル35セントで終えた。米連邦準備理事会(FRB)は14日に開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で、利上げ幅をこれまでの0.75%から0.5%に縮小した。半面、同時に示した委員らの来年の政策金利見通しが切り上がり、一段の利上げを警戒した売りが出た。

政策金利見通しでは2023年末の予想が9月時点の4.6%から5.1%に引き上げられた。市場が想定する来年の政策金利の到達点(4.9%前後)を上回った。FOMCの結果発表前はダウ平均は前日比でプラス圏で推移していたが、発表後に下げ幅を400ドルあまりに広げる場面があった。

パウエル議長は会合後に記者会見し、インフレ率を目標の2%に戻すために「継続的に利上げすることが適切であると引き続き考えている」と述べた。10月、11月と市場予想を下回る米消費者物価指数(CPI)が相次いだが「インフレの持続的低下を確認するにはかなりの証拠が必要」と、慎重姿勢を崩さなかった。

利上げが景気を冷やすとの見方から消費関連株が売られ、クレジットカードのアメリカン・エキスプレスとスポーツ用品のナイキが下げた。工業製品・事務用品のスリーエムなど消費関連以外の景気敏感株にも売りが出た。半面、製薬などディフェンシブ株は買われ、相場を下支えした。

ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は3営業日ぶりに反落した。前日比85.928ポイント(0.8%)安の1万1170.886で終えた。電気自動車のテスラや半導体のエヌビディアの下げが目立った。