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FRB政策転換に集中する投資家、経済の厳しい現実見えていない恐れ 2022年12月8日 13:08 JST ブルームバーグ

2022-12-08 15:33:28 | 日記

FRB政策転換に集中する投資家、経済の厳しい現実見えていない恐れ
Lu Wang
2022年12月8日 13:08 JST ブルームバーグ

S&P500種は5日続落と、月初としては2011年以降で最長の下げ
投資家は「痛々しいほど近視眼的に」FRBのみに注目-ワイス氏

多くの投資家にとって12月の米株式相場はショッキングな展開となっている。7週間にわたる上昇基調に引き寄せられた投資家は、S&P500種株価指数が5営業日続落と、月初としては2011年以降で最長の下落局面となるのを目の当たりにしなければならなかった。

  しかし、これはアメリカン・センチュリー・インベストメンツのマルチ・アセット戦略担当最高投資責任者(CIO)、リッチ・ワイス氏にとっては特に驚きではない。

  同氏によれば、強気派は米金利政策へのこだわりが強いため、最終的にいかなる株高も消失させかねない経済の現実が見えていない可能性がある。 

  S&P500種は7日に小幅下落。パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長が利上げペース減速を示唆したことを受けて11月30日に3%上昇したが、その後は毎営業日下げている。現在の株安局面の前は、企業利益見通しが下方修正され、住宅や製造業などの低調な経済指標が発表されていたにもかかわらず、同指数は7週間で14%上昇していた。

  ワイス氏は「私が危険だと考えることの一つは、多くの投資家が現在痛々しいほど近視眼的に米連邦準備制度のみに注目し、政策転換がいつ起きるかに集中していることだ。そうすることで彼らには大局が見えていない」と述べた。
An Ugly Start | For the first time since 2011, S&P 500 falls for five days in a row to start a month
 
 

  ワイス氏の考える問題とは、米金融当局が引き起こした新型コロナウイルス禍からの回復の記憶が現在の投資家の思考を支配しており、そうした投資家の多くは押し目買いの成功に慣れきっているため、株価の不安定な土台を無視していることだ。たとえ投資家が連邦準備制度の政策転換を歓迎しても、金利が低下するころには、株価が上昇するには経済が疲弊し過ぎているというのが現実だ。

  S&P500種の10月半ばからの上昇は、リセッション(景気後退)の警告が一段と強まっている債券市場とは逆の状態だった。米長期国債利回りが短期利回りを下回る逆イールドはさらに拡大している。また、来年6月までの3四半期のうち、2四半期で企業利益の減少が予想されている。ブルームバーグ・インテリジェンス(BI)集計のデータによると、9月時点では、全ての期間で5%前後の増益が見込まれていた。

原題:Bruising Stock Reversal Shows How Fed’s Pivot May Come Too Late(抜粋)

日経平均大引け 続落 111円安の2万7574円 国内株概況 2022年12月8日 15:07

2022-12-08 15:21:09 | 日記
日経平均大引け 続落 111円安の2万7574円
国内株概況
2022年12月8日 15:07

8日の東京株式市場で日経平均株価は続落し、前日比111円97銭(0.40%)安の2万7574円43銭で終えた。利上げ継続に伴う米国の景気減速への懸念が強まった。輸出関連を中心とした主力株に売りが広がり、日経平均の下げ幅は200円を超える場面もあった。午後には下げ幅を縮めた。中国での新型コロナウイルスの防疫規制の緩和見通しで香港株式相場が上昇し、投資家心理の支えとなった。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

米国株、ダウ横ばい1ドル高 利上げ警戒で上値重く ナスダック続落 米国・欧州株概況 2022年12月8日 6:10

2022-12-08 06:12:54 | 日記
米国株、ダウ横ばい1ドル高 利上げ警戒で上値重く ナスダック続落
米国・欧州株概況
2022年12月8日 6:10

【NQNニューヨーク=川上純平】7日の米株式市場でダウ工業株30種平均は横ばい。前日比1ドル58セント高の3万3597ドル92セントで終えた。前日までの2日間で830ドルあまり下落したことから値ごろ感の買いが相場を支えた。半面、米連邦準備理事会(FRB)の利上げが米景気を冷やすとの見方から上値は重かった。

市場の関心はFRBが13~14日に開く米連邦公開市場委員会(FOMC)後に公表する委員らの政策金利見通しに集まる。9日発表の11月の米卸売物価指数(PPI)など物価指標がそのヒントになるため、内容を見極めようと積極的な買いが手控えられた。

米長期金利が一時3.40%と9月以来の低水準を付けたものの、株式の相対的な割高感が薄れたとみる買いは強まらなかった。「長期金利の低下は景気不安を映している」(Bライリーのアート・ホーガン氏)との受け止められた。

個別では、顧客情報管理のセールスフォースやスマートフォンのアップルなどハイテク株が下げた。半面、ディフェンシブ株である製薬のメルクと医薬・日用品のジョンソン・エンド・ジョンソンは上昇した。

ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は4日続落した。前日比56.337ポイント(0.5%)安の1万958.553で終えた。アナリストが需要の低下を指摘した電気自動車のテスラの下げが目立った。