時雨というと「旅人と我が名よばれん初しぐれ」(松尾 芭蕉)、「日々日々に時雨の降れば人老いぬ」(良寛)、
「しぐれますと尼僧にあいさつされて居る」(尾崎 放哉)、そして「うしろすがたのしぐれてゆくか」の種子田頭火の句が有名。
山頭火には「おとはしぐれか」の短句もある。山頭火の師匠は荻原井泉水(せいせんすい)。井泉水と山頭火といえば、「納音」
(なつちん)にその名がある。「納音」とは具注暦や仮名暦に記載されていた運命判断のひとつで十干十二支は順に割り付けていくと
60でひと回りして元に戻る。
この組み合わせを2個ずつまとめた30個に五行を割り当てたものをいう。「路傍土」「天河水」など美しい意味のある名前がつけられて
いて、その中に「井泉水」も「山頭火」の名もある。山頭火の表の象意は火山。
裏の象意は「燃え尽きてただ煙だけが残っている状態」だとか・・・
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今日聴いたジャズ・・・
JOHN SWANA SEXTET・・・「IN THE MOMENT」
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(フィーチャリング、エリック・アレキサンダー)
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本作は、CRISS CROSS を代表するトランペット、フリューゲルホーン奏者、ジョン・スワナのリーダーアルバム。
比較的オーソドックスでちょっと現代的なアンサンブルの3管ホーン作品。収録時間、75:55と長く9曲中4曲が10分を超える
大作。2~5、7がスワナのオリジナル、2曲はメンバーのオリジナル、それと2曲のスタンダードで構成されてる。
1・THE LONELY ONES・・2・LE BARRON・・3・TEEKO・・4・MARTHA・・5・946 NORTH RANDOLPH・・6・I WANNA BE HAPPY・・
7・TROUBLED TIMES・・8・BALLAD OF THE SAD YOUNG MEN・・9・ESTHER’S STEP・・・
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1はスティーヴ・デイヴィスの曲。トランペット、テナーが光る。ピアノもベースもよく歌っている。
ミディアムテンポで渋めのアレンジが凝っている。
2はピアノがかっこよく、トランペット、ドラムソロも炸裂している。アップテンポのハード・バップの曲。
3はピアノから始まり、デイヴィスのトロンボーンがステキなフレーズを聴かせる。スワナもエリックも参加。ミディアムテンポで
渋めの落ち着いたアプローチの曲。
4・スワナのフリューゲルホーン、バロンのピアノが切なく、しみじみした音色を奏でている。
5はミディアムブルースで攻めている。スローテンポの曲。エリックのテナーも聴きどころ。
6はアップテンポでミュート・トランペットが印象的。明るくノリの良い曲。
7はモーダルな感じの曲で、トランペット、フリューゲルホーン、ピアノ、ベースソロ、テナーと素晴らしい演奏が聴ける。
全体的には落ち着いた曲調。
8はミュート・トランペットが彩るバラード。ピアノ、ベースも絶品!とくにここでのこの曲のヴァージョンは最高!
9はエリックの曲。エリックがよく歌っている素敵な曲。
1、5、7、8は10分を超える、聴きごたえ充分な曲に仕上がっている。
JOHN SWANA(tp flh)
ERIC ALEXANDER(ts)
STEVE DAVIS(tb)
KENNY BARRON(p)
PETER WASHINTON(b)
KENNY WASHINGTON(ds)
1995年12月14日、ニューヨークにて録音・・・
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