つれづれなるままに聴いたジャズ

  よるの雨の音は

さびしい胸にともしびのように

   ともる



 

穀雨

2015-04-21 12:08:36 | ジャズ


  「暦便覧」には「春雨降りて百穀を生化すれば也」とあります。


  穀雨とは百穀を潤す春雨のこと。


  準備が整った田畑を浸す雨は穀物の生長に効果をもたらします。


  雨の恵みを受けた黒い土からは、


  「春の汗」を誘う陽炎がたちのぼる頃です・・・・・



   今日聴いたジャズ・・・



   ROBERT MAJEWSKI・・・「MY ONE AND ONLY LOVE」



   本作は、ポーランドのトランペット、フリューゲルホーン奏者、ロバート・マジェウスキーのリーダー作。


   ボボ・ステンソン(p)、パレダニエルソン(b)、ジョーイ・バロン(ds)という、もはや多言を要さないベテランを

  
   起用したワン・ホーン・カルテット作品。


   2011年に「ポーランドのグラミー」と呼ばれる FRYDERYKアワードにおいて、「ジャズ・アルバム・オブ・ザ・イヤー」


   に選ばれた バラードアルバムの傑作&名盤。


   前記したとうり、本盤は全9曲、バラードの名曲で綴られている。


   一枚をとうして聴いいてみると、マジェウスキーは全曲でフリューゲルホーンを使用しており、メンバーがそっと寄り添い、


   自己主張することなく、終始穏やかで、熟練されたテクニック、リリカルな世界が描かれている。


  シンプルながらも高度に洗練された知的な演奏は、とぎすまされた美意識を持つ彼らしかなしえない極上の作品だと思う。




1・WHEN I FALL IN LOVE・・・2・BODY AND SOUL・・・3・MY ONE AND ONLY LOVE・・・4・A CHILD IS BORN
5・THE NEARNESS OF YOU・・・6・BALLAD FOR BERNT・・・7・星影のステラ・・・8・NIE BUDZCIE MNIE
9・NEVER LET ME GO・・・




      ROBERT MAJEWSKI(flh)
      BOBO STENSON(p)
      PALLE DANIELSSON(b)
      JOEY BARON(ds)



      2010年録音・・・


  

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