つれづれなるままに聴いたジャズ

  よるの雨の音は

さびしい胸にともしびのように

   ともる



 

tom harrell quintet/ open air

2016-07-18 13:35:21 | ジャズ



            百日紅(さるすべり)


           さるすべりをみたらば



            たくさんに


           いい花がさきみだれてゐた


           
           そっとわたしの肩をたたくようなきがした    (八木重吉)




           今日聴いたジャズ・・・



       TOM HARRELL QUINTET・・・「OPEN AIR」




      トム・ハレル(tp、flh)、ボブ・ロックウェル(ts)、ハル・ギャスパー(p)、スティーヴ・ギルモア(b)、ビル・グッドウィン


      (ds)と綴る2管クインテット編成。1986年の録音なので、30年前、先日書いた「MOON ALLEY」の翌年のアルバム。



      全7曲中、スタンダードの2、4、、オスカーペティフォードの3、トム・ハレルのオリジナル1、5、6、7で構成されている。



      アルバム一枚を通しての印象は、ノリが良く、エネルギッシュで溌剌とした若々しさを感じる。


      冒頭のハレルのオリジナル「TERRESTRIS」は、躍動感にあふれ、オープニングにふさわしい。。。


      トム・ハレルもさることながら、各曲で、メンバーの好プレイが冴える。


      中でも、フェイバリツトである、ボブ・ロック・ウェルの1、6、7でのテナーが聴けることはうれしい。


      トム・ハレルの年齢を重ねてからの作品も味わいがあって愛聴しているけれど、若いときのアルバムもまた、興味深いものがある。



1・TERRESTRIS・・・2・THE TOUCH OF YOUR LIPS・・・3・TRICOTISM・・・4・LOVER・・・5・OPEN AIR
6・BOUQUET・・・7・BEFORE YOU



           1986年5月26日録音




          さるすべりの花


   はつはつに咲きふふみつつあしびきの暴風(あらし)にゆるる百日紅の花 (斎藤茂吉)

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