つれづれなるままに聴いたジャズ

  よるの雨の音は

さびしい胸にともしびのように

   ともる



 

stafford hunter with 井上智/ music of masters

2016-04-27 17:04:39 | ジャズ



            季節は待ってくれない 芽吹いたばかりだった若葉の色が日増しに深くなってゆく


            生命の輝きがあふれ出すようだ


            だから、悲惨な出来事がいっそう悲しみを増すのだろう


            英詩人エリオットも長詩「荒地」で描いている。『四月は残酷極まる月だ』(西脇順三郎訳)


                ・・・・・・・・


            「残酷極まる月」は、青葉の中に、道半ばで倒れた人々の思い出を呼び起こす


            残された者たちが、再生に向かって歩み出す月でもある   (朝刊より)




              今日聴いたジャズ・・・



         STAFFORD HUNTER WITH 井上智・・・「MUSIC OF MASTERS」




         本作は、ニューヨークで活躍するトロンボーン奏者、スタフォード・ハンターが、同じくニューヨークで長年活躍する、


         日本人ギタリスト、井上智を迎えて綴る、渾身の作品。


         サポート陣には、増原巌(b)、横山和明(ds)、二人の強力布陣を起用。。


         全10曲、井上智のオリジナル「WALK WITH YOU」(東日本震災で被災した方々への応援メッセージ・ソング)の他は、


         ポール・デスモンド、マイルス・デイヴィス、デューク・エリントン、ビリー・ストレイホーン、バスター・ウィリアムスたちの


         名曲を選曲し、スタフォード・ハンターは曲によって、ほら貝を吹いている。


         編成から見ても、ユニークで、愉しめる一枚に仕上がっている。



1・TAKE FIVE・・・2・APRIL IN PARIS・・・3・CARAVAN・・・4・CHELSEA BRIDGE・・・5・BLUE IN GREEN・・・6・FIRE WATER
7・BLUE MONK・・・8・WALK WITH YOU・・・9・GREEN DOLPHIN STREET・・・10・LUSH LIFE・・・




           2011年5月10、11日録音



            一人静(ひとりしずか)



        源義経が愛した静御前になぞらえて名づけられました   吉野静ともいいます



          うつむきて一人静の席に座す  (角川 照子)