つれづれなるままに聴いたジャズ

  よるの雨の音は

さびしい胸にともしびのように

   ともる



 

sadao watanabe/ wheel of life

2016-04-08 15:02:36 | ジャズ





            清明のころ



      「靉靆」と書いて「あいたい」・・・靉靆とは雲の盛んなさまをいい、雲で薄暗くなった様子をいいます


       「靉靆」は「あいたい」、、こちらも雲がたなびくさまの意味ですが、「樹木が隙間なく繁る」の意味もあります





              今日聴いたジャズ・・・



         渡辺貞夫・・・「WHEEL OF LIFE」




       本作は、サダオさんとリチャード・ボナとの共同プロデュースによる2003年のニューヨーク録音盤。


       メンバーには、ジョージ・ホイッティー(key)、ナサニエル・タウンスレー(ds)、ホメロ・ルバンボ(ag)、マイク・スターン(eg)



       など錚々たるミュージシャンが参加し、アフロ~ブラジル色を帯びたおおらかなサウンドは暖かく聴き手の心に優しく語りかけてくれる。


      
       全11曲中、リチャード・ボナのオリジナル2曲、「KOULAMANITE」、「ISABELLE」のほかはサダオさんのオリジナルで構成されている。



       個人的に特に好きな曲は、「REQUEM FOR LOVE」そしてラスト2曲、サダオさんとホメロ・ルバンボとのデュオ、タイトルチューンの、



       「WHEEL OF LIFE」と「SPRING~ALL BEAUTIFUL DAYS」。。。
 


       ※ タイトルは「死ぬ瞬間」の著書でもある精神科医、エリザベス・キュープラーロスの自伝「人生は廻る輪のように」から拝借

         したものでサダオさんは彼女の自伝を読んで深い感銘を受けたという。(ライナーノーツより)




1・ONE FOR YOU・・・2・TEMBEA・・・3・BASIE’S AT NIGHT・・・4・REQUIEM FOR LOVE・・・5・WIND & TREES
6・KOULAMANITE・・・7・WAITING SONG・・・8・ISABELLE・・・7・JINDUNGO・・・8・WHEEL OF LIFE・・・9・SPRING~ALL BEAUTIFUL
  DAYS・・・




            渡辺貞夫(as、fl、ss)
            RICHARD BONA(eb、eg)
            GEORGE WHITTY(key)
            NATHANIEL TOWNSLEY(ds)
            ROMEO LUBAMBO(ag 8、9)
            MIKE STERN(eg 1、3)



           2003年2月録音



              杏(あんず)の花



         バラ科の落葉高木  中国原産   別名: カラモモ(唐桃)

         花言葉:   乙女のはじらい  慎み深さ


            北国の雨の風添ふ花杏   (森 澄雄)