ローテローゼ、パパメイヤン、ミスターリンカーン、タチャーナ、カールレッドなど、これらはみんな赤いばらの品種。
澄んだ明るいルビーレッド、ガーネットのような深みのある濃赤色、つややかで古典的な朱色など、品種によって色は微妙に違う
けれど、いずれも赤いばらは花弁の陰影が美しくエレガント。昔からヨーロッパではヴィーナスの花として、人々に深く愛されてきた・・
バラ科
英名:ROSE
別名:そうび
花言葉:愛、恋
今日聴いたジャズ・・・
SHEILA JORDAN・・・「LITTLE SONG」
本作は、1928年11月18日、アメリカ合衆国ミシガン州デトロイト生まれの女性白人ジャズ・ボーカリスト、シーラ・ジョーダン
のリーダー・アルバム。
シーラ・ジョーダンとスティーヴ・キューンの名コンビがHIGH NOTE レーベルからリリースしたアルバムの第2作目にあたる作品。
ここでは、当時のスティーヴ・キューン・トリオが伴奏を務めていて、オリジナルとスタンダードを交え相変わらずの歌唱と演奏を
展開している。シーラは、以前からボーカルを一つの楽器のようにとらえて、他の楽器と対峙しながら即興ボーカルを試みるという
白人にしては革新的な姿勢を持った歌手だったらしい。また、一般的なジャズヴォーカルに比べていえば「あく」「くせ」のようなもの
が強く感じられる。その意味でも通好みの世界に留まっている理由の一つかも知れない。
ここで、4曲(2、6、8、11)にゲスト出演しているトム・ハレル(tp flh)の好演がアルバムの質を高めているといっても
過言ではないと思う。彼が参加している作品は、みな同じように魅力的なものに仕上がっている、と常々思っている。
主役のシーラ・ジョーダン、スティーヴ・キューン・トリオをさしおいて言うのも賛否両論があるかも知れないけど、(本作に限って
言えば)トム・ハレルに拍手を送りたいと思う。
1・LITTLE SONG / BLACKBIRD・・・2・AUTUMN IN NEW YORK・・・3・BARBADOS・・・4・ON A SLOW BOAT TO CHINA・・・
5・HELLO YOUNG LOVERS・・・6・FAIRWEATHER・・・7・SOMETHING’S GOTTA GIVE・・・8・IF I SHOULD LOSE YOU・・・
9・THE WAY HE CAPTURED ME・・・10・DEEP TANGO・・・11・THE TOUCH OF YOUR LIPS・・・12・WHEN I GROW TOO
OLD TO DREAM・・・13・LITTLE SONG・・・
SHEILA JORDAN(vo)
TOM HARRELL(tp flh)
STEVE KUHN(p)
DAVID FINCK(b)
BILLY DRUMMOND(ds)
2002年6月3、4日 ニューヨークにて録音・・・