ときどき、ドキドキ。ときどき、ふとどき。

曽田修司の備忘録&日々の発見報告集

瀬戸内国際芸術祭2010

2010-10-18 06:40:40 | アーツマネジメント
「瀬戸内国際芸術祭」の会期も終わり近くの今になって、ようやく見に行くことが出来た。 一日しか時間が取れないので、朝一番の飛行機で高松に行き、高松港から、女木島、男木島、豊島と駆け足で巡った。(豊島は船の運航時間の関係で30分ほどしか滞在できなかったので、港近くのアートポイントを2ヶ所だけ回った。) 会期終わり近くの日曜日だったからだろうが、とても人が多かった。先週の日曜日には、豊島から宇野港へ . . . 本文を読む
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他者と互いに承認し合うことの快楽を「アートの公共性」と呼ぼう

2010-08-28 23:46:34 | アーツマネジメント
自己決定とは、他者と互いに承認し合うことだ、と考えてみる。 立岩真也の言う「他者がいることの快楽」とは、そういうことではないか。 そう考えると、アートの公共性も、多分、うまく説明できる。 ある種の思考や感情を誰かと共有できる、ということの喜びが、たしかに私たちにはある。 (見田宗介の「交響する世界」) 何かを共有すること。有形のものでもよいし、無形のものでもよい。 その共有する人々の間が、 . . . 本文を読む
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文化審議会の「審議経過報告」に対して提出した意見

2010-07-24 01:36:11 | アーツマネジメント
このブログでも既報(2010/7/10)のように、文化庁の文化審議会文化政策部会で議論されてきた「審議経過報告」(2010年6月7日発表)に対して、一般からの意見募集が行われていた。 文化審議会文化政策部会「審議経過報告」への意見募集 (2010/7/10) 当初、7月9日までという期限だったが、2週間延長になり、昨23日(金)が最終日だった。 この件、早めに意見を出そうとずうーっと思ってい . . . 本文を読む
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「所有」から、アートと社会の関係を考える

2010-07-17 22:25:57 | アーツマネジメント
昨年まで3年間、東京大学文化資源学公開講座として「市民社会再生」」というタイトルで開講していた講座が、3年間で一区切りをつけて終了した。 3年目の2009年度は、「新たな理論構築に向けて」というサブタイトルをつけ、3つのプロジェクトチームをつくって、それぞれ独自の研究テーマを掲げてグループディスカッションを中心に議論をしてきた。私がプロジェクトリーダーとして関わったグループ(「プロジェクト2」) . . . 本文を読む
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連戦連敗

2010-07-14 22:11:17 | アーツマネジメント
日本を代表する建築家安藤忠雄氏に、「連戦連敗」という著書があることは知っていた(読んだことはない)。 このところ、私自身がそういう状態にしばしば陥る。 まあ、客観的には相当落ち込んでいてもおかしくはなさそうだが、 本人にとっては、そうそう深刻な事態でもないから、構わないと言えば構わない。 しかし、何故そうなるのかを考えることは重要だ。 実は、原因はかなりはっきりしている。しっかりとした準備 . . . 本文を読む
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文化審議会文化政策部会「審議経過報告」への意見募集

2010-07-10 10:50:12 | アーツマネジメント
私は、cp-net(文化政策提言ネットワーク)というメーリングリストの会員だが、そのML上に、先日、ニッセイ基礎研究所の吉本光宏さんが、文化審議会文化政策部会の「審議経過報告」に関するパブリックコメントについて投稿された。 それによると、今回のパブリックコメントは、より広く意見を募るため、当初の締切を延長して7月23日までとなったようだ。 → 審議経過報告 吉本さんは、上記の文化政策部会の委 . . . 本文を読む
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越後妻有と所有

2010-07-06 22:23:55 | アーツマネジメント
跡見学園女子大学のマネジメント学部では、毎年夏休み期間中(8~9月)に、2年生全員がインターンシップに出かける。 私のゼミでは、例年は、地元の埼玉県内や東京都内の公立文化施設、民間の劇場や劇団などに受け入れをお願いしている。 今年もそのことに変わりはないのだが、新たに、越後妻有の「大地の芸術祭の里」で行われる夏のイベントのサポーターとして、学生が何人か参加させていただくことになった。 そこで . . . 本文を読む
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あの情熱はどこから来るのか

2010-07-06 21:15:12 | その他
内弁慶に雄弁な人たちがいる。 誇り高い。 独自の世界観を持っている。 自分に誠実だ。 でも、自分しか見ていなくはないか。じぶん。 . . . 本文を読む
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地域創造は文化庁の仕事をやっていたのではない

2010-05-24 01:27:06 | アーツマネジメント
一昨日の書き込みの続き。 昨日は地域創造の事業の仕分けの結果しか見ていなかったが、何と、宝くじの宣伝普及事業を廃止というにとどまらず、宝くじの販売そのものを中止(というか凍結)、というのが仕分け人グループの結論だったらしい。 行政刷新会議 事業仕分け ワーキンググループB 事業番号B-34 (事業名) (1)宝くじの普及宣伝の事業 仕分け結果 これは、すごく面白い。実現するのだろうか。 こ . . . 本文を読む
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財団法人地域創造に対する事業仕分け

2010-05-22 14:35:11 | アーツマネジメント
昨年度まで開催されていた東京大学文化資源学公開講座「市民社会再生」のつながりで、メンバーの I さんが、昨日行われた行政刷新会議の事業仕分けについての情報をくれた。財団法人地域創造の事業が対象となっている。 ワーキンググループB 事業番号36 (事業名) (5)地域の文化・芸術活動支援事業 (6)公共ホール活性化事業 仕分け結果 一読して、かなりの衝撃だった。 まず、上記の2つの事業とも、最 . . . 本文を読む
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