昨日今日明日

きのうを思い、きょうを実感し、あすに想いを馳せよう。
若年性或いは老人性痴呆症にならない為にもね?

愛猫「ニャゴ」考

2005年10月15日 | Weblog
猫、本当に犯人か 老人ホームでの右足指負傷 (朝日新聞) - goo ニュース

 動物愛護団体の方々、猫を飼ったことがあるのかい?

 大体、猫など言う動物は向こうからやって来るのである。因みに我が家の「ニャゴ」の場合、7年ほど前に、単身我が家を訪れ、人が朝飯を食い、魚をつまみにしながら晩酌していると、外でニャーゴ、ニャーゴと唯、唯一途に啼き続けるのである。餌をくれと物申しているのは家族全員が認識していると我輩は分っておったのであるが、誰が可愛そうであるから餌をあげようと言い出すかと思っていたら、案の定、娘が泣きそうな声で、「可愛そうだから、餌をやってくる」と、白飯に鰹節をまぶして食事を提供したのであった。

 それから、来る日も来る日も、我々が食事を取る時間をみはらかって、やって来ては、「飯くれ」の催促をするのである。
 その都度、我が娘が餌を与えている内に、とうとう我が家に居着いてしまったのである。

 我が愚妻も初めは厳しいことを言って、娘を非難して居ったのであるが、時間の経過が愛着を生むのである。たまに、その時間に来ないことがあると、「今日はニャゴは来ないのかしら」などと心配するようになるのであるから、不思議なものである。

 そうこうしている内に、晴天の霹靂たる事態が起こったのである。
 ニャゴがなんと生まれて間もない我子を口に咥えて我が家族に紹介しにやってきたのである。これには、流石に我が愚妻も驚いたらしく、我輩に時期をみてお猫様の避妊手術をして来いと命令するのである。生まれた子猫の数は、三匹であった。
 そのうち、育ったのは一匹にすぎなかったのであるが、その一匹も交通事故に会
い失命してしまった。

 その頃までは、所謂「野良猫」であったのだが、我輩が動物病院に連れて行き、避妊手術を受けてからというもの、すっかり飼い猫に変身してしまったのである。それというのも、手術後連れ帰ってから、麻酔も醒めあまりに痛がったので、ついつい同情して、一緒に寝てあげたのが、間違いのもとであった。

 今では、この「ニャゴ」殿、すっかり我が家に居ついてしまい、勝手に戸を開け出入り自由、網戸にには通り道の穴を開けてしまい、夏場には蚊さえ出入りじゆうになっているのである。

 先日のことであるが、隠れるようにして、何かを食べて居ったので、何を食べているのか確認すると雀を獲って貪っていた。あとで、散乱した雀の羽を掃除するのが大変であった。

 我輩は、ちょっとだけと飲んでいる内に、つい深酒になりそのまま寝入ってしまうことがあるのであるが、コヤツに唇を噛み付かれた事がある。
 よく胃を悪くした時、唇に「烏のやいとう」というものが出来るのであるが。てっきりそれだと思っているうちに化膿しだしたので、皮膚科に行ったら感染症だと診断され、いろいろ原因がなにかと考える内にコヤツが我輩の唇に噛み付いたものに相違ないという結論に達したのである。というのは、二箇所の小さな傷跡がコヤツの歯型に一致したのである。

 動物愛護団体の方々も猫といえども、虎の親戚であり、猛獣の一門であると認識なされるが宜しかろう。