…どうなっちゃってるの

婆様がデイの支度をして玄関先に座ったのは7時半。
「まだ7時半だけど…」
キルティングの真冬のコートを着てる。
「それは洗いたいから薄手のにしたら」

着替えてきたらアンゴラのカーデガン。見るのも暑い。
見かねて「こっちの方がいいと思うけど…」
薄手のジャケットを渡したら「そうねぇ」。

服がないから買いに連れて行ってと言う。
連れていく・・・玄関で立ち上がれない。車まで摑まって歩くのがやっとの人を連れて行くなんて
せっかく良くなった手がダメになる。

それに毎年母の日にプレゼントしてる服は全部消えたのか…。
タンス２本、押し入れには衣装ケースが8個はある。
要するにグシャグシャで分からないのだ。
爺様の物があるから自分のが分からないという。爺様の片づけは婆様の仕事だろうが
２階で保管してたコート類と普段着は私が片づけた。

少し片づけて足りない物を買いに行こうと話した。
夫には明日片づけるから同席するように話した。
快諾した。その前に婆様の通院がある。

母の日のプレゼントも買いに行ってきた。
婆様と買いに行かなくていいように先手を打った。