そろそろ

路上音楽情報紙『ダダ』編集発行人・青柳文信のブログ

鮎川誠さんの沢山の小さいマーシャル・アンプ。

2023-02-14 21:51:53 | お茶の水博士と歩く楽器街
鮎川誠さんのロック葬。

棺の横には、メインのレスポールと
マーシャルアンプがあった。
鮎川誠さんのマーシャル・ヘッドが
50ワットであるのは有名な話だ。

パンクだ、ロックだ、
レスポールだと語られると、
つい100ワットのマーシャルを思い浮かべるが、
その辺りが、鮎川さんのクレバーな
所であった。

アンプの歪みの質とバンドの音の
バランスを考えた末のことと想像する。
それにしても、当日のレポートを見て驚いたのは、
小さいサイズのマーシャル・アンプの数だ。
恐らく、レコーディングの場面においては、
これらの中から曲やアレンジにマッチした
アンプが選ばれたのだろう。

悔やまれるのは、
どんな曲のどんな場面で、
どのアンプが選ばれたのかが、
もう本人の口から聞くことがかなわないことだ。

「よう見とるんね」なんて言いながら、
話して欲しかった。辛い。

路上音楽情報紙『ダダ』編集発行人・青柳文信


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