富山きのこクラブの皆様
昨日の観察会で「シャグマが出ているよ~」との事で、観て来ました。
樅の林の中には僅かしか発生しておらず、道路の法面に集中的に出ていました。時期が早いせいかまだ小型の固体が殆どでした。
シャグマアミガサタケ
[Gyromitra esculenta (Pers.) Fr.]
散策をしている、上品なおばあさん連れにお話を聞くことができました。
「アラ、林に入って何をなさるの?」
「きのこの観察です(^^)」
「この辺りはきのこが沢山出てネ、よくお米を持ってきて、きのこご飯を炊いて食べたのヨ」
「…(毒キノコを探しにきましたとは言えないし)」
「ここのお水でお茶を入れると美味しいの」
遊楽々の湯に寄って、家に帰って、シャグマの処理を終えたら時間切れ。そのまま冷凍庫行きとなってしまいました。
試食の結果は後日報告します。
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富山きのこクラブをご愛読の皆様
森林総研の早乙女さんからのお願いです。依頼文を転載いたします。
求むタマチョレイタケ
求むタマチョレイタケ - 菌核有無を問わず!!
筑波大学生命科学研究所 早乙女 梢
森林総合研究所の服部 力先生の学生で早乙女 梢です。タマチョレイタケには、ブナ林に発生するタイプとシイ・カシ林に発生するタイプがあり、私はそれらについて研究しております。解析には、できるだけ多くの生標本と生胞子が必要です。
このタマチョレイタケは発生時期が限られ、個人で集めるには限界があります。そこで、是非とも皆様のお力をお借りしたく、お願いする次第です。
タマチョレイタケは、今頃から5月の頃に材上に発生します。このきのこをご提供いただける方は、E-mailあるいは電話でご連絡ください。送付先・送付方法などについて、折り返しご連絡したいと思います。
連絡先
E-mail:zag41183@ffpri.affrc.go.jp
(@を半角にしてください)
電話 029-829-8245
(森林総合研究所 森林微生物研究領域生物生態研究室)
ここまで
ちなみに、菌核性のタマチョレイタケは、昨年5月の薬勝寺池定点観察で橋屋さんがズボッと引き抜いて、上野科博の菌類のふしぎ展で展示されました。
薬勝寺池ではこの他に5月と6月に材上性のタマチョレイタケが確認されております。
富山きのこクラブの皆様、よろしくお願い致します。
_/_/_/_/_/ 伊藤 春雄 _/_/_/_/_/
富山きのこクラブの皆様
2009年度第1回目の定点観察会が行われました。
薬勝寺池観察の集合10時…の筈が、私の手違いで10時半とメールしていまい30分ほどロスしてしまいました。m(_ _)m
薬勝寺池を見渡す。今日は曇り…風雲急を告げています。
ここの足元にヒロメノトガリアミガサタケ [Morchella costata (Vent.) Pers.] が発生するそうですが、今年はまだのようです。残念。
Ciborinia gracilipes ?
コブシの花に関係する…などと言われているそうですが不明。
遊歩道が消雪施設工事のために、一部通行止めになっていました。9月まで続く由。
今日は9人の参加が有りました。しかしながら、きのこの姿はほとんど見えず、昨年採取したきのこのサンプル採取も控えましたので、採取されたきのこは10種もなかったでした。
ここの桜は2分~3部咲き
ヘラブナ釣り人が糸を垂らしていました。
本年度は植物園のきのこ観察も行う事となり、午後1時に閲覧室に集合、11名が参加しました。橋屋さんから「定点観察協力のお願い」ということで、概要の説明がありました。
植物園では枯死した樹木は速やかに撤去され、また、樹名板が付いていて菌根菌と樹種との関係が良く判るので、きのこに関係する樹木の学習には最適な観察会です。
とうとう雨が降り出しました。
桜の開花宣言が出され、植物園は無料開放(夜はライトアップ)されていますが…人の姿は僅か…並木の桜は1分~2分咲きといったところです。
橋屋さんから発生スポットや樹木のレクチャーを受けながら、全長3Kmの観察コースを周りました。
カバイロサカズキタケ
[Helvella leucomelaena (Pers.) Nannf.]
先日採取した種とおなじでした。ノボリリュウタケの仲間とはビックリ!
その他に(季節外れの?)大きなヌメリイグチやヒメクズタケが観られました。
研修室に戻って、採取したきのこの撮影を行いました。
あっと言う間に終了(^^;
次回は、5月2日(土) 集合は午後0時50分:中央植物園閲覧室で、午後1時からスタートとなります。奇数月は植物園だけの観察となり、薬勝寺池観察はありませんので宜しくお願い致します。
重要なお知らせ
友の会きのこ講演会の開催日変更
平成21年度 講演会は下記のとおり
日時:平成21年6月6日(土) 13時~16時
場所:中央植物園研修室
講師:服部 力 博士(森林総研 関西支所)
演題:多孔菌類の分類
-旧システムでの属解釈と最近の情勢
内容:
国内でサルノコシカケの仲間(多孔菌類)の分類を行う研究者は少なく、北陸地域で指導を受ける機会はほとんどと言ってよいほど有りません。今回の講演では、日本だけではなく国際的にも有名な服部力博士を植物園へお招きして、多孔菌類の分類の基になる属の解釈を美しい映像などを中心にして講演いただきます。
友の会の会報では5月9日(土)と案内がありましたが、上記の様に変更になりました。
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