富山きのこクラブ

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きのこ顕微鏡観察入門講座part2

2007年06月24日 | きのこ

先週に引き続き、中央植物園/友の会/きのこ部会の顕微鏡観察入門講座が開かれました。
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メンバーは先週より2人増えて、総勢7名。栗林さんと橋屋さんが講師をなさって…テーマは「子嚢菌」です。
冒頭、一昨年指名手配されていたシロヒナノチャワンタケについて新しい知見の紹介がありました。
現在、このきのこに与えられている学名[Lachnum virgineum ]は誤りで、[Dasyscyphella longitipit](ブナの殻斗に発生し、「毛」が真っ直ぐで尖っている)がほんとらしい由。また、本来の[Lachnum virgineum ]は別途、日本でも確認されているとのことでした。
[Dasyscyphella longitipit]にはどのような標準和名が付くのでしょうか?楽しみですね。
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私の興味は、昨日、寺家公園で採取してきたチャワンタケhttp://sola.blog.ocn.ne.jp/kinokotoyama/です。オオチャワンタケ[Peziza vesiculosa Bull.](でも発生環境が違うようですし…)かと思っていたのですが胞子の表面に襞のような突起が有ったので…×。結局、どの図鑑にも出ていないので再調査と相成りました。
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今回は「子嚢の形成」について、様々な質問が飛び交いました。
前回の分生子を含む生活環といい、今回の♂♀の器官の発達といいい、とても面白かったです。(説明に納得の行かない点は多々ありましたが。)(^^;

函館きのこ会の皆さん
山田さんは糸魚川へ転勤になりましたが、相変わらずお元気です!


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