富山きのこクラブ

富山のきのこ情報・きのこ料理の情報が集まります。

新聞のシモフリシメジ

2006年12月16日 | きのこ

富山きのこクラブの皆様へ
植物園の橋屋です。
Dscn1218 今日の北日本新聞朝刊に載っていた記事に庵谷峠付近でシモフリシメジを採ったことが書かれていましたが、写真を見るとシモフリシメジとは色も姿も違っているように見えます。

今の時期ならヒラタケかハイイロシメジでしょうが、写真からはハイイロシメジの可能性が高いと思います。
ハイイロシメジは晩秋に林道沿いなどで多数群れて発生するため、植物園に鑑定?のため持ち込まれる常連のきのこで、食毒に関しては人により軽い胃腸系の中毒があるという報告があることを話すようにしています。しかし、持って来られた人によると、よく食べているという方も多いようです。富山のハイイロシメジは中毒しないのか、または橋屋がハイイロシメジとシロノハイイロシメジと区別できないためなのか(シロノハイイロシメジは食用と言われています)、問題はあるなあと思っています。
今年は12月に入っても暖かな日が続いていますので、今もヒラタケ、エノキタケをはじめ、シモコシ、シモフリヌメリガサ(フユヤマタケ)、アミタケ、クリタケなど晩秋のきのこが良く持ち込まれています。

_/_/_/_/_/富山県中央植物園  橋屋 誠 _/_/_/_/_/


最新の画像もっと見る

コメントを投稿