富山きのこクラブの皆様
やっと休みが取れて生憎の雨模様でしたが、午前中、上市の立山寺へ行ってきました。
東屋で雨宿りの若いカモシカに出会い、5mほどまで近づく事ができました。樅の樹下にツボが有る様な…割としっかりした幼菌に出会いましたが…何者でしょう?サガリハリタケも観察されました。松の切り株にはマツオウジ(ツバ無しタイプ)が多数発生していて、思いがけずきのこ狩りをしてしまいました。
昼からは妻と笹津山から御鷹山を周って来ました。御鷹山でヨシナを収穫してまいりました。伊藤家の定番は細切りの昆布と和えた、「さざなみ和え」です。皆さんはどのように料理されていますか?マツオウジは筍と炊き合せにして戴きましたが、歯ごたえも良くとても美味しかったです。
伊藤さん
富山きのこクラブの皆さんへ
植物園の橋屋です。
気になるきのこですね。
確かにつぼのような構造が見えるのでテングタケ科か、フクロタケの仲間か?ひょっとするとつぼのように見える部分はつぼでなくて、根元の膨れた柄の下部が急激な成長で割れたように見えるだけか? この場合キシメジ科のきのこも疑われます。
なんでしょうか?
また、立山寺の参道で曲がり角にあるアカガシの大木の根元にはまだ同定が出来ていないサルノコシカケの仲間が発生します。以前にこの残骸を観察しましたが、その時の印象ではオニカワウソタケではないかと思いました。
オニカワウソタケはブナ科の大木根元に発生するきのこで、暖かい場所には見られるものの北陸では極めて珍しいと思います。(「北陸のきのこ図鑑」でも京都府産の図が描かれています)
発生は夏から秋にかけて、1年生のサルノコシカケですので古くなるとばらばらになります。
いよいよ初夏のきのこも発生しはじめましたね。
この後は雨毎にオキナタケ科やヒトヨタケ科、もう少し経つとテングタケ科のきのこが発生すると思います。
_/_/_/_/_/ 富山県中央植物園 橋屋 誠 _/_/_/_/_/
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