富山きのこクラブ

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5月度定点観察会

2012年05月05日 | きのこ

富山きのこクラブの皆様

中央植物園/友の会/きのこ部会の5月度の定点観察会がありました。
五月晴れの良い天気…11名の参加が有りました。
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「メダケの赤衣病菌」というサビキンの一種
Imgp0641 ピンボケですみません。

トガリアミガサタケ
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Imgp0648 ホントにトガリアミガサタケでしょうか?⇒どうやらアミガサタケの様です。

ツバナシフミズヅキタケ
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キクラゲ
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チシオタケ
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アミスギタケ
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植物園で同定・写真撮影をしました。
Imgp0654_2 22種が標本となりました。

観察会終了後、橋屋さんからショートセミナーが有りました。佐藤氏らが発表した論文の紹介です。

内容は「オニイグチ属(Genus Strobiomyces)の分類について」で、これまでコオニイグチとされていた標本を精査した結果、2部分類群からなる複合種であることがわかり、他方を新種として記載した由の解説がありました。
 本郷氏が新種記載した、コオニイグチ(Strobilomyces seminudus Hongo)の論文のタイプ標本の図には、2つの分類群が描かれていることがRNA解析と形態的特徴の比較で判明した。
 本郷氏が記載したコオニイグチは「柄に網目がなく、柄の上部に傘の縁が付着していた突起を持つもの」であり、今回、佐藤氏はもう一つの分類群「柄の上部に網目があり、上下とも同じ太さのもの」を新種とし、アミアシオニイグチ(S.hongoi Hirok.Sato 2011)として論文で記載したもの。

この観点から、富山ではコオニイグチは確認されていない由。
① 傘の鱗片は綿毛質、柄に網目がなく、柄の上部に傘の縁が付着していた突起を持つ
② 胞子には不明瞭な網目があり、オニイグチモドキより小さい。
そんな訳で、直ぐに食べてしまわないで…ちょっと観察してみてください。

では。

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