富山きのこクラブ

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挑戦! コチニール染め

2010年04月04日 | ニュース

富山きのこクラブの皆様

今日は部会女性有志の「コチニール染めに挑戦しよう」会。久しぶりの快晴となりました。高岡のN村さんのお宅にお邪魔して…作業の前にお茶をご馳走になって…ようやく始まりました。
コチニールはメキシコのサボテンに住む貝殻虫が原料。高級な口紅に使用されているそうですので、「素人でも安心」して扱えることから、今回の(橋屋さんのご指導なしの)勉強会となりました。
Dscn0309 「事前に試してみたの?」「いいえ!(^^)」ということで、殆どぶっつけ本番です。

大体、25グラムのコチニールをすり潰します。
Dscn0352 ここから既に誤り…ガイドでは被染色物の10%が目安と記してあるのに…アバウト!写真の秤は未使用です。

細かくすり潰したコチニールを2重にしたお茶パックに入れて煮出します。(筆者注:このコッフェルは私のキャンプ用品を提供したものです)
Dscn0355 Dscn0356 ガイドによると4~5回は繰り返し、煮出して使用できる様です。

今回はミョウバンで媒染です。被染色の絹織物を水に浸した後、1時間ほど煮立てます。
「分量はこんなもんか?」「アバウト・アバウト!」橋屋さんが居たら気絶したかもしれません。
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この間、お菓子が並べられ「宴会」が始まってしまいました。皆さん、日向でのおしゃべりに美味しいお菓子のおもてなしを頂いて、大変楽しそうでした。(筆者注:野外用のテーブルと椅子は私のキャンプ用品を提供したものです)
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媒染した絹織物を水洗い…井戸の水は温かく、水仕事も気にならないそうです。
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染液を加熱(アバウト80℃くらい)しながら、30分ほどムラにならないよう攪拌し…染めます。
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最初の「赤い」色調から、紫がかった色調へと変化してゆきました。
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ホントかウソか?冷却過程で色素は沈着するのだ…との意見で、ゆっくりと冷まします。
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丁寧に水洗いして完成ですが…これぞ井戸端会議!
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結果良ければ全て良し!予想以上の出来栄えに皆さん大満足でした。
Dscn0370 今日はとても充実した一日を過ごすことができました。N村さんホントにお世話になりました。次回も宜しくお願い致します。

P.S.
昨日のトガリアミガサタケがトマトソースのパスタになりました。
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平成22年度第1回定点観察会+トガリアミガサタケ

2010年04月04日 | きのこ

富山きのこクラブの皆様

また、新年度が始まりましたネ。
もう春だというのに…生憎の氷雨の中、4名の有志で中央植物園の定点観察会が執り行われました。

ヒメクズタケ[Psilocybe montana (Fr.) Kummer]
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チャムクエタケモドキ[Tubaria furfuracea (Pers.:Fr.) Gill.]
Dscn0323 足も踏み場も無いほどに、累々と群生していました。ウッドチップを撒いたところに発生している様子です。

瞬く間に雷雨となりました。寒冷前線が通過したためか、気温も低下してきました。
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小さなチャワンタケ
Dscn0334 こちらも一面に!

菌核は無し。茶碗の縁に毛は見られません。
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外側面はザラザラになっています。
Dscn0341 これ以降は黒川さんが調査中。

結局、今日はそのほかに、カバイロサカズキタケ[Helvella leucomelaena (Pers.) Nannf.]、タマキクラゲ[Exidia uvapassa Lloyd]が採取されました。研修室で撮影して本日の観察は終了。

橋屋さんから桜のレクチャーを受けながらの観察会となりました。植物園から桜の開花宣言が出され、来週は園の無料開放が行われるそうですが、まだ蕾はかたし。

昨日「もうでているよ!」の連絡があり、午後から永瀬さんの所へ行って、トガリアミガサタケを収穫して来ました。
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まだまだの幼菌も観られました。
Dscn0350 明日は春のきのこが楽しめそうです(^^)v

正体不明の菌核菌
Dscn0351 竹やぶの中に出ていました。周囲にそれらしき木は無いのですが菌核を持っていました…、来週、再調査の予定です。

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