富山きのこクラブ

富山のきのこ情報・きのこ料理の情報が集まります。

モミタケでしょうか

2009年11月09日 | きのこ

富山きのこクラブの皆様こんばんは。 小沢です。

7日(土曜)にモミタケらしきをキノコをゲットしました。
滑川大日のアカマツとミズナラの混生林林道脇に発生していました。 採ってみると重量感と柄が中腹でかなりの膨らみがあり根本が細いこと、ツバが大きくはっきりしている特徴から図鑑で確認した結果モミタケと判断しました。
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さっそく昨日は柄をスライスし網焼きで、今日はお吸い物でいただきました。
しっかりした肉の歯ごたえと若干マツタケの香りがあり上品な味でした。
モミタケで間違いないでしょうか。

沢様
富山きのこクラブの皆様へ

植物園の橋屋です。
写真のきのこはモミタケであろうと思います。
モミタケは名前のように一般ではモミなどの木の下に発生しますが、どうしたものか北陸地域はアカマツ林に発生します。この特徴から、池田良幸先生の書かれた「北陸のきのこ図鑑」ではモミタケを表紙に使っておられます。
モミタケはマツタケなどと同じように菌根菌ですから、来年以降も発生地のすぐ近くに出る可能性が大きいので、小沢さんへは来年以降もこの場所へ行かれることをお薦めします。

_/_/_/_/_/ 富山県中央植物園 橋屋 誠 _/_/_/_/_/


福光の山

2009年11月09日 | きのこ

富山きのこクラブの皆様

昨日、暖かい天気に誘われてドライブがてら久しぶりに福光の山へ行ってきました。
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イオックスのスキー場から林道を登った所に数年前植林用の苗を育てるためドングリをたくさん拾ったミズナラ林があったはずと車を走らせましたが場所が分かりません。

ようやく見つけたその場所はカシナガ被害で無惨な姿に変貌していました。

峠から石川県側へ少し下がったブナ・ミズナラ林に入ってみましたが、雨が少ないせいかカラカラでまったくキノコが見られません。
ようやくミズナラの樹上に見つけたきのこも開いたままカラカラに乾いていました。
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見事な束生で柄にツバがあることまで確認できますが、何か分かりません。Imgp1201
こんなミズナラが2、3本ありました。

_/_/_/_/_/  中田 _/_/_/_/_/

中田様
富山きのこクラブの皆様へ

植物園の橋屋です。

写真からの同定ですが、このきのこは多分ナメコであろうと思います。
もし中田さんがこのきのこを採って来られたのでしたら、きのこに水をかけて戻して見てください。
しばらく置くと、傘に粘性が出て、かつ、つばはゴム質になって弾力が出ると思います。

ナラ枯れで立ち枯れたコナラやミズナラにナメコが群がって発生することは、以前から福井県や新潟県で知られていましたが、ついに富山県でもこの現象が見られましたね。
ナラ枯れでコナラやミズナラが枯れ、地下の菌根菌に大きな被害が出ていることは残念ですが、枯れた木に晩秋にナメコやムキタケが発生するのであれば、このことはきのこ好きにとってうれしいことになるかと思います。
ただ、同じように枯れた木には傘の色の薄いツキヨタケも発生しますので注意が必要です。

_/_/_/_/_/ 富山県中央植物園 橋屋 誠 _/_/_/_/_/

橋屋様
富山きのこクラブの皆様

やはりナメコでしたか。一晩水につけてみました。
Imgp1203 干しシイタケを戻したように、弾力が戻り粘性がでました。おいしそうです。

実は、小矢部の知人から昨年秋、木の葉が落ちて林道から山肌が見渡せる時期に、たくさんのナメコを採ったとの情報を得ていたのですが詳しい場所を聞かなかったのでとりあえず土地勘のある場所へ行きました。

発生していたのがミズナラでたぶんまだ完全には枯れてなかった様子であったこと、また結構高い箇所(地上3~10m近く)に発生していたこと等、いつも有峰で見る発生状況(ブナの倒木)とかなり違っていたため他に当てはまるきのこもないなあと思いつつも自信がありませんでした。

R0010303そう言えば以前、カラマツのまだ若い幹に発生しているナメコも有りましたね。
中田


アカモミタケやヒメサクラシメジ

2009年11月09日 | きのこ

富山きのこクラブの皆様へ

植物園の橋屋です。
昨日は11月とは思えないほど暖かい日でしたね。

さて、この陽気に誘われて昨日は県内のドライブに連れてもらいました。
特に礪波市の千光寺のモミ樹下では、大きなミネシメジと共にアカモミタケや、能登で「あずきごけ」と呼ばれるヒメサクラシメジが多数見られたのですが、これらは全て採集適期を過ぎておりました。残念!今月初め頃なら新鮮な個体だったと思われます。

この時期、石川県のモミの樹下には、アカモミタケなどに混ざってキハツダケ(「ダケ」と濁音なのは珍しい)が発生するのですが、富山県内ではまだ見つかっていません。もともと富山県内にはモミは多くない樹種ですが、上市町立山寺付近や氷見市周辺部にはモミが見られますので、もしこの時期にモミの木の下に行かれましたらぜひキハツダケを探してください。キハツダケは、一見色の褪せたアカモミタケに似ていますが、ヒダに傷をつけると白い乳液が少し出て、その後青緑色に変色する特徴があります。
また富山市四方の八重津浜では、砂浜でケシボウズタケの仲間を探しましたが見つかりませんでした。

_/_/_/_/_/  富山県中央植物園 橋屋 誠 _/_/_/_/_/