日も長くなり、日差しも明るく春になりました。
３月３日ひな祭りなので、それに因んだお道具でお薄を点てました。
お軸はお雛様、釣り釜にして、ツボツボ棚に津軽塗の棗、お茶碗はお雛様の模様、蓋置はぼんぼりです。
お雛様のお茶碗はこの時期しか登場しません。１年に一回の登場です！
「西王母」の名の和菓子頂き、美味しいお薄を頂きました。
この歳になってもお雛様を楽しく祝える幸せ‥‥茶道を続くて来てよかったです。
雛あられや菱餅がお店に出ていますが、お雛様を飾るお家、少なくなってきたような？
ヴァレンタインの日、ホワイトチョコレートのお返しなどのイベントがお雛様を席巻してしまっているよう・・・
我が国古来の文化を大切に継続したいです。
三月に入ると釣釜になりますが、３．１１の時も丁度お稽古の真っ最中でした。
揺れ始めたと思ったら、釜が炉壇のゴツンゴツンと当たり始めたので、大慌てで釜を抑えたことを思い出します。
今でも、あの時の音は鮮明に覚えております。
風情のある釣釜ですが、掛けるたびに思い出します。
我が家でも、釣釜のお稽古をしております。
お釜がゴツンゴツンと炉壇に当たるくらい揺れたこと伺い恐ろしいな・・・と。
私はあの時スーパーで買い物していました。地下だったのですが、ぶら下がっているものが結構揺れて、魚をさばいている白長靴の方が奥から２，３人飛び出てこられたのを覚えています。私も思わず陳列台につかまりました。