宗恒の茶庭

「茶道 思いつくまま」や「和の美術」など

年相応

2019-07-28 10:10:44 | 日記

もうじきに後期高齢者の仲間に入ります。
運転免許証の期限も、そろそろ切れるので高齢者講習も受けねばなりません。
認知症の検査もあるよう聞いています。高齢者の事故が最近多く免許証を返納される方が増えているとか・・・
私はまだ当分運転をしようと思います。もちろん細心の注意をして。

昨日の茶道のけいこで、皆様お濃茶の点前のけいこばかりでしたのでお薄も飲みたくなり
4人ですが平花月をしました。
私も参加です。当然「花」も当たります。仕舞花に当たってしまいました!!

いつもご指導ばかりしていますが、いざ自分で点前座に入ってお点前をすると なんとも目だるいお点前なのではないかしら?と。
猫背で立つときもちょっと手をついて、点前所作もぎこちないのではないかしら?と・・・不安になりました。
丹田に力を入れて、すっきりと出来たお点前が年を重ねるにつれ自信が無くなってきています。
年相応のお点前で良いのかもしれませんが、生徒さんの前であまりみっともないお点前はしたくありません。
私も稽古せねば・・・・・・



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高橋秀+藤田桜 素敵なふたり展@世田谷美術館

2019-07-26 09:42:50 | 茶道

中一の孫の美術の宿題で、この展覧会に行くのに、私の運転の車で同行しました。

この”素敵なふたり”は ご夫婦でなんと共に90歳前後の方です。
長くイタリアに住まわれて芸術活動をなされ、2004年に帰国されたそうです。

秀氏は現代美術を、桜氏は布貼り絵という表現で絵本などを手掛けておられます。

秀氏の美術は木の板をいろいろな形に切って、そこにカンバスを張り、アクリル絵の具で刷毛目のない様、つまり鏡のように塗った作品です。
大工仕事のようで大変珍しい作品です。結構大きな作品。

桜氏の貼り絵はいろいろな布を切って貼るものですが、パッと見ると普通の絵のようですが、
それが布を細かく張り合わせた絵ということがわかると驚きたます。
「よいこのくに」という雑誌の表紙を長く受け持たれていました。
貼り絵の絵本はこれまた素晴らしく、お話の挿絵がすべて布の貼り絵。色も複雑な濃淡もあり、作成するのに大変な作業だと感嘆!

孫の宿題がなかったら私はこの展覧会を逃していたと思います。孫と二人のドライブも楽しめよかったです。

追加

7月29日NHK教育テレビ「日曜美術館」でこの展覧会のこと放映されました。お二人のアトリエや日常を拝見し、最後に秀さんが発せられた言葉が素敵でした。
「毎晩私はワイン、奥さんは日本酒を飲むんですが、乾杯!と言っていって飲むんです。「今日も生きていたね!」という思いで・・・・」
本当に素敵なおふたりです。
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気持ちを素直に伝える

2019-07-09 18:41:56 | 日記

主人が亡くなって「あー、もっともっと有難う」と言っておけば良かったなと思います。
夫婦の間であまりそういう言葉掛けは照れくささもあったりして素直に言えなかったことが沢山ありました。
今から考えると主人には本当に沢山いろいろなことをしてもらいました。コンピュータの扱いも、ホームページ作成やブログの立ち上げ、その他いろいろ・・・。今こうしてブログを書けるのも主人のお陰。
100回ほども「有難う!」と言い忘れた感じです。”Too Late ”です。

その反省から、有難かったこと、嬉しかったこと、楽しかったことはその都度口に出して伝えたり、手紙に書いて相手に知らせるようにしようと思いました。

先日行ったお茶会も、早速席主の茶友にお礼のハガキを出しました。感想やとても良い茶会であったこと十分楽しめたことなど認めました。
ご一緒した生徒さんにも楽しかったことを共有できて嬉しかったことをハガキで書きました。

もともと私は筆まめなほうです。書くと気持ちが整理されて、一つ一つの出来事が印象に残る気がします。
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水出し抹茶

2019-07-07 18:08:47 | 茶道

七夕に因んだユニークな茶会に行ってきました。
席主の男性の方とは30年来の茶友です。
小雨ふる中出かけました。最近は七夕の日は天気になったためしがないようです。

寄付では梶の葉を水に浮かせて、星まつりの和歌が書かれた扇が飾られていました。

本席では床の軸がまず目を引きます。なぜなら漢字でも仮名でも絵でもないのです。象形文字のようなもの。
中国の中のナシ族に伝わる東巴文字(トンパ文字)だそうで、書かれた意味は「吉祥如意」。そして書かれている紙がなんと沈丁花を漉いた紙とのことでした。
花入れは唐物で、大振りなのでいろいろな花が彩どり良く入れてあります。香合は星祭から楽器の琵琶。

点前座にはベネチアガラスの水指に氷水が、貝が貼られたようなお盆(これはハワイ製)に盆略点前の設えがされています。建水は椰子の実。

冷たく冷やされたお皿のお菓子は レモン風味のジェリーがサンドされているマカロンのようなもの。
そして薄茶は水出しです。ちゃんと泡が立っている薄茶が平茶碗に出されました。
初めていただく水出し薄茶・・・・美味しかったです。
水出し用の抹茶(粉状)をたっぷり使って点てるのだそうです。

席主の方がいろいろ旅行されて、審美眼をもって集められたお道具の取り合わせ。
旅の思い出が溢れているものでした。
今回の茶会は本当にユニークなものでしたが、こういう趣向も肩がこらずに楽しめるお茶会だと、ご一緒した生徒さんと話しながら帰りました。
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