宗恒の茶庭

「茶道 思いつくまま」や「和の美術」など

今年を振り返って

2019-12-31 07:06:20 | 日記
2019年・平成31年・令和元年も今日は大晦日です。
今年は私にとって”主人が亡くなる”という大変な年でした。

去年の今頃の日記を読むと主人は段々元気がなくなり食事もあまり食べられなくなってきています。
それでも家の中では杖を突いて歩いていましたし、美術番組を見てはブログにも書いていました。

今年のお正月早々にまた入院。点滴で少しは良くなったものの、あまり芳しくなく「家に帰りたい」と言い始め退院。

息子夫婦にお風呂に入れてもらったり、孫たちも頻繁に来てくれました。介護も初めて申請、訪問看護や医師の往診もしていただけました。
亡くなる前の日には見舞いに来てくれた孫たちに「もう帰りなさい」とベットから手を振って別れました。
次の日に死を迎えようとは皆思いもよらないことでした。

その後はいろいろと・・・・人間が亡くなるということは大変なことです。
主人は茶道の社中の皆様とも顔なじみになっていたので皆様にも会葬していただき恐縮しました。
大学病院の皆様からも盛大に偲ぶ会をしていただき有難いことでした。

もう10ケ月過ぎましたが、いろいろなことを思い出すたびまだ悲しさが・・・。
しかし主人は十分素晴らしい立派な82年の人生を送り、私もしっかりと連れ添い金婚式まで出来とても幸せだったと思い始めました。

主人は何時も私の心に棲みついていると信じ、前向きに生きる構えが出来てきました。


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築地市場へ

2019-12-29 17:22:20 | 日記
特に買うものはないのですが年の暮れの雰囲気を味わうために、築地市場に初めて行ってきました。

大江戸線の築地市場駅で降り、片岡球子が描いた面構えの壁画がある改札口を出てみんなの後について歩きました。

市場の入り口の通りは呼び込みの威勢の良い掛け声があちこちで発せられています。
カニやマグロ、タコ、いくら、ウニ、正月の定番かかまぼこ、達巻き、きんとんなど山のように売られています。
思わず能登の「きときと」店で少々買い物をしました。

大通りから路地が何本かあってそこも大変な賑わい。お寿司屋さんはどのお店も行列ができていて、大盛況でした。

年末の築地市場で慌しくも正月を迎えようとする人々の雰囲気を十分満喫しました。
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初詣の前倒し

2019-12-28 18:12:00 | 日記

”去年今年貫く棒のごとし虚子”・・・・なのでお正月は混雑するので年末の今日明治神宮にお参りをしてきました。主人ともよく大みそかにお参りしたものです。参宮橋から北参道を歩いて入りました。人はぽつりぽつりと会う程度。カラスの鳴き声を楽しみながら砂利を踏みしめて本堂に。
本堂には結構な人が参拝に来ています。お正月には本殿の遠くから参拝するように衝立が設けられています。衝立ての向こうはお賽銭スペースになることでしょう。今日はそのスペースの前まで行ってお参りが出来ました。
本殿の左の木はすごく巨木です。高さもすごければ葉の生い茂るさまもすごいです。何の木かわかりません。

また北参道を戻る途中に芝生に入る道があります。昔主人とよく散歩して芝生に座った場所です。心の中で主人と「日向ぼっこしたわよね」と会話しながら懐かしみました。

出たところに東京乗馬クラブがあり、ポニーが何匹か草を食んでいました。
小さい子供がポニーに乗ることができ、その行列もあり、年末ながら大変のどかな午後でした。
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忘年茶会

2019-12-27 15:58:30 | 茶道

Y茶道具店の忘年茶会に初めて行ってきました。天気は良いのですが風が強い日でした。
暮れも押し詰まった時期ですが、参加された方は結構多く驚きました。

続きお薄の席です。
お道具の説明はY茶道具店の社長様がユーモアも交えてご説明くださいます。
お道具はどれも素晴らしいもの、しかもそれをずっと廻してくださり手にとって拝見できるのです。
私が一番「すごい!」って思ったのは、ノ貫作の茶杓。茶杓はもちろん共筒も あめ色というか濃い茶色になっていてつくづく時代を感じます。なにしろ利休さんをお風呂に入れたいがために落とし穴を作った人ですから。400年も前のものなんです。それを手にとって拝見できたのですから。
お茶碗も素晴らしいものばかり。美術館ならガラスケース越しにしか見られないもの。

点心は場所を改めていただきました。年越しそばもあり、良い忘年が出来ました。
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稽古納め

2019-12-21 14:47:08 | 茶道

今年も水曜クラス土曜クラス共 無事稽古納めが出来ました。
濃茶付き花月と平花月をして早目の年越しそばを頂きました。

今年、私は主人を亡くし暫くお稽古が出来ませんでしたが、生徒の皆様が待っていて下さり再開できました。
生徒さんが一生懸命稽古に励んで下さる姿に励まされ、慰められ稽古納めまでこぎつけることが出来、感謝しています。

去年から始めた今年の一字を小色紙に 筆で皆様に認めていただきました。
この一字を書いたわけを伺うと、皆様それぞれ説明して下さりお気持ちが伝わりました。
私は「淋」の字を。

主人が亡くなって早10ケ月経ち、私もようやく元気に前向きに過ごせるようになりました。
月日は無情に経っていきますが、それも日薬になります。


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