宗恒の茶庭

「茶道 思いつくまま」や「和の美術」など

座禅

2020-07-28 07:08:49 | 茶道

NHK教育TVで「こころの時代」という番組があります。
先週7/25は「座禅」についてのお話がありました。
茶禅一味と言って茶道と禅とは切っても切れない関係があります。中国からもたらされた喫茶礼法に禅の精神が入って【茶道】になったのです。


禅宗は座禅と公案の修業です。
私達茶道をするものは座禅の代わりに点前をしっかり行うことが修業です。

35年ほど前に家元道場で第4回国際茶道セミナーに参加したことがあります。日本全国から参加者が集い、3泊4日ほどのセミナーですべて英語でお点前の研修をするというものでした。講師はみどり会の方がたでした。
お点前の勉強、講話のほか、今日庵見学や利休様のお墓参りと座禅がありました。
この時が初めての座禅経験でした。警策棒で肩をバシッと叩かれた感覚を今でも覚えています。

「こころの時代」の講師は山川宗玄師。
お釈迦様が菩提樹の下で8日間座禅をして悟りを開かれたという由来があり、座禅とは「安楽の法門」。
曹洞宗では面壁し、臨済宗では壁を背にして座るなど、宗門・坐禅儀によって差違がある。
座禅は長いお線香が一本燃えつく時間してこれが約40分から50分。これを何回かする。
「調身」「調息」「調心」でするのだそうです。
ちなみに「一寸先は闇」という格言がありますが、その一寸とは短い線香が燃え尽きる時間とのこと。

座禅は暫し静かな中で自分と対峙する時間のよう・・・・東京でも座禅が出来るお寺があるようですのでまた経験してみたいです。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

左利きのお点前

2020-07-25 20:20:39 | 茶道

わが社中には左利きの方がお二人いらっしゃいます。

お一人の方は、ある動作は右で出来ることもある方でしたが、最初はずいぶん大変でいらっしゃいました。
お薄を点てるのもなかなか泡が立たなかったり、箇所箇所に つい左手が出てしまったりと・・・
しかし今では左利きであったことなど忘れるほどのお点前が出来ます。頑張られたのです。

去年左利きの大学生が入門されました。この方は完全に左利き。
帛紗捌きに始まって茶杓で抹茶をすくうのも、お薄を泡点てるのも、柄杓で湯・水をくむのも、本当にやりにくそうでした。
しかし今日の稽古では「貴人点」をしましたが、ご指導していて左利きであることが感じられないほど良いお点前をされました。
努力されているのです。

右利きの私が左手でお点前をと言われたら全く出来そうもありません。

脳の活性化のため、私はクルミの殻2個を掌の中でくるくる回すのを時々TV見ながらしていますが、左手では回すの大変です。





コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

主人公

2020-07-23 17:59:21 | 茶道


禅語に「主人公」という言葉があります。先日、私は短冊に書きました。
この言葉、毎朝 鏡で自分の顔を見るときに頭に浮かんでくる禅語です。
この場合の主人公は自分自身のこと。
お前さんは「ちゃんと目覚めているか?」「良い顔をしているか?」「誠実に過ごしているか?」「怠けていないか?」等々・・・・自問することです。
目は口ほどに物を言うといいますが、正に顔に心が現れるので、鏡で自分の顔を見て自問して反省したり、改めたり、「よし!」と思ったりすることだそうです。
白髪が増え、しわも増えた顔を見るのはいやですが、これは表面の顔でなく内側の顔「心」との対話です。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雨の日の習字稽古

2020-07-18 11:01:26 | 日記

梅雨明けが今年は遅いようです。今日も朝からしとしと降っています。豪雨で川が氾濫した地域のことを思うと心が痛みます。
今年はコロナ禍と豪雨災害…ひどい年です。

東京はコロナ感染者が三桁になり、全国でも増えてきています。2波が来たのでしょうか?
雨でもあり、コロナも怖いのでなるべく家で過ごそうと、今朝は書の稽古をしました。

書の自主グループの会は区民センターが工事中なので来春まで休みにしています。そのグループでは夏目漱石の「こころ」の書写をしています。
長い物語なので10章まですると決めていて今朝もそれを書きました。私は早くも9章にかかっています。
小筆で書くのですが、物語なので次どうなるのかしらと話を追っていきながら書くので楽しいです。
その後太筆で茶道の軸に良い禅語を自分流に書いてみました。お手本がないので下手です。


↑孫にタイマーで自撮りする方法を習ったのでやってみました。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

上級者の稽古

2020-07-01 19:27:03 | 茶道


先月から各クラス月2回の稽古に変更しました。稽古がない週には上級者の稽古の日を設けることにしました。
上級のお点前は設えの準備をしたり時間もかかるお点前なので折々に特別稽古をすることにしました。

今日は許状を頂いてその披露をコロナ禍で延び延びになっていましたので、お二人の生徒さんが「真の行台子」と「大円真」の稽古をしました。
これらの設えは同じで、お点前も共通するところもあります。

私は3,4日前からお道具の準備をして、毎日これらのお点前を練習しました。
指導者といっても久しぶりなので、しっかり稽古しておかないとよいご指導が出来ないので…

裏千家ではこれらのお点前がお稽古が許される最終の項目です。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする