宗恒の茶庭

「茶道 思いつくまま」や「和の美術」など

湯島天神

2021-01-31 08:15:13 | 日記

天気が良いと思わず出かけたくなる私です。高齢者は出かけないでと言われていますが、しっかり防御していけば大丈夫という私なりの考え。
湯島天神に出掛けました。ここは言わずと知れた菅原道真がご神祭。時節柄お参りをする方が午前中早いながら結構いらっしゃいます。
social distance で行列して、孫の合格を祈ってしっかり拝んできました。祖母としてはこういう形でしか応援できません。
湯島と言えば白梅が有名。まだまだつぼみはかたい。

近くにある旧岩崎庭園に寄りましたがあいにく緊急事態宣言下で休園でした。都の施設だったのです。

思わず足がだらだらと坂を上り、T病院へ。主人が何十年も働いていた場所です。私は毎朝主人を車で送っていましたし、また夜遅くなった時は迎えに行き、深夜に迎えに行ったこともあります。いろいろな思い出が詰まっていて大変懐かしく、バッグの中の主人の写真と心の中で語りながら構内バスの終点まで散策しました。
また湯島まで坂を下って歩いていきましたが、湯島天神にお参りする行列がすごーく長くなっていて早目に行ってよかったです。
湯島から地下鉄で帰りました。
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久しぶりの上野

2021-01-26 07:44:33 | 美術
昨日、緊急事態宣言が出ている期間にもかかわらず、あまりにも晴天で暖かい日であったので上野まで行きました。
つい先日、新聞に広告が載っていた展覧会が見たかったからです。
画家の名前は知りませんでしたが、”心やすらぐ光の情景”というサブタイトルに惹かれたのです。


月曜日なので上野の他美術館はほとんど休館。上野公園は人はまばら。
コロナ対策もされていて会場もそんなに混んではいませんでした。

油彩画ですが幻想的なタッチ。カスミがかかったような柔らかい色調の外国の美しい現在の街の風景。
老若男女が歩いていて、犬も猫もいて、私もその街を歩いて眺めているような錯覚すらします。
絵巻物のように横長の絵が多く、実際のヨーロッパの街の美しい部分を切り取ってつないで作ったような絵でした。
ちょっと美し過ぎる感もします。 
お店屋さんも細かくTVで映像を見ているよう・・犬や猫がお好きのようで、どの絵にも何気なく描き込まれています。
室内画や静物画もリアルなのに幻想的。
絵本を見開いているようなのような詩情あふれた展覧会でした。


帰りは明るい春光を浴びて不忍池を気持ちよく散策。
久しぶりの上野でした。

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手作り和紙

2021-01-25 19:43:37 | 日記
娘が小学校の時の、今でいうママ友が近くに住んでいます。年齢も私と同じぐらい。PTAの仕事も一緒にした仲なので40年近くも親交が続いています。

そのママ友が〇〇歳の誕生日なのでケーキを二個と小さなブーケを持って出かけました。
一緒にお祝いのケーキを頂いた後、マスクをしておしゃべり・・・
お互いおととしに連れ合いを亡くしました。
私は茶道、ママ友は和紙漉きや庭仕事が趣味で、洋花のことをよく知っています。私が持参した花も「ラナンキュラス」と教えてくれました。

2時間近く楽しくおしゃべりをして、帰り際に私が書もしているので「何かに使って」と漉いた和紙を何枚も下さいました。
そんな上等な和紙に書けるほどの腕もないからと遠慮しましたが結局頂きました。

今日、ママ友に思い切ってその和紙で手紙を書きました。
私の下手な字も和紙のおかげで何とかサマになりました。
素敵な記念切手を貼って投函しました。ママ友が読んでくれるのが楽しみです。
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初暦知らぬ月日は美しく

2021-01-22 15:08:51 | 日記

朝日新聞の「日曜に想う」の欄1/10に吉屋信子の俳句が載っていました。

”初暦 知らぬ月日は 美しく”

「初暦」とは年があらたまって使うカレンダーのこと。
どういう年になるか全く知らないからこそまっさらで美しい!
しかしその美しさは一方で「知らないだけ」という恐ろしさを秘めている。
去年はそれを痛切に思わせる年となった。誰がこのような「禍」を知り得たであろう。


昨年1月の頃、私たちは新しいカレンダーを見てそんな気分でしたね。
未来が分からないところが美しい…誰でも希望や明るさ、美しさ等を期待する。

しかし、今年の「初暦」はどうでしょう。一年が一覧できるカレンダーを見ると、
依然コロナが蔓延していて、自由に生活が出来ないし、いろいろと制限を課せられています。そのために経済的に大変な方が増えています。
収束に向かうのか、それともこの状態が続くのか、社会はどうなるのか、経済は立ち直れるのか、オリンピックはどうなるのか・・・・
知らぬ月日は不安だらけ・・・の今年です。


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大宗匠のインタビュー@婦人画報

2021-01-11 07:32:57 | 茶道


ネットに婦人画報に大宗匠のインタビュー記事が載っていましたので興味深く読みました
大宗匠は97歳、お元気でいらっしゃり、いろいろ社会に発信されています。
下記は今回の記事を読んだ私なりの概略です。

コロナは恐ろしい。しかしこれからますます出てきますよ。いろいろな菌が。
人間が原因を作っているのです。科学文明の発展はスイッチ一つでいろいろなことが出来る便利な世の中。
人間の手前勝手な心をなくせば人類で克服できるんです。大宗匠は人類の未来を憂いていらっしゃる。
地球は生きている。木も土も息をしている。地球の生存に感謝をしなければいけない。
自然との共生、情(なさけ)をもってね。
一人一人、この国をよくしていこうという気持ちをもってほしい…これは遺言。お願いします。
日本人らしさを大切にしてほしい。


ほんの大まかな概略です。
こういう時こそ茶の心を…というメッセージなのかと思いました。
コメント (2)
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