宗恒の茶庭

「茶道 思いつくまま」や「和の美術」など

花見

2018-03-27 06:40:56 | 日記


寒暖の差が激しかったこの2,3週間。何年ぶりかで風邪をひいてしまいました。
検査の結果インフルエンザではないことが分かりました。しかし熱は39度近くに上がり、床に伏せってしまいました。
私一人なら寝ていれば良いのですが、主人の食事の世話を考えると寝てもいられません。娘やお嫁さんには迷惑をかけたくないと頑張って買い物に出たりしていましたが、とうとうSOSを出してしまいました。
薬を飲んでできるだけ床に入って休んでいましたら、一週間経った頃ようやく平熱に、食欲も少しずつ出てきました。《年をとると治りが悪いから十分大事にしてください》とDr.に云われていましたので大事を取っていました。
その間に桜開花が始まり、主人も”散歩の友”である私が風邪で外出がままならなかったのでフラストレーションがたまっているようでした。
そこで昨日近くの目黒川の桜を花見してきました。土日は人出が多かったようですが、昨日はそんな人出もなく快適に満開の花見ができました。
大橋ジャンクション上の天空庭園にも行き、暖かい春の日を浴びてよい花見を兼ねた散歩ができました。
今年も二人で桜見物でき良かったです。
主人の方が年上なので毎年《今年も見られてよかった》と思っていましたが、今回私は風邪をひいてしまい健康に自信を失い私自身も《今年も見られてよかった》とつくづく思ったものでした。
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木島櫻谷展part1 動物画@泉屋博古館分館

2018-03-15 17:26:26 | 美術


明治初期の画家、木島櫻谷(このしま おうこく)の動物画は見事です。

チラシに載っている六曲一双《寒月》↑は夜、竹林の雪道を歩く一匹のキツネ。雪道に足跡を残し 止まって一瞬振り返った姿…その眼力が凄いです。野生の厳しさを感じる絵です。竹の根元の雪がとけている描写・下弦の月も寒々と感じられます。
このキツネ、夏目漱石には不評であったらしいです。キツネの目玉が夜は丸いはずなのにこれは昼間の目玉だと。

後、イノシシ・鹿・馬・ライオン・虎・熊・狸・鷲 等、皆リアルで写生力・描写力に感銘を受けます。

写生帖にもいろいろ描かれていてその中のかわいい《子猫の寝姿》には思わず顔がほころび絵葉書を買いました。↓

《角を研いでいる鹿》も良かったです。樹の幹に角を押し付けて研いでいて気持ちよさそうな目をしています。
他に、うずくまった《老狸》も哀愁を帯びていて、私自身と重なるよう…


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花粉症

2018-03-14 18:32:41 | 茶道


急に春らしくなってきたので花粉症が流行っています。幸い私は大丈夫なのですが、主人は今年から花粉症になったらしく、ハンカチを毎日何枚も使っています。眼もかゆいようです。

今日の稽古で、生徒さんの多くの方も花粉症に悩まされています。
そこでマスクをかけてお点前でをされていました。

マスクをかけてお点前・・・というと大分前 靖国神社でのお献茶式で鵬雲斎家元がマスクをかけてお点前をされていらしたことを思い出します。
やはり神様に献ずるお茶なのでマスクをされるようで、初めて拝見した時は少々驚きました。


5月の連休が終わるころには花粉症も終わると聞いています。
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着物と帯のめぐり合わせ

2018-03-03 14:54:54 | 茶道


今日の稽古での着物です。
この着物、実は母方の亡き祖母からのおさがりです。
そして帯は主人の亡き母からのおさがり。

祖母が着ていた着物に義母の締めていた帯を、孫であり、嫁である私がまとっている…
何だかこういうめぐり合わせ、不思議な感じがします。
着物も帯もびっくりしているのではないかと‥

ちなみに祖母は高山で茶道の先生をしていて、私が茶道を始めるきっかけを作ってくれました。
義母は富山で藪ノ内流茶道をしていましたが、東京で隣に住むようになって73歳で 私の茶道教室に入って下さって80歳近くまでお稽古をされ、お茶会でお点前もしてくださった方です。
この帯を締めて稽古にいらしてたお姿が浮かびます。


着物・帯は大事にすれば、代々受け継ぐことが出来るものですね。
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