宗恒の茶庭

「茶道 思いつくまま」や「和の美術」など

甲斐荘楠音(かいのしょう ただおと)の全貌展 @東京ステーションギャラリー

2023-07-29 07:07:56 | 美術


甲斐荘楠音(昭和初期の画家)の絵は前にも見たことがあり、不気味な表情の女性を描くのが印象的でした。
今回も女人像が多いでした。やはり「横櫛」は2点出ていましたが女性の顔いろは悪く、表情も微笑んでいるようですが目は何か怨念が鬱積されているような感じです。着物の柄も龍に炎、女性的ではありませんが大変綿密に美しく描かれています。

最後と思われる「虹のかけ橋」は7人の花魁が長い文を広げている絵ですが、女性たちの顔いろはちょっと悪いです。衣装はそれはそれは丁寧に細かく彩り良くうっとりするほど美しく描かれているのにもったいない感じ…でもこれが楠音の個性。

楠音は演劇・映画にも個性を発揮し、東映の時代劇の衣装もいろいろ考案しました。
今は懐かしい「旗本退屈男」「新吾十番勝負」などの衣装などにも関わりました。その衣装も沢山展示されています。映画のポスターなども。
私は昔大川橋蔵ファンで時代劇映画を姉としょっちゅう見に行っていましたので、とても懐かしかったです。
東映の時代劇隆盛の時代でした。
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「おかげさま」と「またネ」

2023-07-27 13:46:14 | 日記
この頃気に入っている言葉です。
毎朝、仏壇に水とお線香を供える時、主人と私の父母、主人父母 それにご先祖様に心の中で「今日も私たち子孫をお見守りください」とつぶやきます。そして「今日も衣食住満ち足りた生活が出来ることを感謝します」とつぶやきます。
ご先祖様のおかげで今 私や長男家族、長女家族がこの世に存在しています。
そして私も主人の残してくれた家に住めているのです。草取りが大変とか言えません。
食事が三食きちんといただけるのも農家の方、漁業の方などのおかげです。
本当に一人では何もできませんがいろいろな方のおかげで今私がいるのです。
「おかげさま」という言葉が常に心にあります。

コロナ過でなかなか友人と会えなくなりました。お互い電話で長話を楽しんでいます。
そして最後は「お互い体には気をつけましょうね」と言い合い、最後に私は「じゃ、またネ」といいます。
いつからそう言い始めたかは定かではありませんが、自然に出てきた言葉です。
英語だとよく「see you」と言うようですが「またね」も同じような意味になります。
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香付花月

2023-07-19 15:00:40 | 茶道
稽古がマンネリになるのは好まないので、香付花月をしました。
花月の一種ですが、聞香がついていて、香銘に因んで即席に和歌を詠むという風雅な花月です。
即席に和歌を詠むことは現代の私達には無理・・・・なので予め香銘をお知らせしておきました。
それぞれ短冊に認めた和歌を懐に入れて始めます。
花月札を引いて月の方がまずお香を焚きます。聞香して香銘を知ったところで、花月に入りお薄を3服点てます。
そして亭主が奉書と硯を持ち込み、お客の名前等書いて、皆様がそれぞれの和歌・俳句を筆で書きます。
最後に皆が自詠の和歌を声を出して披露します。最後に折据を回し、春・夏の時期なら「花」の札を引いた方がその記録紙を頂けます。
土曜クラス



水曜クラス



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