クリスマスイブの今日、某お茶道具やさん主催の「忘年茶会」に行ってきました。
一人の生徒さんが行ってみたいとおっしゃるので私もご一緒に行きました。
コロナ禍で一席の人数も決まっています。申し込むのが遅かったので朝9時からの席になりました。
寒く夜明けが遅いこの時期、暗いうちに食事を済ませ着物を着て早めに出かけました。この頃歩幅が狭くなり時間を多めに見積もっています。
早目と思って着きましたが、すでに結構いらしていて、さすがお茶人と思いました。
生徒さんも既にいらしていました。
続きお薄の席です。お軸は鈍翁の「常識是茶」の横物でした。
お点前の方はこのお店の息子さんでいつもは京都のお店の店長をされている方です。半東さんも男性でした。
お濃茶の時、抹茶を入れて茶杓で茶をはらう時、左の指でポンポンと払われました。
お茶碗も長入の赤楽、茶杓もとても華奢な藤村庸軒の息子さん作でしたので、大層なお道具の時は指で払うこと学びました。
この茶杓の銘が「及び腰」・・・・昔の茶杓銘にはいろいろ面白いものがあります。
薄茶では地味なお茶碗が並ぶ中、私には美しいクリスマスリースの絵のお茶碗がきました。現代風ですが色といい模様の配置といい茶趣のある素敵なお茶碗でした。
今年初めてでもあり、最後でもある「お出かけ茶会」でした。