Sofia and Freya @goo

イギリス映画&ドラマ、英語と異文化(国際結婚の家族の話)、昔いたファッション業界のことなど雑多なほぼ日記

THE GREAT 〜エカチェリーナの時々真実の物語〜6

2021-03-25 23:21:00 | その他の映画・ドラマ・舞台
ピョートルくん、ヒ素中毒から回復しました!

そして自分が女帝になるかもと思ったら政治のことを知らなすぎな自分に気づいたエカチェリーナは、クーデターよりも、夫を操ろうと方向性を変えます。

で死にそうになったピョートルくんは、後継を作らねば実感し皇后とのセックスに励むことになり、結婚以来、初めて夫婦はなんだかいい感じ。



ピョートルくんのおバカなところは、宮廷の大人の世界が見えておらず子供のまんま素直に正直に大人になってしまったところにある、とだんだんわかってきました。人間には本音と建前があることがわかってないのですね。彼はいつか気づくのか心配。

この時点ではエカチェリーナも新しいものや芸術好きのお嬢様という点ではそんなに差がないのだけれど、まだ夫に合わせることができて影でクーデターは温めている、という点でちょっと大人ですが。



身長175cmのエルちゃんと190cmのニコラスくんの夫婦、現実離れした役がぴったりで本当に可愛い。


English Tea House Pekoe

2021-03-24 22:30:00 | たべもの
東京でお花見の名所の一つ、上野公園。もしもいらっしゃるなら、近くに古民家を改装したイギリスアンティークのインテリアのティーハウスがあるのでお勧めです。



住所:東京都台東区池之端4丁目22-8

TEL: 03-5685-0818



クリームティーやってます。
手作りケーキも。
ティーコジーがポットにかぶってきますよ。



店主さんはアンティークバイヤーをされていたそうで、この古い日本家屋はご実家で同じ敷地に新しい家を建てたときにカフェにしたんだとか。
カフェの奥の窓から見えるお庭が都心の一軒家にしてはちょっと珍しい眺めです。







お砂糖とスパイスと爆発的な何か

2021-03-23 11:18:00 | 近況


数日前くらいにtwitter上で研究者たちの揉め事が目にとまりました。それは、SNSという誰でも見ることができる公の場で、男性研究者とその味方が女性研究者へハラスメントをしたという出来事でした。

揉め事は検索すれば出てくると思うので解説しません。

その被害者がこの本の著者:北村紗衣で、前からシェイクスピアや舞台/映画の批評、英文学が専門の方なのでネットで文を読む機会はありましたが、揉め事がきっかけで本を始めて読みました。

(私と同じような動きをされた方も多いのでは?)

タイトル通り、研究者の著書でもエッセイ集なので私のような素人にも読みやすく書かれ、フェミニスト批評の見地からクリスティー作品(ドラマ含む)やオスカー・ワイルド、チェーホフ、バージニア・ウルフ、その他映画作品などが素材なので、今まで見たことなかった有名な映画も「へえ、そうなんだ、ちょっと見てみたい」という気になりました。

それと私はディズニー社のファンではなく、どちらかというとアンチなんですが、北村先生もそうでその理由が文章化されていて、文字化する才能というか技術ってできれば身につけたいものだなあ〜と改めて。

でもひとつ、「へっ?!」と思ったのは、クレア・デインズとキャリー・マリガンのことを(相手役のレオナルド・ディカプリオの輝くばかりの美しさに比べて)という限定は付いているのですが、「ちょっとばかしブス」と書いてあったことです。ふたりの女優さんはそりゃあニコール・キッドマンみたいな万人の認める美人に比べたら見劣りするのかもしれませんが主役クラスだから、それはイコール美人で「ちょっと」がついても決してブスではないと私は思っていました。まあ主役=美形と言い切るには例外はあるけど。多分、私の「へっ?!」はディカプリオのファンではないので「彼に比べて見劣りする」というふうに見えないからだと思います。


ところで、フェミニズムに関しては、最近がんばって聞いたオーディブルの「SLAINE」でもひしひしと感じたポイントでした。

例えば「スレインは、他の男のように元々は女性が支配するという考え方を受け入れ難いということがなかった」と出てきて、彼の容姿はマッチョでいかにも男性中心的に見えるのに、実は偏見がないために勝利への道を開くというストーリーで、これが古代ケルト神話という形を借りて男性をかなり含むであろうファンの人気を得ているというのだから頼もしいです。

ということで「SLAINE」はもう耳で聞いただけでいいよ、という気になっていたのですが、やっぱりもっと詳しく知りたくなり、ポチる時が来たかな〜


Fargo 4 エピ 7-9

2021-03-22 10:40:00 | ベン・ウィショー


途中になってたファーゴ4、エピ7〜9を一気見しました!

イタリア人とアフリカ系のふたつのギャング団の争いと内輪揉めを軸に、

アフリカ系ギャング団の金融ビジネスから借金を抱えるアフリカ系女性と白人男性のミックスマリッジ家庭、

そこの家の優等生お嬢さんから匿名の暴露手紙を勤務先に送られて、犯罪がバレそうな白衣の悪魔看護婦(彼女はイタリア人ボスの愛人)、

借金してる奥さんの姉とレズビアン恋人の脱走囚人コンビまでギャング団と絡んで、

中央駅で警察とギャングが撃ちまくって死体の山な1950年のカンザス・シティです。


そうしたメインの話にまるでスピンオフのように挿入されるエピソード9こそ、私が見たかったラビ(ベン・ウィショー)が主役の1編です!

ウィショーさん自身がインタビューで語っていたように、子供の頃から人質として別コミュニティに入れられ、ずっとギャング団組織の一部として、しかしもちろん異分子として生きてきたラビ。銃弾戦でも決して“Another one bite the dust”(他のギャングたちのように撃たれて簡単に死ぬ)にはならず、孤高の姿の消し方で描かれていたのが圧巻。よかった・・・誰よりも孤独なラビを、こうして扱ったファーゴは偉い。

ところで実はこのエピソードの主役はラビではなく、彼が守って逃亡しているアフリカ系ギャングのボスの息子なんです。このエピはオープニングのあとずっとモノクロ映像でできていて、ラビが帰ってこないと悟り潜んでいた宿の部屋を出て行く時に世界がカラーに戻るからです。その瞬間まで彼が主役とは気づきませんでした・・・!

そして世界がカラーになった時、少年はラジオの声を聞きます。「私はアルファであり、オメガである」これは新約聖書の「ヨハネの黙示録」からの有名な一節で、意味は「私はすべてである」というのが一般説ですが、この場合は、少年が監禁から解放されたことでしょう。

面白いのは、ラビは少年がイタリア人ギャングの人質になった時からお世話をしていますが、いつも少年をひとりにさせる時は「俺が戻って来ないとしたら刑務所か死んだ時だ」と絶対に見捨てないことを誓って出かけるのですが、ラビは少年の誕生日プレゼントをこっそり買いに行くため宿屋のおばさんに「もしあの子が俺を探していたらすぐ戻ると伝えてくれ」と言い残すのです。そして戻れなくなってしまうのです。

もう一つの象徴はラビが気になって仕方がなかったビルボード。ポスター貼りのおっさんがなかなか仕上げないので「The future is...」(未来は・・・)で、ラビもついには
最後の文字「NOW」を見るのですが、意味がわからず怪訝な顔。ポスター貼りのおっさんは「これがついに終わったから俺にとっては失業だ」と暗い未来なのですが、少年が宿屋を出て外に向かって歩いた時に初めて出会うのがこのポスターなのでした。

そして物語は最終エピ10を残すところのみ。



無料お試し7日間中にエピ1〜6を見て、意を決して7〜最終話まで見るためにアマゾンの「スターチャンネルEX-DRAMA & CLASSICS」月額990yenを契約しました。今週中に最後まで見られるので全10エピ990yenならば妥当なお値段でしたが、なぜ悩んだんだろう・・・

(それはウィショーさん以外にギャング団の血の争いを見なくてはならぬためであるな、うん)





SWAN & LIONのランチメニュー

2021-03-21 09:09:00 | イギリス
うちのブログでもたびたび書いたことのあるイギリスパイのお店「Swan & Lion」、運良く職場の近くなので足を運んでいてランチメニューなるものがあることを知りました。



こちらはBBQポークパイ+マッシュ+グレービーのセット。パイは数種から選べます。通常1000yenの所、この日は不定期のパイのセール期間だったので800yenでした。他にも2、3種類のランチメニューがカウンターで見れました。

時間は11:30~13:30だったと思います。

ここしばらくは、毎週木曜日&金曜日のみの営業みたいですが、シーズンによってそれ以外にも開いてる時があったので、TEL問い合わせが確実です。

来週、東京は桜のピーク(今日の雨で散らないで〜)なので、ここでランチを買って皇居北の丸公園か靖国神社の桜を愛でるなどできるといいな・・・