Sofia and Freya @goo

イギリス映画&ドラマ、英語と異文化(国際結婚の家族の話)、昔いたファッション業界のことなど雑多なほぼ日記

Lilting 感想

2014-10-08 22:49:00 | ベン・ウィショー
「Lilting」のDVDが届いて、開けてみたら、すっごい既視感を感じました。そうだ!



「ミスティック・アイズ」の英国版と同じ会社Artificial Eyeだったからです。

「Lilting」は英国では今年の8/8、米国では9/26に上映されたインディー映画です。私も大きいスクリーンで見たいけれど、日本ではまだどうなるのかわからないので、小さいスクリーンのDVDを見てしまいました。

今度のウィショーくんの役は(も?)ゲイの青年リチャードです。一緒に住んでいた恋人カイはカンボジア系中国人ですが、たぶん育ちはほとんど英国、カイの父は白人とのハーフでした。カイの母ジュンは英国に来ても現地の文化を受入れずに英語も話さないまま。そしてジュンは1人息子が母である自分に充分な手をかけてくれないのはリチャードのせいだと嫌っている。しかしカイは突然亡くなってしまい、異国にひとり残された恋人の母を助けようとリチャードが訪ねて来る。知り合いの中国語と英語のわかる若い女性ヴァンを通訳に雇って、ジュンと彼女の恋人アランの会話と、自分とジュンの会話を通訳してもらう。。。。


*母ジュン役はCHENG PEI PEIというパンダみたいな名前の中国のおばさんだ・・・と思ったら、中国では大女優さんでした。
若いころはベネママ、ワンダもびっくりの美女


8/3付のTHE SUNDAY TIMES magazeneでも、この映画の役柄と自分自身の共通点を質問されてましたが、ゲイのカミング・アウトがテーマのひとつでもあり、ウィショー君よくこの役オファーを受けたなあと、何だか勝手にその勇気に感心してしまいました。そしてもうひとつのテーマは異なる言語を含む「異文化」についてです。

物語は、シーンが時間軸が前後するのがおもしろく、でも消して混乱するほどわかりにくくない。そしてコメンタリーで言ってましたが、フラッシュバックシーンが繰り返すのですけど、同じシーンのリピートに見えて実は別テイクで証明やアングルを変えて撮影したそうなので、もう1回見なくちゃ!という気にさせられます。そのコメンタリーも、もうちょっと今日は眠くて冒頭しか見てないので、最後まで見たらもう1度書きますね。

小さいスクリーンのいいところは、特典としてキャストのインタヴューやカットシーンが入っていることなんですが、たったひとつだけ入ってるその削除シーンがすごいんです!「ええ~?!このシーンがあるのとないのでは、話が全然違うじゃないの?!」というくらい。監督はいったいどんなつもりでこのシーンを撮り、本編からはずしたんだろう。

と、見た今日中にはここまでにして、もう日付も変わりそうなので、また改めて追加も書くつもりです。今日のところはおやすみなさ~い。。。。

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ベニさん (sofiaandfreya)
2014-10-11 21:00:25
既視感どころか、まったく同じデザインでタイトルだけが違ってました。
昔のレコードレーベルみたいです。

チャン・ペイペイさん、「グリーン・ディステニー」に出てるんですが
私見たのにまったく記憶にないんです~
現在のお姿は、「感想2」の動画で見られますよ。

ウィショー君はなにかのインタビューで、「自分の状況はこのリチャードとはまた違う/幸いな事にパートナーを亡くした経験はない」と言っていて、同じゲイでも、ストレートの人の事情が千差万別なのと同じく
ゲイもそれぞれと言っていました。サンデイ・タイムズ・マガジンだったかな。

削除シーンはですね・・・なんと!
カイが母にカミングアウトしているシーンなのです!!!
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しましまさん (紅薔薇)
2014-10-12 14:00:39
先に「感想2」の動画を見てみました。
うっかりサーッと見てしまって、「え?出てた?」ってことで見直しました(^^;)

な、なるほど。

年齢を重ねてビックリするほど変わる人(たとえばオトゥールとか。←言いたくないですが。笑。彼は大病のせい、と私は言い張ってます)がいるかと思えば、
羨ましいほど素敵になっていく人もいて。何がどうしてそうなるのか、ちょっと不思議です。

役に関しては、言われてみれば、と納得です。

そして削除シーン。
とても意味のあるシーンのように思えますが、ホントに何故カットしちゃったんでしょうね。
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ベニさん (sofiaandfreya)
2014-10-12 22:38:07
オトゥールさん激変?晩年は顔がお痩せになったとは思ったけれど・・・
不健康なほどとは思いませんでした。でもファンの目で見れば
私に気づかない差があるのでしょうね。

削除シーンはビックリ仰天ですけれども
監督が息子がゲイか知っているかどうかは見る人にゆだねることを選んだからですよね。
見る人もリチャードと同じ視点で見て欲しかったのかな。
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