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Sofia and Freya @goo

イギリス映画&ドラマ、英語と異文化、昔いたファッション業界のことなど雑多なほぼ日記

SING

2017-03-18 22:38:00 | その他の映画・ドラマ・舞台
公開2日目ですのであまりストーリー展開に関わることは書きませんのでご安心を。



このところ就活・風邪・家庭の用事三重苦で3週間ぶりに映画に行きました・・・いえ正直言うと、絶対見たい映画ならばそれでも行きますので、心から見たい!映画がなかったんですね。

「SING」はそんな「心から~~したい!」気持ちに紙吹雪をかけてくれるような映画でした。

でも、そうだと知ってて見に行ったわけではなかったのでラッキーです。きっかけはゴリラの声をタロン・エガートンがやっているのでまず惹きつけられたのでした。上の写真はそのゴリラとタロンくんのツーショットの素敵な写真FROMパンフレットです♪

あらすじは宣伝や予告編にもある通り、コアラが自分の劇場を盛り上げるために歌のコンテストを開催、ブタやゴリラにゾウにネズミと賞金とスターの座を目指して歌好きが集まって・・・

舞台は架空の場所らしく、風景からはカリフォルニア州のようなアメリカの都市のイメージ。しかし、町の歌好きを集めて町の人に見せるってNHK素人のど自慢大会程度のコンテストで、借金だらけの劇場を救うという策がイマイチぴんと来ませんでした。

それはあるものの、まず動物だらけの町という設定からして非現実的なのだからと、ぴんと来ないまま見続けていたら、途中からなんだか涙が溢れて流れっぱなしになっちゃったんですよー

ドラマチックなオチはもちろん感動的でしたが、なんだかそれだけでなく、個々のキャラクターたちが「自分が何をしたいのか」という気持ちにくじけながらも正直に生きていて、その結果として物事が起きる・・・というところが、

就活中で自分を見つめて敏感になってちょっと疲れてる私のハートにグサッと刺さったのかもしれません。

シンガー達のように「夢を追いかける」、というようなたいそうなことではなくても、

人が生きて行く時に、目の前にいろいろな選択肢があって、

どうしたらもっとお金がもらえるかとかの欲望や、誰のために自分は生きるのか、とか複数の要素を計算して選ぶのだと思うけど、

その要素には言葉では表せない「やりたい気持ち」ってあるよなあ!と強く思い出したとでも言うのか・・・

もちろん、マッチョなゴリラのタロンくんの歌声も良かったし、キャラクターでは「イカ」がすごいツボでした。すごい可愛いんですよ!同じガース・ジェニングス監督の「銀河ヒッチハイク・ガイド」でイルカが果たしたような大役をこなしていました。

その監督、ミス・クローリー役で声優もやっていてびっくりですが、なんと「ショーン・オブ・ザ・デッド」や「ホット・ファズ」にも出演してた役者さんでもあった。どうりで何の違和感もなかったです。日本版では女性が演じています。

続編の2も決定とのことですし、ぜひ監督には続投して欲しいです。しかし同じ動物たちが出るのか、新キャラはどんなで声は誰がやるのか・・・などと楽しみ。