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縁あってワーナー・ブラザース映画での試写会を見せていただけました。
会社の地下にある劇場は新しくてコンパクト、客席の傾斜もあり、最新の商業用の映画館と同じような見やすさでした。ありがたいことです。
さてこの映画はベネディクト・カンバーバッチが出演ということで知ったものの、アメリカ、ボストンのマフィアの実話らしい・・・ということだけ聞いて、特に予習もしていなかったので、そのマフィアが「アイルランド系」と知り、牧歌的と思ってたアイルランドってそんなに熱い血だったのか?!と義母のことを考えました。うむ、確かに手強い。
そういえば、ベネディクトが登場しているトレイラーにアイルランドのお祭り「セント・パトリック・デー」のパレードありましたものね。すっかり忘れていました^^;
ベネさんの役はマフィアのボスの弟でマサチューセッツ州上院議長つまり政治家。また偉い人w しかしこの映画はマフィアの暗黒の世界が舞台なので、ベネさんのシーンは癒しでもありました。
そう、ギャング映画なので、怖かったです。血が・・・!
怖いのは血だけでなく、ジョニー・デップのギャングのボズ、バルジャーの凄みと言ったら、特殊メークの効果もてきめん、台詞も仕草も恐ろしさで凍りそうなくらいでした。
ジョニデと言えばイケメンの代名詞ですが、私は東京のマダム・タッソーの入り口で鑞ジョニーに出迎えられてもスルーしたくらい、あまり興味がなかったんです。ところが、このはげ頭に蒼白な顔、ブルーの瞳のコンタクトレンズという本人とは一見わからない姿をスクリーンで見ると、イケメン要素がしみ出していました!やはりかっこよかったんだ!
それと、完全に期待してなかったバルジャー兄弟と幼なじみのFBI捜査官コノリー役のジョエル・エドガートンがよかったです。
通常私のブログでは、ナヨナヨした美青年を「よかったです」と言うのですが、コノリーは、下品で情は熱く、日本で言ったら寅さんみたいな味の男なんです。それなのに彼の演技がもう、うまくて、いい役者を見せてもらえた、と思いました。
ところで、ボストンというと私のイメージでは「ヨーロッパ風の美しく中流階級の住む保守的な都市」だったんです。まあ旅行に行った人の受け売りですけど、この映画見て、イタリアン・マフィアもアイリッシュ・マフィアもいるし、警察は腐ってるし、売春と薬にまみれている・・・おかしいな?と思いました。もしやバルジャーの時代だけがそうで、現代はきれいになったのか。それともどんなキレイな都市にも汚点は隠されているのか。
あとアイリッシュ・マフィアの世界。その歴史と現在を知りたくなりました。
一般公開が始まったら、もう1度見に行きたいです。が、怖いです・・・!