Vaduzの日本語対訳は、この記事の下↓です
恥ずかしながらも対訳にしたのは、ドラマの演技を聞きながら、訳を読んだら一番このドラマを堪能できるんではないかと思ったからでした。だって、声の調子だけでもおもしろすぎるでしょ?でもなんで会場が湧いてるのかわからない!その意味が知りたい!というのが多くの外国のファンですよねえ。
やっぱり私も聞き取れてなかったところが結構あって、しかもそこが面白かったり感慨深かったり。そこにライターのジョンの(私には高度な)言葉遊びのセンスや、知らなかった表現、知識などがありました。そういうことを含めて「ニヤリ」としたところを書いてみます!
ARTHUR: Wow! Is that true? You two have got seven ex-wives?
うあお!本当なの?君たち2人で元妻が7人?
HERC: Between us, yes ... I think. There isn’t any overlap, is there, Douglas?
合わせれば、イエス・・・のはずだ。重複がなければねえ、ダグラス?
DOUGLAS: I’d have to check my paperwork.
書類を検証しないと。
ま、これは難しいジョークじゃないけど、ダブりがあったら恐ろしいですよねぇ。このふたり年も近いし、若い頃、パイロット好きの同じ美女におとされた、ということもないこともない!
CAROLYN: I don’t give two hoots for royalty! 王族なんて何とも思ってないわよ!
HERC: I think you give four or five hoots. 叫ぶほどのファンかと思った。
CAROLYN: I do not. 違います。
HERC: And not just any old hoots: low and reverent hoots, like an owl at a Jubilee. しかもただの叫びじゃない、牛のような恭しい叫びだよ、即位祝祭のフクロウのような。
hootの意味:[ホーというフクロウの泣き声、不満のわめき声] give two hootsで[Care about; place value in]の意。このイディオムを使ったキャロリンへのハークの返事が、twoをfour or fiveと数を増やしてきたんですよね。つまり直訳だと[2より多く価値をおく]となりますが、この言葉の綾は訳では言えないのでhootを[叫び]本来の意味に戻しました。それこそ「hoot!(ふ~~!)」そして次のハークの台詞にはlow[牛の泣き声]がフクロウに対して出て来るし、royalty[王族]に絡んでjubilee[即位記念祭]も。で、最後の台詞、like an owl at a Jubilee、フクロウはjubileeに関係あるの?誰か知ってる人~~!!
CAROLYN: I said, ‘Don’t ask’; don’t ask, don’t tell, like gay American soldiers before two thousand and eleven. 私が言ったのは「聞かないで」:聞くな、言うな、よ。2011年より前のゲイのアメリカ軍みたいに。
これはアメリカ軍の同性愛者に対する政策で、ゲイは入隊を禁止されているが、聞いたり言ったりせず隠していれば事実上追求されないという差別措置をオバマが撤廃したのが2011年ということです。こういう外国の法律を非ゲイの年配のふたりが話題にするとは日本では考えられないです。イギリスでは常識ということにしないとこのジョークは成り立ちませんね・・・。
MARTIN: Would you like to go to Duxford Air Museum with me?
僕と一緒にダクスフォード航空博物館に行きませんか?
JackieちゃんのTumblr
この台詞を、以前にもマーティンは言っています。0303 Newcastle に登場した女性パイロット、リンダに。この事実、実は0403を聞いた後に発見しました!だって、0303はマーティンが代役の俳優さんによるエピなんですよぉぉぉぉ!まったく気合いが入ってなかった上に、2回目からは飛ばしてたエピ!ま、そんな人は私だけじゃないはず、と罪の意識をごまかす。。。
つまり、この台詞はマーティンにとっては求愛コードなわけですね!そりゃあ、ボブスレー・チームもなかなか組めないよなあ。で、相手の女性も、リンダはパイロットで、子供の時からパイロットになりたかった。リヒテンシュタインのお姫様もパイロットになりたくて飛行機の知識がある、とそこにまで飛行機じゃなきゃダメか?!という徹底ぶりです。
ですのでねえ・・・このエピソードの姫の台詞「あなたはずっとやりたかったことをして幸せね」が胸を打ちます。そしてその台詞を聞けたのは、マクシ王に「地位にこだわってると僕みたいになるぞ」と言って、ドラマ上初めてマーティンはキャプテンの称号にこだわる自分の滑稽さを客観視した後なんですよ。あれ?このドラマ、シチュエイション・コメディでしょ?こんな切ないマーティンの心の掘り下げは、反則じゃないですか?Finnemoreさん!
恥ずかしながらも対訳にしたのは、ドラマの演技を聞きながら、訳を読んだら一番このドラマを堪能できるんではないかと思ったからでした。だって、声の調子だけでもおもしろすぎるでしょ?でもなんで会場が湧いてるのかわからない!その意味が知りたい!というのが多くの外国のファンですよねえ。
やっぱり私も聞き取れてなかったところが結構あって、しかもそこが面白かったり感慨深かったり。そこにライターのジョンの(私には高度な)言葉遊びのセンスや、知らなかった表現、知識などがありました。そういうことを含めて「ニヤリ」としたところを書いてみます!
ARTHUR: Wow! Is that true? You two have got seven ex-wives?
うあお!本当なの?君たち2人で元妻が7人?
HERC: Between us, yes ... I think. There isn’t any overlap, is there, Douglas?
合わせれば、イエス・・・のはずだ。重複がなければねえ、ダグラス?
DOUGLAS: I’d have to check my paperwork.
書類を検証しないと。
ま、これは難しいジョークじゃないけど、ダブりがあったら恐ろしいですよねぇ。このふたり年も近いし、若い頃、パイロット好きの同じ美女におとされた、ということもないこともない!
CAROLYN: I don’t give two hoots for royalty! 王族なんて何とも思ってないわよ!
HERC: I think you give four or five hoots. 叫ぶほどのファンかと思った。
CAROLYN: I do not. 違います。
HERC: And not just any old hoots: low and reverent hoots, like an owl at a Jubilee. しかもただの叫びじゃない、牛のような恭しい叫びだよ、即位祝祭のフクロウのような。
hootの意味:[ホーというフクロウの泣き声、不満のわめき声] give two hootsで[Care about; place value in]の意。このイディオムを使ったキャロリンへのハークの返事が、twoをfour or fiveと数を増やしてきたんですよね。つまり直訳だと[2より多く価値をおく]となりますが、この言葉の綾は訳では言えないのでhootを[叫び]本来の意味に戻しました。それこそ「hoot!(ふ~~!)」そして次のハークの台詞にはlow[牛の泣き声]がフクロウに対して出て来るし、royalty[王族]に絡んでjubilee[即位記念祭]も。で、最後の台詞、like an owl at a Jubilee、フクロウはjubileeに関係あるの?誰か知ってる人~~!!
CAROLYN: I said, ‘Don’t ask’; don’t ask, don’t tell, like gay American soldiers before two thousand and eleven. 私が言ったのは「聞かないで」:聞くな、言うな、よ。2011年より前のゲイのアメリカ軍みたいに。
これはアメリカ軍の同性愛者に対する政策で、ゲイは入隊を禁止されているが、聞いたり言ったりせず隠していれば事実上追求されないという差別措置をオバマが撤廃したのが2011年ということです。こういう外国の法律を非ゲイの年配のふたりが話題にするとは日本では考えられないです。イギリスでは常識ということにしないとこのジョークは成り立ちませんね・・・。
MARTIN: Would you like to go to Duxford Air Museum with me?
僕と一緒にダクスフォード航空博物館に行きませんか?
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この台詞を、以前にもマーティンは言っています。0303 Newcastle に登場した女性パイロット、リンダに。この事実、実は0403を聞いた後に発見しました!だって、0303はマーティンが代役の俳優さんによるエピなんですよぉぉぉぉ!まったく気合いが入ってなかった上に、2回目からは飛ばしてたエピ!ま、そんな人は私だけじゃないはず、と罪の意識をごまかす。。。
つまり、この台詞はマーティンにとっては求愛コードなわけですね!そりゃあ、ボブスレー・チームもなかなか組めないよなあ。で、相手の女性も、リンダはパイロットで、子供の時からパイロットになりたかった。リヒテンシュタインのお姫様もパイロットになりたくて飛行機の知識がある、とそこにまで飛行機じゃなきゃダメか?!という徹底ぶりです。
ですのでねえ・・・このエピソードの姫の台詞「あなたはずっとやりたかったことをして幸せね」が胸を打ちます。そしてその台詞を聞けたのは、マクシ王に「地位にこだわってると僕みたいになるぞ」と言って、ドラマ上初めてマーティンはキャプテンの称号にこだわる自分の滑稽さを客観視した後なんですよ。あれ?このドラマ、シチュエイション・コメディでしょ?こんな切ないマーティンの心の掘り下げは、反則じゃないですか?Finnemoreさん!