白雲去来

蜷川正大の日々是口実

身の処し方とは・・・。

2009-04-11 10:10:44 | インポート

四月十日(金)晴れ。天皇、皇后両陛下ご成婚五十年。

 朝のニュースでは、両陛下のご成婚五十年の特別映像が流れていた。家族で威儀を正して見た。謹んでご皇室の弥栄と両陛下のご健康をご祈念申し上げます。

 先日、NHKでの番組「アジアの一等国」というものを見たが、これがひどいものだった。まるで、わが国のアジア侵略史を宣伝する、といった偏向したもので、見ていて気分が悪くなった。特に、台湾のことに関しては、いかに日本と日本人が悪かったか、との内容で、国営放送で良くこんな番組を作るのかと、疑問に思った。穿った見方をすれば、両陛下のご成婚五十周年に狙いを定めて、わざわざこんな反日番組を作ったのかもしれない。

 過日、「赤報隊」を名乗る者が、各地のNHKに対して行動を起こしたが、先日の番組を見て、その行為は、至極当然の事のように思えてきた。週刊新潮もとんでもないが、国営放送の方がもっと悪質だ。新潮は嫌なら買わずに済むが、NHKはそうも行かない。強制的に料金を取られる。それでいて反日番組を作るのだからナメている。チヨット抗議されたり、直接行動を行うと、必ず「民主主義に対する挑戦」とか「表現の自由の侵害」といった「安全圏」に逃げ込むくせに、自分達の言動には決して責任を取ろうとはしない。嫌な連中だ。

 週刊新潮は、十六日発売号に、何らかの意思表示を行うと、マスコミ各社に通達したそうだ。未確認情報だが、デスクのKが責任を取って退社し、一頁程度で、検証記事を掲載するらしい。もし、この情報が本当ならば、バカにつける薬はない。責任を取るべきはトップ、あるいはそれに準ずる者であろう。世間に迷惑をかけた、という意識がなくて、社員に罪を転嫁する。社員の失敗は、「自分の不徳の致す所」、という認識のない経営者のいる会社など、間違いなく衰退の一途を辿るに違いあるまい。

 責任の取り方、と言えば、私がすぐ思い浮かべるのは今村均将軍である。もう一人、海軍では井上成美。この二人の晩年どうであったか・・・。あっそうだ、そのお二人の事を書いたのは阿川弘之と角田房子の両氏。確かその本は、新潮社から発売されているはずだ。

 午後から事務所で、手紙を五通に原稿を二本脱稿した。帰宅後は、軽く飲んで寝た。


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