8月27日(金)晴れ。
朝食は、紅鮭のカマ、冷奴、「つた金」の味付け海苔、豆腐の味噌汁。昼は、おにぎり一個。夜は、エビの天ぷら、能登屋の「もやし揚げ天」、ナスの塩もみ。お供は「黒霧島」。酔狂亭にて独酌。
もう10年以上も連絡を取っていないが、私の古い友人の木立さんと言う人が、青雲の志を立ててバンコクへ渡ってから30年以上が過ぎたか。亡くなられた清水常二さんなどと一緒にタイに行ったのが平成13年(2001)の事。当時木立さんは日本料理のお店を何軒か経営しており、タイに行くと必ず顔を出した。メインのお店は「いもや」という名前だった。もう一軒のお店の名前は忘れたが、内装は良く覚えている。横浜の関内を中心としたお店のマッチのラベルを額装したものを飾っていたからだ。その昔に行ったことのあるお店のマッチが何枚もあって、とても懐かしかった。
昭和の時代、お店のマッチのコレクターが随分といたものだ。喫茶店、レストラン、バーやクラブにキャバレーと、それぞれに工夫を凝らした、中にはとても味のある物があって、使い捨てにしてしまうのは惜しいようなものもあった。使い捨てライターが全盛となり、更に昨今は禁煙のお店が増えて、マッチを出すお店などほとんどなくなってしまった。マッチは漢字で燐寸と書く。意味は、「赤燐で作られた発火用具」。百均で、チャッカマン(古いか)を買って置いてあるが、ほとんど使わないのでガスが抜けて、使い物にならないことが多い。そんな時に、小型のマッチを常備しておくと便利だ。木立さんは、その後、バンコクで日本式旅館をオープンしたと風の便りに聞いたが、お元気なのだろうか。