白雲去来

蜷川正大の日々是口実

ドラマ「言うなかれ、君よ別れを」を見た。

2023-03-30 15:50:32 | 日記

3月28日(火)曇り。

昨日、かつて『実話ナックルズ』の編集長で、現在はフリーのライター、編集者として活躍している久田将義さんと、彼の友人でJ大学の教授のO氏と日曜日に続き「オアジ」にて会食。久田さんには『ナックルズ』時代はもとより、フリーになってからも随分とお世話になっている。お会い出来るのを楽しみにしていたが、残念ながら車で来たという事でお酒には手をつけなかったが、会話が弾んだ。O氏は、初対面だったが、大学の教授ということで、堅苦しい方かと思ったが、とても博学、感じの良い方だった。その後、3人で、サリーズバーへ転戦。次回を約して解散。

久しぶりにYouTubeで、ドラマ「向田邦子終戦特別企画第2弾「言うなかれ、君よ別れを」を見た。もう何回見ただろうか・・・。太平洋戦争中の東京に暮らす家族の風景を、鬼才・久世光彦の演出で描いていく。一家の大黒柱を戦争で亡くし、母親と娘3人が空襲に怯えながらも一生懸命に生きる朝比奈家。そこへ戦死した主人と同じ部隊にいたという見知らぬ男が現れる。第1弾「いつか見た青い空」に引き続き岸惠子、清水美砂、戸田菜穂らが出演。謎の男役で小林薫がメンバーに加わっている。とは解説から。

向田邦子原作のドラマを見ていつも感心するのは、戦前、戦後の日本の家庭と言うものは「こうだった」と思うことだ。戦前のことは知らないが、私の子供の頃には、ドラマに出てくるような家庭の雰囲気は、まだ消えていなかった。ドラマのタイトルは、大木惇夫の詩集『海原にありて歌える』の中にある『戦友別盃の歌-南支那海の船上にて』の詩の冒頭部分である。この詩を知ったのは、若い頃だが、後年、自宅の近所にあった「古物店」に大木の詩集があって、確か2冊で500円で買ったことがある。また森繁久彌の詩の朗読のCDにも入っており、時折聞くことがある。


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「上海」を題材にした小説が好きだ。

2023-03-29 12:41:50 | 日記

3月27日(月)曇り、ちょっと雨。

昨日の酒が朝まで残り、仕事に行く家族を見送れなかった。最近は、全く食欲がなく、腹が減らん。それでも薬を飲む都合があるので、昼近くに、ソースチャーハンとホットワンタン。グダグダしていたら、アマゾンから注文しておいた本が代引きで届いた。本当ならば、なるべく書店で買いたいのだが、新刊が必ずあるとは限らないので、書評で知った本は、最近はアマゾンで注文することにしている。当然「送料無料」の物だけ。

先日の産経新聞の書評にあった上田早夕里という作家の『上海灯蛾』(双葉社)。物語は私の憧れの1934年の上海。「極上の阿片を武器に『魔都』を駆けあがる日本人の男」を主人公にしたフィクション。いわゆる、その時代の上海や満州を舞台にした小説が好きで随分と読んだ。これまで読んだ中で印象に残っていてるのは『阿片王・里見甫の生涯ー其の逝く所を知らず』(西木正明)、『阿片王・満州の夜と霧』(佐野眞一)、『上海ラプソディー・伝説の舞姫マヌエラ自伝』(和田妙子)など。届いた本を読むのが楽しみである。

上海には、これまで2度行った。最初は盟友のご厚意で2010年の上海万博、二度目は阿形充規先生らのご厚意で2018年に。この時は、寧波と言う所に行く途中で、上海に一時間ほど寄ったに過ぎなかったが、夜のバンドを歩けただけでも嬉しかった。次に行く機会があったなら、ホテルはブロードウェイ・マンションズホテル外灘か和平飯店に泊まってみたい。


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女粋会という女神輿会の桜の会。

2023-03-29 12:22:14 | 日記

3月26日(日)雨。

雨か・・・。人の世の涯なる獄の花の雨。という野村先生の句がある。今日は、お友達のアッコ姐さんたちが主宰している神輿会、女粋会の春の飲み会。アッコ姐さんのパパに迎えに来て頂き、途中、佐伯さんご夫妻とミッチー橋本さんをピックアップして、いつもの韓国料理のお店へ。ほとんどが一年ぶりに会う人ばかりだが、気の置けない人たちばかりでの酒席は楽しい。1時30分頃から始まって、結局は5時近くまで飲んでしまった。

解散後に、相鉄線で西横浜まで戻り、二次会は「オアジ」へ。8時過ぎに帰宅し、そのまま寝た。桜と雨と友に酔った楽しい一日だった。


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先生の代表句を寄贈。

2023-03-27 11:45:30 | 日記

3月25日(土)雨。

朝食は、土鍋でお粥、錦糸町の「223」のキムチ。昼は抜いた。夜は、鳥鍋・キムチ入り、カツオ。お供は「黒霧島EX」。

テレビは、WBCで優勝した侍ニッポンの特集が続いている。ほとんどの試合を最初から最後まで見た。準決勝、決勝はハラハラドキドキの連続で、選手には申し訳ないが、とても楽しめた。あるアメリカのメディアは、「大谷翔平の大谷による大谷のためのWBCだった」と論じていた。最も、大谷以外の選手だって活躍したし、印象に残った選手も多い。それでも大谷に対しては世界のメディアが、「大谷による大谷のための」と評したのである。誰の発言かは失念したが、「好青年を英訳するとショウヘイ・オオタニとなる」と言っていたが、さもありなん。MVPを栗山監督にも上げてほしかった。

岐阜の護国神社内に建設された「昭和維新の歌・史料館」に寄贈する野村先生の代表句「俺に是非を説くな激しき雪が好き」の書を紹介する野村先生のプロフィールを書き終え、花房東洋先輩に送らせて頂いた。これまでに「史料館」には、血盟団事件の指導者、井上日召の書を二幅、犬養毅元首相の短冊、昭和29年に熊本にて開催された「孫文・宮崎滔天・民蔵追悼集会」に参加された、方々の寄せ書きの掛け軸、これは横1m50cm、縦2mもあるもので、花房先輩が、掛け軸から展示しやすいように額装にしてくれた。その寄せ書きを書いた人たちの写真と人物の解説も添えた。更に、野村先生の書と、昭和46年に獄中の野村先生に届いた、三上卓先生の訃報を知らせる電報と解説。「史料館」は今年の5月15日にお披露目となる。是非とも、多くの人たちに見て頂きたいと思っている。

 

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旅をテーマにした本を2冊読んだ。

2023-03-27 11:13:09 | 日記

3月24日(金)曇りのち雨。

朝食は、納豆、ピーマンと豚肉炒め、モズクの味噌汁。昼は抜いた。夜は、お世話になってている人たちと、自宅近くの「浜一寿司」にて時局を肴の一献会。

旅をテーマにした本を二冊読了した。どちらも読み終えてしまうのが、とても惜しいと思えるような本だった。浅田次郎の『流人道中記』(上下・中公文庫)と沢木耕太郎の『天空の旅人』(新潮社)の二冊である。二冊とも枚数の多い本なので、とても読みごたえがあった。『流人道中記』は、流罪となった旗本を江戸の与力が、江戸から青森県東津軽郡の三厩(みんまや)まで押送する道中記。架空の物語だが人情噺が満載で、とても良かった。沢木耕太郎の『天路の旅人』は、戦争中に中国大陸の奥深くまで「密偵」として潜入した日本人、実在の西川一三の『秘境西域八年の潜行』をもとにして書かれたノンフィクション。

本を読むのにも眼鏡が必要となった。今月の21日で満72歳となった。視力が落ちるのも当然か。今年は桜が咲くのが早い。車で、大岡川の川沿いを走ったら、8分くらい咲いていた。ふと、野村先生の、花の雨 けむる祖国のさみしさよ。の句が浮かんだ。


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