ヨナ・真央対決の陰の新旧交代

真央ちゃん、悔しい銀メダルですね。

キムヨナ選手がノーミスの演技でとてつもない高得点をたたき出した時、すでに勝負は決していました。彼女のすぐ後に浅田選手が登場しました。

かつてジャンプの天才・伊藤みどりさんの代名詞でもあった大技トリプルアクセルを見事に２度も成功させました。これは物凄い快挙です。その後疲れからか少しミスもありましたが、たとえ完璧な演技で終えてもキムヨナの得点には届かなかったでしょう。とにかく真央ちゃんは勇敢に戦い抜きました。

このヨナ・真央対決の陰に隠れてはいましたが、時の流れを感じさせる出来事がありました。かつての世界女王の安藤選手は５位でした。その上の４位には何と弱冠１６歳のアメリカ代表・長洲未来選手が入りました。

確かに今大会の安藤選手は不運でした。地元カナダのロシェット選手の最大のライバルと目されてしまったためショートプログラムから大きく得点を抑えられてしまいました。

今日のフリーでも安藤選手はすばらしい演技内容だったにもかかわらず、まだ後ろにロシェット選手が控えていたため思うように得点は伸びません。案の定、ロシェット選手は安藤選手を抜き最後の一人を残して３位にはいってきました。その最後の一人が長洲選手でした。

長洲さんは伸び伸びとした素晴しい演技で安藤選手をかわし４位となりました。もちろん、安藤選手の得点が大人の事情で抑えられたことによる番狂わせですが、これも運命、採点競技の宿命です。時代が若い力の後押しをしたのです。

これまでの流れからも日本の代表は２０代前半までという２５歳の壁があります。次のソチ五輪では浅田さんは２３歳。一方の安藤さんは２６歳と壁を越えてしまいます。安藤さんが現役を続けてもオリンピックにいける可能性は低いと思われます。

だから彼女はどこかのタイミングでプロスケーターに転向するのではないでしょうか。彼女の演技を見ていると観客の心をつかむ力は素晴しいものがあると思います。そう遠くない将来、プロスケーター・安藤美姫が誕生するかもしれません。

とにもかくにも真央ちゃん、銀メダルおめでとう。そして安藤さん、鈴木さん、入賞、そして何よりも自らが納得する演技ができて本当によかった。

キムヨナが首位、真央２位、美姫４位

女子フィギュア、ショートプログラムが終わりました。キムヨナ選手が首位、浅田選手が２位、安藤選手が４位、鈴木選手は１１位という結果になりました。

浅田選手がトリプルアクセルを決め、完璧な演技で７３点台を出した時には金メダルが見えた気がしましたが、すかさずキムヨナ選手もこれまた完璧な演技で７８点台の高得点。夢は一気にしぼんでしまいました。

少し採点方法が疑問ですね。演技構成点はともかく技術点でもキムヨナさんが真央ちゃんを上回ったのは納得がいかないです。安藤さんももっと高得点でもおかしくないと思うのですが。

ただひとついえることは同じ１９歳でもキムヨナさんのほうが真央ちゃんより大人っぽいですね。若さに似合わず妖艶な大人の女性を演じられるところがキムヨナ選手の大きな武器になっているようです。

まあ、それでもまだフリーが残っています。真央ちゃんには金メダル、安藤さんにはメダル、鈴木さんには入賞を期待したいです。

いよいよ女子フィギュア

オリンピックもいよいよ佳境に差し掛かりました。カーリングは人気ありますね。いたる所で深夜のカーリング中継で寝不足だという声を聞きます。僕はイマイチ面白さが分かりませんが、とにかくストーンを中に入れればいいんですよね？

そしていよいよ明日からは注目の女子フィギュア。ショートプログラムの滑走順は日本人トップが浅田選手。キムヨナ選手を挟んで鈴木選手。そして全選手中最後に登場するのが安藤選手。

個人的には安藤さんに最も注目しています。４年前のトリノでの挫折から立ち直っていく姿にドラマがありました。かつてのように４回転にこだわらず、表現力を磨いてきた安藤さん。明日はこの４年間の集大成を見せてください。

勿論、真央ちゃんにも注目します。ショートプログラムでつまづいてしまうのが最近の課題ですが、明日はノーミスで終えてほしいです。決めろトリプルアクセル。

鈴木選手は今までのことをあまり知らないので一番気楽に見られそうです。多くの国民も真央ちゃんや安藤さんに向いていますから鈴木さん自身も楽しんで演技してもらいたいです。

キムヨナ選手絶対有利といわれていますが、勝負は何が起こるか分かりません。金メダルを目指してガンバレ真央そして美姫。

菅野は視聴率の女王になったのか？

冬ドラマは視聴率的には低調です。しかしその中でも健闘しているのが、「コード・ブルードクターヘリ緊急救命」と「曲げられない女」の２本です。

「コードブルー２」は人気シリーズの続編ですし、ある程度計算できたところがありますが、「曲げられない女」はオリジナル脚本でキャストもそれほど豪華とはいいがたく、厳しい要素がそろっていたにもかかわらず１３～１４％の安定した数字を記録しています。やはり主演の菅野美穂の存在が大きいのでしょうか。１年前のキイナも安定した視聴率でしたからね。

確かに菅野さんは同世代の女性の支持が高いですし、類い稀な演技力で視聴者を引き込んでいると思われるので平均的な女優に比べれば２～３パーセントは高いかもしれません。

しかし菅野さんは視聴率女優というタイプではないと思います。僕は彼女の女優としての才能は素晴しいと評価しているけれど、決して万人受けするタイプとは思えません。バラエティーの菅野さんは好きだけれど、どうもドラマの彼女は苦手という人もかなりいるのではないでしょうか。

あまりにも役柄に入り込んでしまうため、主人公の性格が悪いと本当に菅野さん自身も性格が悪くなってしまったように錯覚します。僕の考える視聴率女王というのはたとえどんな役を演じようとも１００％は役に入りきらず、素の自分、ＣＭでの自分というものを残しているような気がします。どんな役にもなりきろうとする菅野さんは真の女優だと思いますが、僕の視聴率女王という定義からは外れています。

とはいえ、松嶋菜々子さんや篠原涼子さんがドラマ主演から遠ざかり、仲間由紀恵さんや伊東美咲さんが失速してしまったいま、とりあえず菅野さんが暫定的に視聴率女王を務める可能性はあると思います。あくまで次の視聴率女王が誕生するまででしょうが。

男子フィギュア好発進

フィギュアスケート男子ショートプログラムが行われ、高橋選手がトップとわずかな差の３位、織田選手が４位、小塚選手が８位とそれぞれが上々のスタートを切りました。

特に高橋選手は十分に金メダルが狙えます。素晴らしいジャンプ、そしてステップでした。この調子を長丁場のフリーでも維持してもらいたいです。

織田選手も十分にメダル圏内です。あの柔らかい着氷は味がありますね。小塚選手も素晴らしい演技でした。減点はトリプルアクセルの着地がやや乱れたところぐらいですね。

上手くいけば金と銅、悪くても高橋選手はメダルが取れそうです。まあ、勝負ですから何が起こるかわかりませんが。

長島が銀、加藤が銅

やってくれましたね。スピードスケート男子５００メートルで長島圭一郎選手が銀メダル、加藤条治選手が銅メダル。モーグルの上村選手がメダルを逃してしまっていただけに、日本のお家芸とも言えるスピードスケートで一気に２つもメダルが取れて日本チームも活気づくでしょう。

長嶋選手はどちらかというと努力型のタイプといわれています。あの営業マンのような腰の低いフォームも努力の賜物でしょう。

コーナリングの魔術師、加藤選手は天才肌で早くから頭角を現しました。前回のトリノ五輪でも金メダルが有力視されましたが期待に応えられず、今回こそはの思いが強かったのでしょう。銅メダルを取りながらも悔しさがにじみ出ていました。メダルをとっても悔しい。それぐらいでないと頂点に立つ権利はないんでしょうね。加藤選手の今後が楽しみです。

この調子でがんばれニッポン！

バンクーバーオリンピック開幕

いよいよバンクーバーオリンピックが始まりましたね。

報道を見る限り、注目選手は浅田真央、高木美帆、上村愛子選手といったところでしょうか。個人的にはこの３人に加え、自分と同世代のスキージャンプの岡部、葛西の両選手、女子スピードスケートの岡崎選手に注目しています。

さて金メダルの予想をしておきます。０から１じゃないですか。２個以上は奇跡に近いと思います。まあ、あまりにも現実的な予想でつまらないですけど（笑）

注目している競技はやはり女子フィギュアです。真央ちゃんには難しいかもしれませんが、ぜひ金メダルを取ってもらいたいですし、安藤選手にも前回大会の屈辱を晴らしてほしいです。また遅咲きの鈴木選手にも注目します。欲を言えば２人ぐらいメダルを取ってくれればと思います。

とにかくそれぞれが持てる力を発揮してくれればと思います。しかし、そうはいかないのもオリンピックなんですよね。

話は変わりますが、私のブログの順位が掲載されているのをみました。７０００位台でした。１００００位以内に入らないと順位は分からないんですよね。ブログ開設以来、記憶にありません。毎日見ているわけではないですが、たぶん初めてじゃないでしょうか。読んでいただいている皆さん、ありがとうございます。今後も出来る限り、ブログを続けていくつもりですので、これからもよろしくお願いします。

平野洋子さんの自殺

船越英一郎さんの妹、平野洋子さんが自殺しました。

胸が痛いです。まったく他人事ではありません。平野さんはうつ病とパニック障害を併発していたようです。どちらが先だったかは知りませんが、一般的にはパニック障害になるとうつ病のリスクが高まる傾向にあるようです。

僕もパニック障害に２０年以上取り付かれていますが、今はうつ病を併発している可能性があります。なのでこのようなニュースを耳にすると自分の将来を悲観してしまいます。

平野さんのブログを見ました。本当に辛かったと思います。自殺は絶対にいけないことと分かっていながらその道を選ばざるを得なかった彼女の無念さは計り知れません。

天国でゆっくりお休み下さい。

女子高生名人誕生

将棋女流名人戦第３局が行われ挑戦者の里見香奈倉敷藤花が清水市代女流名人を下し、３連勝で奪取しました。１７歳での女流名人は林葉直子さん、中井広恵女流６段に次ぐ史上３番目の若さです。

第一人者の清水さんに何とストレート勝ち。里見時代の到来といってもいいでしょう。中堅どころの矢内理絵子さんなどが越えられなかった分厚い壁をいとも簡単に突き破ってしまったんですから才能はもちろんのこと若さっていうのは凄いですね。清水さんがすでに４０代になりましたから新旧交代となる可能性が強いですね。

これからはすんなり里見時代となるのか同世代にライバルが現れるかは分かりませんが、里見さんを中心に女流将棋界が回っていくのは間違いないようです。

ただ里見さんにはさらに上を見て将棋を指してもらいたいです。いまの彼女の力をもってしても男子プロに勝つのは５回に１回がやっとでしょう。この差を縮めていくこともこれからの里見さんの大きなテーマになっていくでしょう。

何がともあれ、里見さん、女流名人おめでとう。

病院へ

４週間ぶりに病院へ行ってきました。

「調子はどうですか」と聴かれたので「不安感、緊張感はありますがあまり大きな変化はありません」と答えました。

先生には抗不安薬を少しずつでも減らすように言われました。それがなかなか難しいんですけどね。タイミングを見計らって試してみようと思います。