ざっくばらん(パニックびとのつぶやき)

詩・将棋・病気・芸能・スポーツ・社会・短編小説などいろいろ気まぐれに。2009年「僕とパニック障害の20年戦争出版」

「最愛」主演 吉高由里子の魅力

2021-10-23 11:41:09 | Weblog

吉高由里子が初めて目に留まったのは「白い春」というドラマでした。ふんわりとした雰囲気の中に不意に垣間見せる真の強さが印象的でした。

その後は順調に主演級の女優に成長していきました。

 

世間的には「ガリレオ」や「花子とアン」が代表作として扱われるでしょうが、個人的には初期の「美丘」、最近では「危険なビーナス」が好きです。

危険なビーナスというタイトルは吉高さんにぴったりです。彼女にはミステリアスな魅力があります。それに原作が僕が好きな東野圭吾、ヒロインが吉高さん。そして彼女の役名が楓で、スピッツの名曲を思い起こします。これだけ揃うと、ドラマ離れしている僕も観ざるを得ません(笑)

 

吉高さんの同世代の女優は豊作です。綾瀬はるか、上戸彩から同世代とすると逸材揃いで、スター性では綾瀬さん、北川景子、新垣結衣などが思い浮かびます。そういう意味では吉高さんには女優という言葉がしっくりきます。個人的に女優は作られるものではなく生まれるものという感覚があって、上の世代では松嶋菜々子、広末涼子はスター、菅野美穂は女優。吉高さんにも同じ印象があります。

 

「最愛」もタイトルと吉高さんに惹かれて観ています。さすがに吉高さんも女子高生役は厳しかったですね(笑)。20代を演じるなら問題ないですけど。

15年の歳月を行きつ戻りつしていますかさ、地方から都会、庶民から上流、姉弟の絆、殺人事件が絡み合い、面白くなりそうです。

それにしても、時が流れ、様々なものを背負った主人公.梨央の気高さ、美しさ、その奥底にかつての優しさが潜んでいる心の有り様が吉高さんの姿を通して見える気がします。

吉高さんはナンバーワンと言うよりオンリーワンの女優。今後の彼女の演技が楽しみです。

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コロナ後遺症の方へ

2021-10-20 10:20:34 | Weblog

私が「僕とパニック障害の20年戦争」を出版したのが、2009年でそれから10年以上が過ぎたので、パニック障害とはすでに30年以上の付き合いになります。また、パニック障害になると少なくとも半数以上の方がうつ病を発症します。私も30代の時には発症していました。

コロナ後遺症には味覚、嗅覚障害などいくつかの症状が伝えられていますが、ここではうつ病にも共通する倦怠感を中心に書き記していきます。 

 

少しデータを見たのですが、コロナ後遺症患者の4人に3人は半年後には治癒して、9割以上の方が1年以内に完治しているそうです。勿論、治癒率が高いのは良いことですが、治らない方にとってはそれが焦りに繋がるのかもしれません。患者さん本人の中でだいぶ良くなっているという感覚を持っている方は、希望を持ちやすいと思いますが、回復の兆しが見えないと、焦りは大きいと思われます。うつ病やコロナ後遺症の倦怠感は他人には分かりづらく、孤独感も抱きやすいです。

 

社会的にも会社や学校を辞められた方もいるのだと思われます。気力でどうなるという問題ではないですから。出来るだけ周囲の評価ではなく、自己評価を重視したほうが気分的には少し楽になるような気がします。皆さんの一日も早いご回復、そして万一、完治しなくても、何らかの希望を見出だされることを願っています。

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村下孝蔵「踊り子」

2021-10-12 12:04:26 | Weblog

遠い昔、友人の家のレコードで村下孝蔵の「初恋」を聴いていた。いい曲と思う反面、随分渋いと感じた記憶があります。

村下さんは、例えば沢田研二や西城秀樹、郷ひろみなどのスターとは対極にありました。公務員がギターを抱えて歌っている印象です。しかし、後々になって、あの人は本物のミュージシャンであり、詩人だったと気づかされる訳です。

中でも「踊り子」という曲の歌詞が好きです。

 

答えを出せずにいつまでも暮らせない

バス通り 裏の路地 行き止まりの恋だから

この出だしで情景がくっきり浮かびます。

 

林檎の花が咲いてる暖かい所なら何処へでも行く

現実逃避ですかね。それにしても村下さんの言葉は美しい。

 

つま先で立ったまま君を愛していた 

どこか無理していて、不安定さを感じます。

 

踊り出す くるくると 軽い目眩の後

写真をばらまいたように心が乱れる

「写真をばらまいたように心が乱れる」

この表現凄いなあ。カッコいい。村下さんはロマンチストですよね。

 

この美しく上質な言葉に哀愁のあるメロディ、確かな歌唱力が加わる訳ですから名曲になるのも頷けます。

 

YouTubeを見ると、木村文乃や長澤まさみら綺麗な女優さんの映像が花を添えています。

 

それにしても若くして亡くなられたのは残念です。それでも村下さんの曲は、今もなお力強く生き続けています。

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ロングヒットを願いながら

2021-10-07 10:34:19 | Weblog

ガラスハートを磨きあげ

ロングヒットを願いながら

秋の風に紛れ込む甘い香り切なく

 

ヒーローになれない僕とヒロインの君

片寄せながら歩いても

運の命が二人を強く引き剥がそうとする

君は近々、僕が相手役でないことに気づくだろう

そろそろ美しい荷物を降ろそうか

 

それでもロングヒットを祈りつつ

男心と秋の空

暴かれていく

澄みわたるほどに

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大谷46号、有終の美

2021-10-05 10:43:36 | Weblog

大リーグ、エンゼルスの大谷翔平選手の長いシーズンが終わりました。最終戦で放った46号は決して彼本来のものではありませんでした。おそらくスイングの軌道が変わってしまっているのでしょう。昨日のホームランももっと高く上がるはずですし、ここ最近はレフトへの打球の伸びも欠いていました。原因は二刀流の疲れからかもしれませんね。

 

それでも、コロナ渦の暗い世相の中で数少ない明るい話題を提供し続けた彼の存在は光り輝いて、太陽のようでした。

46本塁打という数字はとてつもないものではありますが、個人的には驚きません。大谷君の能力は桁外れですから。これぐらいは打つと思っていました。ただ、投手として1年間ローテーションを守り、成績を残しながらということは想像できませんでした。圧巻でしたね。

 

タイトルに関しては仕方ないと思います。バッターは受け身ですから、逃げられたらどうしようもありません。アメリカ、日本に関わらず、誰々には取らせたくないと思われたらそれまでです。

しかし、当の大谷選手はタイトルにこだわりはありませんでした。シーズン終盤、「もっとヒリヒリした勝負がしたい」の言葉が彼の考え方なのです。ホームラン王を争っている選手が何度もセーフティーバントを試みる姿を僕は初めて見ました。

セーフティーバントに象徴されますが、盗塁、三塁打が多いスピード感も彼の大きな魅力ですね。

 

子供の頃、僕の自宅の本棚には偉人の伝記が並んでいました。リンカーン、エジソンらとともにベーブ・ルースの本もありました。100年後の本棚には大谷翔平が加わっているといいですね。

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