2勝2敗で迎えた日本シリーズ第5戦は6対2で阪神がオリックスに勝ち、日本一に王手をかけました。オリックスが2対0とリードして迎えた8回裏、阪神が集中打で一挙6点を取り、逆転しました。
近本、森下、大山らがオリックス自慢のリリーフ陣を打ち崩しました。この時に改めて気付かされました。「俺は阪神タイガースが好きなんだ」と。
少年の頃の授業中、当時のタイガースのスター選手の下敷きの裏面に六甲おろしの歌詞が書いてあって、暗唱していたことを思い出します。「鉄腕強打幾千度 鍛えてここに甲子園」って。あの時の気持ちが残っていることに気付かされました。
阪神が強くなった要因のひとつは、岡田監督が四球の重要性をチームに浸透させたことです。
最も変わったのは近本選手じゃないですか?何故、栗山監督が攻守走すべて高いレベルにある近本君を侍ジャパンに呼ばなかったのか。それは出塁率の低さなのだと思います。
彼は変わりました。四球を取れる選手になり、出塁率もリーグ3位です。大山選手は最高出塁率のタイトルを取りました。四球の重要性を知った若い選手たちは物凄い財産を手に入れたと思います。
とにもかくにも、ここまで来たら阪神に日本一になってもらいたい。少年時代、ヒーローだった岡田さんが胴上げされる姿を目に焼き付けたい思いです。
阪神勝利の余韻に浸っていたら、ドラマが始まった。「ゆりあ先生の赤い糸」。主演は菅野美穂。今回初めて見ましたが、話はかなり入り組んでいます。夫が寝たきり。そして彼には男女の愛人がいて、ゆりあは自宅に2人を迎え入れる、といった話です。
菅野さんらしい演技でした。瞬間的に表情を変化させる彼女の反射神経は、まだまだ衰えていない気がします。周りを見渡せば、同世代の女優で民放ドラマに主演できる人は、ほとんど思い当たりません。男優ならば菅野さんの夫を始め、多いとは思うのですが。
また彼女の下の世代でも、例えば上戸彩が主演できるかと言えば、かなり難しいと思います。それだけ女優の新旧交代は激しく、中心は有村架純、広瀬すず、橋本環奈、浜辺美波らに移りました。
その中でベテランもまだまだというところを菅野さんには見せてほしいです。
日本シリーズの阪神、テレ朝育ちの菅野とくれば、ニュースステーションでも始まりそうな勢いでしたが、白髪頭の久米さんは出てきませんでした。