藤井王位の3勝1敗で迎えた王位戦第5局は藤井王位が挑戦者の豊島竜王を下し、4勝1敗で防衛に成功しました。
第5局を少しだけ振り返ると、2日目の入り口で豊島さんが銀で角取りとしましたが、それに構わず藤井君は桂を跳ね飛車取りとしました。当然、豊島さんが銀で角を取り、斬り合いになると思われましたが、意外にも飛車を逃げました。藤井君はこのやり取りで銀をただで手を入れました。豊島さんに何か誤算があったのでしょう。この局面から一気に藤井ペースになり、そのまま押しきりました。
これで藤井二冠は名人、竜王から立て続けに防衛しましたが、まだ藤井時代の土台作りの段階だと思います。
同じく豊島竜王との叡王戦五番勝負は、現在2勝2敗。最終局は個人的には互角と見ています。この勝負の意味は大きいです。藤井奪取なら藤井三冠、豊島さんが竜王のタイトルのみとなり、豊島防衛ならお互い2冠のままとなり、まだ混戦状態が続きます。藤井二冠は竜王挑戦の可能性も高まっており、ますます目が離せません。
8月の秒針が夏道を駆ける
オリンピアンのような美しいフォームを崩さずに
通り雨がさりげなくアスファルトを冷まし
僕は少しだけ救われた
目の前にはありふれた人気ない公園
ブランコを揺らしても童心には帰らない
隅に置かれた役に立ちそうもない公衆電話
撤去されることもなく
恥ずかしそうに死んでいる
足裏の灼熱も忘れされる砂浜のざわめき
少し日焼けした顔の浴衣の君
あの公衆電話と同様に秒針は止まり
もう二度と動くことはない
僕の友だちはマネー
しかし友だちは少ない
何故だか知らないが
彼らは僕のもとから離れていくのだ
福沢のことも親友だと思っている
だけど、福沢には残念ながらその思いは届いていない
それにしても夏の夕焼けはとりわけ美しい
オレンジをまぶした空色が僕の目を奪っていく
視線の先に両親に挟まれた小さな女の子
彼らにどれだけマネーの友がいるかは知らない
それでも夕陽に写された後ろ姿は
デコボコの影さえも幸せそうで
僕は急に人恋しくなった
新型コロナウィルスがこれまでにない速さで拡大しています。私もコロナ渦を1年半経験してきましたが、今が最も危機感を感じます。デルタ株に置き換わってから、それまでは週単位だったものが、日に日に増えている感覚です。
埼玉在住で中高年ということもありますが、もう1つ個人的にパニック障害とうつ病を抱えているというのが、かなりのウエイトを占めているのだと思います。
ワクチンに関しても、そうした理由から抵抗感があります。パニック障害ではなくとも、1日にして人生が悪い方に大きく変わった経験のある方なら多少解ってもらえるでしょか?
かといって、ひとたびコロナにかかれば、中等症であっても、呼吸が相当苦しいと聞きます。パニック発作には呼吸が激しく乱れる症状が伴うので、もしコロナに感染したらという不安があります。
自営業のため、経済的にも苦しく、もはや逃げ道はありません。余生という感覚すらあります。まあ、1日1日をできる限り、充実したものにしていきたいです。